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フィラリア予防薬について

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2008/12/22 14:59

毎月1回、フィラリアの予防薬(ミルベマイシンA)を飲ませいているのですが、飲ませ忘れてしまいました。
気をつけていたはずなのに、このようなことをしてしまい、飼い主として失格です。
9月末までは、毎月飲ませていますが、次に気づいたのが12月20日でした。びっくりしてあわててその日に飲ませました。
後から、いろいろ調べたら、感染している犬に飲ませるのは、ショック状態に陥ることがあるので良くない・・ということを知り(もちろん感染していると決まったわけではないのですが・・)、自分のしたことが正しかったのか、また、今後どのようにすればよいのかアドバイスをお願いします。
犬は、ミニチュワダックス7歳。室内で飼っています。
数回予防薬を飲ませ忘れた場合の感染の可能性など、どの程度なのかも、併せて教えてください。よろしくお願いします。

りんごりんごさん ( 千葉県 / 女性 / 33歳 )

回答:2件

フィラリア症

2008/12/24 09:14 詳細リンク

蚊の唾液腺から出たフィラリアの感染仔虫が、皮膚の穴からワンちゃんの体内に入り、それが何度か脱皮を繰り返し、心臓に到達するのに、約4ヶ月くらいかかるといわれています。ですから9月まで飲んでいて、10月、11月の2回抜けてしまった今回のケースでは、ショック症状が出ることはまずありませんし すぐに飲ませたのは正しい処置だったと思います。

当院はこのフィラリア症予防薬をお渡しするとき、必ずこの薬は『過去を清算する薬』ということを飼い主さんにお伝えするようにしています。つまり、今回のケースのように、9月20に飲ませたお薬は、8月に薬を飲ませた日の翌日から、9月20日までの間に、ワンちゃんの体に入ったフィラリア仔虫を殺すお薬で、9月20日から一ヶ月効いている薬ではありません。ですから今回のケースでは、9月20日から11月20日の2ヶ月の間に、ワンちゃんの体に入った仔虫は、生存して、来シーズンの始まりの時には、右心で成虫になっている可能性があります(地域によって可能性は全く違ってきます)。 成虫が多数いたり、ミクロフィラリアといわれる仔虫(蚊に体を経験した感染仔虫とは別)が多数いたりすると、ショックが出たりしますので、感ならず、成虫の検査や、ミクロフィラリアの検査などが必要となります。 来年のフィラリア予防のシーズンになったとき、必ず2回抜けてしまったことを、掛かり付けの先生にお伝えくださいね。

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RE:フィラリア予防薬について

2008/12/28 10:17 詳細リンク
(5.0)

フィラリアの感染と予防薬との関係についてお話します。フィラリアの感染は、幼虫を保有する蚊に吸血された際に、吸血孔より幼虫が侵入することにより成立します。感染した幼虫はすぐに心臓に到達するわけではなく、約60日間は皮下組織や筋肉内で成長を続けます。その後さらに成長を続けると血管内に侵入して心臓に到達し、生殖活動を行い、ミクロフィラリアという子虫を産むようになります。月々の予防薬で駆除できるのは幼虫が皮下組織や筋肉内に留まっている段階で、それより成長して心臓に到達してしまうと駆除することができません。ただし、ミルベマイシンは、血管内に侵入した後でも初期の段階であれば駆虫することができます。

今回、9月の末から12月20日の約80日間に予防薬の投与をされなかったということなので、もし10月の前半に幼虫が感染したとすれば、感染後60日以上経過しているので既に心臓に到達している可能性はあります。しかし、残念ながら現在感染しているかどうかを検査することはできません。なぜならその検査は、感染後6,7ヶ月の、十分成熟した雌虫の分泌物を血液より検出する方法により行われるからです。予防薬を投与していなかった間の感染の有無がはっきりするのは、来年の春以降になります。感染の可能性はその地域にどの程度フィラリアに感染している犬がいるかどうかにもよります。ご心配でしょうが、来年の春以降にかかりつけの先生の下で検査を受けられるようにしてください。

また、感染している犬に予防薬を飲ませるとショック状態になることがありますが、それはミクロフィラリアという子虫が体内に大量にいる場合で、現時点ではたとえ感染していてもまだ子虫を生むまで成熟してはいないので、たとえ予防薬を投与してもショック状態となる心配はありません。

評価・お礼

りんごりんごさん

すごくよく分かりました。
詳しい説明を、分かりやすく丁寧にしていただき、ありがとうございました。

質問者

りんごりんごさん

ご回答ありがとうございます。

2008/12/24 12:20

お忙しいところ、早速ご回答くださいましてありがとうございます。
先生からのお話ですと、フィラリアの仔虫が心臓に到達するまで約4ヶ月かかる・・・とのことですが、もし10月の初めに仔虫が体内に入ったとすると、心臓に到達するのは、2月初め頃になると思います。現時点では、感染していてもそこまでには到達していないのなら、現時点で何かしておくべきことはあるのでしょうか?
もちろん感染しているかはまだわからないのですが、(今の時点で血液検査をしても感染は分からない・・と言われましたので)フィラリアは治りにくい、怖い病気というイメージがあります。もし何か出来ることがあるなら、教えてください。
それと、現在のフィラリアの感染率というのは、どの程度なのでしょうか?もちろん先生のおっしゃるように地域によって違うと思います。昔に比べて蚊も減ってきているように感じるのですが、今でも感染率は高いのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、ご回答、よろしくお願いいたします。

りんごりんごさん (千葉県/33歳/女性)

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