対象:投資相談
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20代です。
サブプライムローン問題で今現在世界的に通貨価値が日本円に比べ価値が低下していますよね。
今の日本は年金問題や社保庁の横領など未来が不安です。
その為私は貰えるかどうかが怪しい年金ではなく、自分自身で今後の、将来の資金を増やしたいと思っております。
その為に自分なりに調べたところ外貨建てMMFが良いのではないか、と思いその運用を検討しております。
しかし、外貨建てMMFは外貨預金に比べ金利が分かりにくい。
外貨預金は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年とありそれぞれに金利が設定されていますが
外貨建てMMFの金利はどの時点で確定するのでしょうか?
確かに証券会社により一日毎や、一日の中でも数時間毎に金利が変わるのは知っていますが、それらの金利は一月持っていたらこれくらいの金利が付くという事なのでしょうか?
それとも1年単位の金利なのでしょうか?
外貨建てMMFは外貨預金の定期とは異なり、普通預金の様にいつでもおろせますが、例えば1日、3日、7日、1ヶ月で日本円に戻した場合、差益を含めず金利のみの話の場合金利はどうなっているのでしょう?
また、今回のサブプライム問題で株で100万ほど損をしたため、今後は低リスクで運用を考えています。
FXは考えておりませんが、他にどういった運用方法があるでしょうか?
補足
2008/12/12 12:50「為替変動による利益や損失」によるリスクは承知しております。
証券会社の外貨建てMMFの金利というのは、仮に1年この金利のまま預けられたらこれだけの金利になりますよ。
という認識で良いでしょうか。
私は外貨預金ですと1ヶ月、3ヶ月と記載があったので、1ヶ月間預けた場合一月でこれだけの金利がつくものと思っていましたが、それはそのまま1年預けた場合の年金利であって、月の金利ではないわけですよね?
だとしたら中・長期の運用を考えた際、外貨建てMMFの運用は為替による差益を期待して求める以外魅力はないのですね……
子狸ぽんたさん ( 東京都 / 男性 / 22歳 )
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利回りと投資期間の関係
子狸ぽんた 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
利回りと投資期間の関係を整理しましょう。
(1)投資期間を5年とあらかじめ決められている場合の利回り
(2)いつでも投資を止められるけど結果として5年間投資した場合の利回り
は異なります。
(1)が5年の外貨預金の利回り、(2)が外貨MMFに5年間投資した結果の利回りです。
通常の場合であれば、(1)>(2)となります。
外貨MMFに投資する利回りは、外貨MMFが投資する債券の満期までの保有期間によって決まります。子狸ぽんた様がどれくらい長く外貨MMFに投資していたかは関係ありません。
外貨MMFは原則として満期までの期間が1年以下の債券を投資対象としています。時価はありますが、それほど大きく変動しません。したがって、外貨MMFの価格変動の太宗は為替によってもたらされると考えられます。
為替のリスクは株式のリスクと比べてもそれほど小さいものではありません。同じように100万円損を出す可能性があることを認識しておきましょう。
そして、そのリスクを回避しようとして為替リスクをヘッジすると、理論的には外貨MMFは円貨建てMMFと同じ利回りになります。
外貨MMFを使うケースについては、一般的な株式と債券のポートフォリオで、追加的に、外貨のポジションのみを引き上げたいときに使うとよいと思います。日本より外国のほうが成長率が望めると思うのであれば、外国の株式のウェイトを引き上げればよいと思います。外貨建て資産の比率も当然上がります。
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外貨MMFの投資先
FPの岩川と申します、はじめまして。
一ずつ説明します。
外貨MMFは、外国の短期債券への分散投資商品です。
まず、債券は、国や企業を相手に、お金を貸すことで金利を得られ、償還日には元本が返還される商品です。
冒頭で申し上げましたが、
外貨MMFは、債券(短期債券)をたくさん保有(分散投資)した商品です。
ちなみに国内の短期債券への分散投資商品は、円建てMMFです。
債券は、償還まで保有すれば元本が返還されますが、途中で売買により換金することが可能です。したがって、毎日売買すされることで債券評価(価格)が変動しています。
つまり、価格が変動する債券に分散投資をしているMMF(国内も外貨)も、毎日価格が変動することになります。
外貨ベースでは、円建てMMFと同様に元本の割れる可能性は少ないといえますが、円ベースで考えると為替の影響を直接受けますので元本割れの可能性もあります。
もちろん逆もあります。
■外貨MMFの注意
実際に資産形成に使用する場合の注意を申し上げます。
●短期における注意
運用益(金利収入)以上に、為替が変動すれば、収益は一瞬にして消滅する可能性があります。
資産が殖えるかどうかは、為替相場次第となりますので、
「上がるかもしれません」が「下がるかもしれません」
つまり、短期では「予測」に頼る投資となります。
資産形成というよりは、余裕資金で行う投機と考えられます。
補足
●中、長期における注意
十分な運用期間があれば、為替の変動以上の収益が期待できます・・・・
しかし、ここで忘れてならないのは、外貨MMFは「短期債が主な運用先」である事です。
中、長期の場合は、「中、長期債を運用先」としている「外債ファンド」の運用益が高くなるのと考えられます。
つまり、同じ為替のリスクを取っているのに、リターンに違いが出ます。
ですから、はじめから長期運用と分かっていれば、外貨MMFを選択する必要は薄れます。
株や債券は、上下をしますが、資産価値を守る役割を果たします。
サブプライムローン問題だから低リスク商品に投資する。
(好景気の兆しが見えたら、高リスク商品を購入するのでしょうか。)
それでは、過小評価される商品を購入することは、難しい考えになります。
短期は別ですが、長期投資は、市場に関係なくはじめてよいのでは
ないでしょうか。
不明なことがあれば、気軽にご質問ください。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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外貨MMFの利回り表示と、外貨建商品のリスクについて
子狸ぽんた様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
外貨MMFは当該通貨の短期金融商品で運用し、実績利回りで表示されます。通常は各運用先が週毎に前週の実績運用利回りを年間の利回りに換算してホームページ上に表示しています。
金利は日々計算されますので、1日でも7日でも解約された場合には、その間日数分の金利を計算してお手元に入ります(為替手数料が必要です)。
外貨建てMMF一般的には為替手数料も低く、金利が高めです。外貨建て定期預金より有利な商品としてお勧めしています。宜しければ下記のコラムをご一読下さい。
外貨預金と外貨MMFどちらがお勧め
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/24556
外貨の交換手数料と比率
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/19179
なお、外貨預金も外貨MMFもリスク商品で、為替リスクを抱えています。表面的に利回りが高く見えますが、原則的には高金利国はインフレ率が高く、低金利国の通貨(円)に対して安くなります。
長期投資として、為替の影響を考慮し、年金基金などが設定する外国債券(外貨MMFも外国債券です)の期待リターンは2.5%程度です。
一般的に低リスクの商品といわれるものは、円MMF、円定期預金、そして日本債券に為ります。例えば外国債券だけ購入した場合の期待リターンとリスク(標準偏差)は2.5%と12.5%になります。これは単年度の運用結果の68%が-10.0%〜15.0%の範囲に入り、結果の95%は-22.5%〜27.5%の範囲に散らばることを示しています。
このため、国内外の株と債券への分散投資でリスク・リターンをコントロールすることになります。
恩田 雅之
ファイナンシャルプランナー
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預金とMMFの違い
子狸ぽんた さん
こんにちは、FPの恩田と申します。
MMFは投資信託に分類されますので原則元本確保されない金融商品です。格付けの高い短期債券で運用をしています。債券は市場で取引されますので日々利回りは変動します。
預金のように銀行が金利を約束している金融商品ではありません。
ですから、経済状況や金利の状況により債券価格が変動した場合に利回りが変動しますので、預金のように金利を約束することはできない仕組みです。可能性は低いのですが元本割れすることもあります。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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公的年金を上回る運用
はじめまして、子狸ぽんたさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
外貨MMFの利回りについては、国内のMMF同様に実質利回りを年率に直した数字が出されています。
ですので、その数字は日々変化していると思われて良いでしょう。
払い出しについても、運用された日にち分の分配金を計算されて払いだされます。
ただ、年金の代替としては少し利回りが低いですね。
日本における公的年金の設定された予定利率は3.2%ですので、これを上回る利回りで運用できなくては、逆に損をしている事になりますね。
また利回りだけではなく、掛け金は所得税控除の特典もありますので、更に利回りを良くする必要があるでしょう。
投資について、老後の資金を準備されようと思われるのであれば、まだ子狸ぽんたさんはお若いので小額で積み立てをされても、効果は十分期待できると思います。
また、株でマイナスになった資産も取り返す期間も十分ありますので、投資の基本を守り長期投資をされると良いでしょう。
私がお勧めするのは、投資信託での運用で分散投資をする事です。
分散には、国や地域の分散や銘柄の分散、運用会社の分散、時間の分散など様々な分散があります。
分散投資でポートフォリオを組まれ、長期で運用されると良いでしょう。
また、確定拠出年金という方法もありますので、短い期間での損得ではなく、目標の時期にどれくらいになれば良いかというプランを描かれて、ポートフォリオを組まれると良いでしょう。
(現在のポイント:-pt)
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