対象:住宅設計・構造
教えて下さい。
現在、新築用地を探しております。
物件の少ない地域で、ようやく出てきた40坪の土地なのですが、
日当たりが悪くなりそうで心配しております。
解決策はあるのでしょうか?
第一種住居地域、建蔽率40、容積率60
北北東に5Mの私道に接する
裏手の南南東はすぐに住居(2階建て戸建)
東北東、西南西は現在は建物がないが、今後は住居建築予定
北北東間口10.8、奥行(?)12.1の正方形の土地
北玄関は抵抗は抵抗は無いのですが、南に戸建が隣接しているので
南にリビングを作っても日当たりはかなり悪くなってしまいますよね。
11月下旬お昼時11:30で40〜50%は陰っておりました。
今後、東西に建築物が建つと、全く日が入らなくなってしまいそうで懸念しております。
トップライトや吹き抜け等で解消できるのでしょうか?
一階に玄関と駐車場を置き、建築物事態を高くする等の方法は有効なのでしょうか?
容積率の低さは影響ありますか?
基本的には、
1Fに玄関、広めのLDK(一部畳コーナー)、トイレ、バス、階段(玄関すぐではなく、奥の見えない部分かリビング階段)
2Fに主寝室、子供部屋2部屋(初めは2部屋続きでゆくゆくは2部屋に分割)、トイレ
といった間取りを考えておりましたが、全体的に上に上げることで日当たりが解消できるのであればそれも考えております。
ただ、リビングが上階で主寝室や子供部屋が下の階と言うことは考えておりません。
宜しくお願い致します。
補足
2008/11/28 14:51皆様、ご返答ありがとうございます。
それぞれのご意見を参考にさせて頂きます。
一点、お恥ずかしいのですが、訂正です。。。
皆様が懸案事項とされていらっしゃる、容積率ですが、80%の誤りでした。
すみません、折角ご回答頂いているのにこちらがうっかりと、入力ミスです。
正しくは、
建蔽率40、容積率80です。
お願い致します。
ayasyoryuさん ( 千葉県 / 女性 / 35歳 )
回答:7件
日当たり
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、建築の法的条件からですと延べ面積が32坪しか建築できない状況です。
そうなると、仮に総2階のお住まいであればワンフロアー16坪という計算になります。
この条件で日照や光を重要視されるのであれば、2階にリビングなどのパブリックスペースにし、1階はプライベートな部屋、といったプランニングをされた方がいいのではないかと思います。
2階のリビングであれば、トップライトや吹き抜けといったものも取り入れやすく、明るい開放的な空間ができやすいでしょう。
特に明るい暗いといった感覚は、個人の価値観がうまく設計者に伝わらないとご自身のイメージとは全く異なるものになります。
設計者は明るいと思っていても、注文した側は明るくないという現象が起きます。
なかなかご自身のイメージを伝えるのは難しいものです。
いずれにしても、限られた面積の中でどのパターンが広く明るく、しかも低コストなのかをいくつかの提案を受けられて検討されることをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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横山 彰人
建築家
4
光が溢れる家
その土地環境が気に入っているかどうかが、一番大切だと思います。気に入っているなら購入した方が良いでしょう。
この時代、敷地の周りが現在いくら空いてても近い将来家が建つことは、覚悟しなければなりません。従って周りに家が建つことを前提にして、設計をスタートすることが大切だと思います。
この場合建ぺい率が40%ですから、60%を土地として残さなければなりませんので、私なら中庭案を採用するでしょう。 もちろんどのような中庭案にするか敷地を見てみないと分りませんが、光が溢れる家が出来ると思います。
建物を上げることは工事金額もかかりますし、あまり意味があるとは思えません。
私の設計で結構中庭のある家や、家の中央にトップライトのある家を設計していますので、ホームページの中庭のコーナーを見てください。 千葉の市原にも中庭がある家を設計しホームページにも載せています。
相談いただければいろいろな資料もお見せできると思いますので、お気軽にどうぞ。 横山彰人
安井 正
建築家
-
延べ面積について
日当たりについてはayasyoryuさんが書かれているように、
吹き抜けやトップライトの工夫で解決できると思います。
建ぺい率40%なので建物配置が大切ですね。
駐車場をどうとって、庭などの外部空間をどう取るか。
敷地の大きさからL型など、良いかもしれません。
1階のLDKと一体的に使える庭やデッキテラスなどを上手く考えると良いと思います。
当然、隣家からの視線なども考慮しなければなりませんが。
建ぺい率40%、容積率60%ということは、
郊外型の庭付き一戸建てが立ち並んでいくのを想定した住宅地ですね。
土地が40坪なので延べ床面積で24坪(約80平方メートル)まで建てられますが
広さとしてはそれでご納得でしょうか。
これまで、私が設計した家でも、家族4人で20坪台半ばというのはありましたので
プランや空間構成の工夫で、広々感じられる快適な家はできるとは思いまが
親との同居の可能性があるとすれば狭いかもしれません。
すでに、考慮済みでしたら、ごめんなさい。
敷浪 一哉
建築家
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日当たりだけなら
ayasyoryuさんこんにちは。
敷地の半分ほどが日中日影になっていることに不安を持たれるのお気持ちは十分わかります。
しかし、想像してみてください。
日当たりのよいお部屋とはどういうものなのか。
部屋の全部の部分が日向になっていないと日当たりが良いお部屋じゃなくなってしまうんでしょうか。
いやいや部屋の中に日が差し込めば、それは日当たりのよい部屋ということになりますよね。
ご指摘の土地がどういう環境かは文章だけでは計りかねますが、建蔽率40%の土地で、もっとも日が低いこの時期に敷地の50%が日向であるということは、おそらく問題なく日のあたる家にできると思います。
それは、たとえ東西に家が建ったとしてもです。
これは大雑把な考えですが、1階の床の高さは大体地面から50cmくらいです。そこから窓の高さは大体2mくらいです。つまり、地面から2m50cmの高さが日向であれば部屋の中に日が差し込むということです。
だから、地面が日向であるかということではなくて、脚立などに乗った状態で、自分の目線くらいの高さが日向かどうかという判断で、この場所なら日が入るだろうと思っていただければよいかなと思います。
ちなみに、写真の家は、南面にすぐ3階建ての家が建っています。土地は40坪ほどで東西に長い長方形+旗竿形状です。それで、1階の部屋にあんな感じで日が入ります。部屋全部が日向じゃなくても日が差し込めばいい雰囲気ですし、自分自身日向にさらけ出されるよりも、日影でたたずんで日の差込を見ている常態のほうが、精神的に落ち着くんです。
それよりも気になるのは、ほかの専門家の方も指摘していますが、容積率60%ということは、24坪程度の床面積の家しか建てられません。
その辺を熟考されて、そして専門家の方へも相談されて決断されるのがよろしいかと思いますよ。
森岡 篤
建築家
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北側道路のメリットもあり
ayasyoryuさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
南側に2階建てが建っていると、日当たりが悪く感じますよね。
でも、見られたのは11月下旬ということで冬至まで1ヶ月弱、1年の内かなり日当たりが悪い時期で、これから夏に向け日当たりが良くなり、夏至には敷地のかなりの範囲に日が当たります。
土地を探す時は、隣地に建物が建っていなくても、いずれ建つということで、全て建物がある条件で比較する必要があります。
そうすると、同じ面積、同じ用途地域で今回の土地より日当たりが良いのは、南側道路となります。
では、南側道路の敷地でないと、日当たりの良い家はできないかというと、必ずしもそんなことはないと思います。
南側道路は一般に評価は高いでしょうが、北側は隣地のため北側斜線による建物形状の制限を受け、北境界線から離し建物を南に寄せることが多いです。
北側道路の場合は、北側斜線は道路の反対側からとなるので、南側道路の場合より緩和され、2階建ての十分な高さで北側に寄せて建てることができます。
又、庭が道路に接しないので、プライベートで落ち着いた庭が作りやすいようなメリットもあります。
私は、建物配置と吹き抜け等の工夫で、明るい家ができると思います。
高い窓には十分日が当たるので、トップライトは注意して採用する必要があります。
北側の高さ制限が楽なことから、1階床をある程度上げることはでき、それなりの効果はありますが、対費用効果と使い勝手の問題ですね。
問題は、建ぺい率、容積率からの面積がこれで良いのかというところが一番大きいように思いますが。
参考にしていただけたら幸です。
野平 史彦
建築家
1
ぜひ、一度遊びにきて下さい!
はじめまして、ayasyoryuさん
第1種住居地域で40/60はないだろうと思っていました。
ご質問の回答は多くの専門家が答えてくれているので、参考になさって下さい。
ただ、もし、ご希望を叶えるには難しい敷地かも知れない、という懸念をお持ちになっていらっしゃるなら、家づくりはハウスメーカーではなく、住宅を多く手掛けている設計事務所にご相談されることをお薦めします。
ハウスメーカーは、どんな敷地でも自分達の仕様に合わせた家づくりしかできませんが、設計事務所は、その道のプロとして、その敷地条件を最大限に活かした家づくりをしてくれます。
私事で恐縮ですが、私の自邸はガケの上に建っています。南側隣家は近接してさらに高い地盤の上に建っているので、リビングもダイニングも南に窓はありません。
南側中央に光庭とトップライトのある吹き抜けを設け、そこを”光り溜まり”とし、LDには朝から陽が暮れるまで明るい日差しを取り込む事ができます。(写真参照:我が家のダイニング)
ayasyoryuさんは千葉県にお住まいとのことですから、お近くならぜひ一度遊びにいらして下さい。
設計事務所を訪問することに二の足を踏む方が多いかもしれませんが、それなら、私の自邸のダイニングで毎月「船橋建築塾」というお茶会を開いていますので、宜しければそんな集まりにご参加頂いて、家づくりを考えている他の方々の意見を聞いてみるのも、また参考になるかと思いますよ。
12月は20日(土)に開催しますので、お暇ならお顔を出してみては如何でしょうか?(このQ&Aで知り合った方も参加されています)
ayasyoryuさん
2階リビング
2008/12/02 14:22お世話になっております。
参考になる数々のご意見、ありがとうございます。
トップライトや中庭案等で、1階が真っ暗にならず、光が差し込むことは良く解りました。
ただ、子供がおりますので、「生活に支障のないお洒落な明るさ」ではなく、「元気に生活できる光があふれる明るさ」が欲しいのです。
多少全体的な明るさが物足りなくても、部分で光が強く差し込んでいるのは、とてもお洒落で素敵で個人的には大好きなのですが、小さな子供がおりますので、健康的な明るさが欲しいのです。
そして、リビングを中心に生活することが希望です。
その為には、2階リビングにすることが一番効率的なのでしょうか?
一点、2階リビングを懸念するのは、1階に子供部屋を置いてしまうと、結局はリビングを通らず、1階の玄関から即自分の部屋に入ってしまうのではないかという点です。
男の子が2人なので、ゆくゆくはリビングにいる時間はほとんどなく、個々の部屋に入ってしまうのかと思いますが、極力それは避けたいので、なんとかリビングを取らなければ個々の部屋に行くことが出来ないような設計にしたいのです。
2階リビングにした際にも、リビングを通ってから1階の部屋に行くという設計は可能なのでしょうか?
それは効率が悪くなるのでしょうか?
2階リビングにした際には、
1階 主寝室、子供部屋、バス、トイレ
2階 リビング、トイレ
となるのでしょうか?
再度の質問となりますが、宜しくお願い致します。
ayasyoryuさん (千葉県/35歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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