対象:マッサージ・手技療法
はじめまして。
私の妻は2004年3月頃に扁桃炎を患い、その影響で両腕にも炎症による痛みが生じ、プレドニンによる治療を受け、3ヶ月ほどで完治しました。
2007年5月頃に風邪をひき、その影響からか、左腕に以前のような痛みを覚え、プレドニン治療を再開しました(その後右腕も炎症発生)。
この両腕の痛みが落ち着いてきていた2007年11月頃、散歩中に左脚をひねり(不確か)、その後ふくらはぎの疼痛を覚えました(炎症反応なし)。
ふくらはぎの炎症はないものの、痛みの感覚が両腕の痛みの時と似ていたため、原因は不明なままプレドニン治療を腕の治療に引き続き行ってきました。
左足の痛みが若干ひいて来た2008年9月頃に右足を車のドアに挟んでしまいました。その痛みはふくらはぎに「あがって」きました。
現在、両足とも炎症反応はなく、血液検査、筋電図、レントゲンを見ても異常はありません。しかし、ひざを曲げて座ったり寝たりするには痛みはないものの、歩行の際はもちろんのこと、数分間座って脚を「下」に下げていると両足とも赤紫色に変色し、ひどい筋肉痛のような痛みを覚えます。
現在は鎮痛剤なしでは歩行できない状態です。
麻酔科の先生の診断ではCRPSでもないようです。
神経ブロックの効果も長持ちしません。
妻のことなので大変悩んでいます。
どうか治療のヒントとなりうることを教えてください。
よろしくお願いします。
ファンタレモンさん ( 神奈川県 / 男性 / 32歳 )
回答:2件
少し確認したいことは
足を下に下げると痛みが出たり、血色が悪くなるのは、単純に循環の問題が考えられます。
(リンパによる問題ですと、座っても立っても寝ていても症状があまり変わりません)
検査内容を見てみると、筋肉や骨の問題を主に行っており、行っていない検査としては、血管の超音波検査(ドップラー)による、足の奥の静脈(深部静脈血栓症)の検査です。その他、造影CTや、MRIなどがあります。
CRPSは、自律神経が原因で、血管が緊張してしまい、循環が悪くなる状態です。
一方、深部静脈血栓は、血管自体が詰まっているため、動脈を通り、血液は末梢の方に行くが、戻ってくる静脈が詰まっているために、戻れず、ふくらはぎがパンパンになってくる状態です。
(もし、ワーファリンや血液が固まりにくくなる薬を薬を飲んでいるなら、それが疑われています)
血管の問題なので、足を下に下げると、症状が強くなり、(あおむけで)足を挙げた状態でしばらくいると楽になってくるなら、可能性が高くなります。
この場合、相談先は、循環器科になりますので、今の担当の先生と相談した上で紹介いただくのが良いかもしれません(本来、高齢者や欧米人に多い病気なので、先生が少し対応を躊躇しているのかもしれません)。
私が考えつく、病気はこれくらいしかありません。
ご参考になれば幸いです。
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単純化して考えてみてはどうでしょう。
はじめまして、川井筋系帯療法の川井太郎と申します。
奥さんのご様子お察しします。
病院でさまざま精密検査をしてはっきりとしたことがわからないのは不安ですね。
今回の場合、少し単純化して考えてみると、
以前の扁桃炎を起因とする両腕の痛みは、細菌やウィルス感染のよる炎症の影響ですが、今回の両脚の痛みについては、いずれも外傷による発症要因があります。
そして、左足を捻ったうえ約1年近く痛みが続いていることからおそらく不自然な歩行をしていたと思われます。また、右足を車のドアに挟んでいますので、やはりそれ自体の痛みで歩行が不自然であったと考えられます。
そうすると、股関節や膝関節、足関節の角度が不自然な角度で使われていたため、それぞれの関節周囲の筋肉が過剰に緊張した状態になっていて血管を圧迫しやすく、血液循環が悪く浮腫んだり、ダルさや痛みが生じていると考えられます。痛みの感じも「筋肉痛」ですよね?!
もし両腕の痛みのことがなければ(別と考えれば)、このように考えるのが筋であり、また、よくあるケースともいえます。
手技による関節角度調整や周辺筋肉緊張改善などは、整形外科はあまり得意ではありません。
信頼できる手技療法専門家(整体やカイロなど)で股関節や膝関節、足関節の角度や機能状況、周辺筋肉の緊張状態などを診ていただき、少しづつ適切な角度、状態に整えていってみてはいかがでしょうか。
ただ、状況が複雑なので先生によってはうまく対応できないこともあると思いますので、しばらく通って少しも変化がないようならば、他のところで見てもらうように(2〜3件)してみましょう。
ちなみに、プレドニンはステロイド剤ですので、副作用として長期使用によりかえってむくみが出やすくなります。両腕の場合と異なり、明確な過剰な炎症状態、反応がないのであれば、あまり使わない方がよいのではないでしょうか。医師とよくご相談してください。
ご参考まで。
回答専門家
- 川井 太郎
- (東京都 / メディカルボディチューナー)
- 川井筋系帯療法治療センター 院長
身体の歪みを改整してナチュラルヘルスケア&アンチエイジング!
首肩こりや腰痛、便秘、更年期障害、アトピーなどの諸症状を独自の身体分析法と手技施術で改善へ導きます。40年の実績がある独自の整体「川井筋系帯療法」は、東京、横浜、船橋、大宮、名古屋、札幌でこれまでに5万人以上の施術実績があります。
ファンタレモンさん
補足
2008/11/29 00:25ご丁寧なご回答、ありがとうございました。
さて、妻の症状についてですが、ご指摘のように足を下に下げると、症状が強くなり、(あおむけで)足を挙げた状態でしばらくいると楽になりました。
そこで、主治医である膠原内科の先生と麻酔科の先生の両方に深部静脈血栓症の可能性を指摘しましたが、妻の足の血色等からしてその可能性は低いため、循環器系の受診はひとまず保留しようとの事でした。
もっとも、血流が悪いのは事実であり、それが原因のひとつとなり痛みが発症している可能性はあるため、血流を良くする(血管を太くする?)漢方薬を処方していただきました。
その後、MRIの検査結果が出ました。他の血液検査や筋電図検査等では全く異常が見られなかったのですが、MRIではふくらはぎのあたりは真っ白になってました(断面図では右足は80%、左足は30%ぐらいの印象)。そこで、後日改めて筋生検を行うことになりました。
現在のところまだ診断はついていません。
膠原病系の検査では何も異常は出ていないので、多発性筋症等ではないと思うのですが・・・。
なんとか軽い病気であって欲しいと願うばかりです。
もし、これらの情報で何かお気づきになられるようであれば、教えていただければ幸いです。
何卒よろしくお願い致します。
ファンタレモンさん (神奈川県/32歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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