対象:ペットの医療・健康
21歳の猫を飼っています。9日前、帰宅すると歩きながらも右に倒れてしまい、腰が立たないようで、右に斜頸し、右側にくるくる回ってしまう行動を起こしました。
その日は、食欲もなく翌日も舐める程度の食欲しかありませんでした。
翌々日に動物病院で血液検査(腎臓、肝臓、血球の数値は基準内でした)と点滴をした後は、夜から食欲も出て、今日で一週間食事は出来ています。が、何とか歩くことは出来てますが、あいかわらず右に傾いてしまう状態が続いています。病院では高齢なのもあり、CTなどは麻酔や体力の問題で難しいとのことであとはステロイドの投与になるようにいわれました。
高齢なこともあり、ステロイド投与はまだしていません。食欲はあるので様子をみてますが、やはりステロイドを投与した方がいいのでしょうか?アドバイス宜しくお願いします。
ねこ田さん ( 東京都 / 女性 / 33歳 )
回答:2件
猫とステロイド
幸いなことに、猫は人や犬に比べて副作用が出にくいというのが事実です。当院でも脳腫瘍になった老猫がいました(東大でCT検査を受けました)が、結局ステロイドしか症状を抑える方法ありませんでした。毎日、毎日飲み続けたわけではありませんが、抗炎症量を約一年近く飲み続けたように思います。定期的に血液検査をお受けになるなど、上手に管理をしていただければ、猫の場合、重篤な副作用を回避しながら、投与を続けられると思います。
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RE:猫の前庭疾患
MRI やCT検査が難しいのであれば、現実的には投薬によって反応を見ていくことになります。そして、神経症状はステロイド剤で顕著な改善が見られることも多く、検討する価値は十分あります。猫ではステロイド剤の投与は人間と比較して副作用が出にくく、低容量・短期間の投与であれば通常大きなリスクはありません。しかし重度の感染症がある場合は投与量によっては悪化させてしまうことがあるので、注意が必要です。また、長期間投与を続ける場合は、定期的な血液検査で肝臓の数値などをチェックする必要があります。
ちなみに、旋回・斜頚などが見られる場合を一般に前庭疾患とよび、中でも外耳炎などによる末梢性のものと、脳炎、脳腫瘍など中枢性のものにわけられます。まず末梢性前庭疾患を除外した上で、ステロイド投与についてメリットデメリットを担当獣医師とご相談いただき、治療の選択肢のひとつとして検討されることをお勧めします。
評価・お礼
ねこ田さん
回答ありがとうございます。
その後も幸いなことに食欲はあり、落ち着いた日々を過ごしておりますが、やはり斜頚がみられます。(旋回はないのですが・・・)
ステロイドは強い薬で恐いというイメージがありましたが、ステロイド剤で改善の見込みがあるなら、試してみようかなと思います。
主治医と相談してみます。
お忙しい中、アドバイスいただき有難うございました。
ねこ田さん
ステロイドの投与
2008/11/19 12:00回答ありがとうございます。お話の老猫ちゃんは、薬の投与で一年大丈夫だったのですね。希望が持てました!
さらに質問させて下さい・・・
いま現在は、ヨチヨチ歩きでたまによたつく、多少、右側に傾いている程度(傾きは若干おさまってきたようにも見えます)の症状で、食欲はあり(徐々に通常時の量に戻りました)自力でトイレにもいける状態です。旋回はなくなりました。
症状からみて前庭疾患ということでCT検査をしていません。この状態でもステロイドを投与してもらった方がいいのか悩みどころです。。
進行を抑えるためには必要でしょうか?
もう少し、様子をみた方がいいでしょうか?
ねこ田さん (東京都/33歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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