対象:税務・確定申告
給与所得者の男性です。
現在扶養家族(妻)がリラクセーションビジネスを始めるために準備中です。今年は極々わずかな収入(数万円)と数十万単位の出費(部材、道具、家のリフォーム等)がありました。
”事業”と呼べそうなレベルに達するまで事業所得の申告をしないつもりですが、こんなレベルでも申告(赤字申告)した方がいいでしょうか?
というのも以前他の人に聞いたのですが今年の経費(初年度だけ?)は今年申告しなくても数年以内に計上すればいいというような話を聞きましたがこれは事実でしょうか?勘違いでしょうか?いろいろと国税のページを見ましたが、還付申告の期限が3年とある以外は特に”期限”のようなものは見つかりませんでした。でも年末近くから細々と始める人で、且つ税務上の”事業”とは何かなんていう曖昧な定義に振り回されている人だったら良くあるケースだと思いますが。私だけでしょうか?
仮に白色申告の場合でも開業届けを出してから事業所得の申告をした方がいいでしょうか?
どんなレベルでも手間さえ苦でなければやはり青色申告が上等手段でしょうか?
いろいろ聞いてすいませんがよろしくお願いします。
吾郎さん ( 東京都 / 男性 / 40歳 )
回答:1件
平 仁
税理士
-
青色申告をオススメします
事業を始められるのであれば、白色からではなく、
始めから青色申告でスタートすることをオススメします。
入出金はできるだけ通帳での振り込み(自動引き落とし含む)にして、
あとで分からなくならないよう、管理して頂いて、
あとは会計ソフトを使えるようになれば、大丈夫です。
さて、ご質問の件ですが、
1.赤字でも申告したほうがいいのか
については、申告義務という意味では申告しなければなりません。
しかし、白色申告では、赤字の繰越はできませんので、
青色の届出を出して頂いた方がいいでしょう。
2.今年の経費(初年度だけ?)は今年申告しなくても数年以内に計上
については、単純に来期でもいいというのではなく、今年度は事業が
開始されていないということであれば、来期に開業費にできるという
意味でしかありません。単純に収入と経費を後から計上では、
もし税務調査があった場合には、否認されますし、私は闘えません。
3.事業届等
については、義務という意味では届出が必要です。
ただ、出さなくても申告さえしていれば、問題は起きませんが。
申告する際には、少なくとも10万円控除(出来れば65万円控除)を
受けるためにも青色申告の届出をオススメします。
赤字の3年繰越もありますから、3年以上赤字の予定でない限り、
青色をオススメしますね。
評価・お礼
吾郎さん
平先生
度々ありがとうございます。基本的なことがよく分かりました。
重ねて御礼申し上げます。
吾郎さん
不動産所得が白色申告
2008/11/13 22:12平先生
ありがとうございます。とてもすっきりしました。ついでにもうひとつ確認させてください。
妻の事業を開業届け+青色申告というのは分かったのですが、これはイコール私の申告(現在は白色)が青になってしまうということですよね?
ちなみに昨年までは不動産所得を申告するために確定申告を行っておりました。不動産には「5棟10室基準」というわりと分かりやすい目安があるので逆にそれまでの規模になるまでは開業届け(事業者届け?)をしてはいけないと思っておりました。不動産の方も大した規模ではないので記帳の手間を考えて青色控除は最初から諦めていました。
おそらく私は根本的な間違いをしているかもしれません。青色=事業者届けということではないのですね?事業としての所得の申告を青色で行い、事業規模未満の不動産が合算申告される、そして不動産の方は記帳をしないという選択肢もOKなのでしょうか?
吾郎さん (東京都/40歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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