払済保険は貯蓄と考えられますか？

tk 様

ご質問をいただきましてありがとうございます。
保険実務に強いファイナンシャル・プランナーの釜口です。
よろしくお願いいたします。

もし万が一があった時の保障をあまり重要視されていないのであれば、「払済」が一番効率的ですね。
「払済」は保険料の払込をストップして、保障金額(満期保険金額)を確保するという意味ですが、その「払済」の意味でしょうか?

「払込済」という手法があるのですが、こちらは残りの保険期間分を前納する手法です。
「払済」の方で間違いがなければ、「払済」の方がお得です。

「払済」した後は、既契約保険の保険金額は固定ですが、解約返戻金は膨れ上がります(定期保険の場合は、ある一定時期からは減っていきますが・・・)

また契約者貸付金額も解約返戻金の範囲以内の貸付ですから毎年増え続けます(こちらも定期保険の場合はある一定時期からは減ります)

不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
http://www.bys-planning.com/

よろしくお願いいたします。

tkさん、こんにちは、フォートラストの大関です。

平成3年加入となると予定利率「5.5%」ですので、いわゆる「お宝保険」
の範囲内になりますね。
**(予定利率5.5%とは、運用利率5.5%のことではありませんのでご注意下さい。)
従いまして、払済移行を案内した、この保険会社窓口の方は、親切です。

それと注意しなければいけないのは、払済には2種類あるということです。

それは、「払済定期保険」と「払済終身保険」です。
一般的には、主契約が定期保険か終身保険かで分かれます。
解約返戻金は、前者が一定期間後に減少するのに対し、後者は預金のように
少しずつ増えていきます。

ここでは、後者のことでしょうかね。

その前提でお答えしますと、
払済移行処理というのは、いわば、一時払終身保険への移行と同等です。
上述の予定利率なので、預金より有利です。
契約者貸付限度額も、解約返戻金の増加に比例します。

それともう2つ注意点があります。

**1.「予定利率」が高いということは、「貸付金利」も高いということです。
通常は、予定利率+1%ですので、この保険は、貸付金利6.5%以上となります。

2.払済保険に移行することで、付保されていた「特約」は全て消滅します。


以上、参考にして戴けたら幸いです。

こんにちわ、FPコンサルティング[http://www.fp-con.co.jp/]岡崎です。

確かにH3年加入でしたら、予定利率は5%超ですからかなり利率が高いので
払済はよいと思います。払済は解約返戻金を元に一時払いの養老保険を
にするような感じですので、計算理論上は解約返戻金が106歳まで
ずっと増えていきます。今の解約返戻金と保険金差額が利息です。
かなりの割合で増えるはずですので、一度か確認してみてください