対象:心の病気・カウンセリング
母(74才)は30年前ほどから父が隣の奥さんと浮気をしていると言い続けているのですが、6年前に父が退職してからは、その女性が夜中に家に侵入すると言って父を責めます。2年ほど前に興奮状態にあったときに、軽い脳梗塞を起こしたのですが(体に後遺症はなし)、それ以来物忘れがひどくなり、物を隣の女性に盗られたとまで言うようになりました。現在、セロクエルを2錠夜飲んでいますが、妄想や幻聴などは消えません。統合失調症なのか脳梗塞からくる認知症もあるのか、現在かかっている医師は複合的な治療をしてくれなくて困っています。母のような症状に効果的なお薬はあるのでしょうか?
ちびはなさん ( 東京都 / 女性 / 50歳 )
回答:1件
被害妄想+脳梗塞
お母様が被害妄想と脳梗塞とを併発されているとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
セロクエルは非定型(新しく開発された、副作用の少ない)抗精神病薬で、妄想の治療薬として適当だと思いますが、効果不十分のようでしたら、増量・変更なども検討されます。非定型の抗精神病薬には他にもリスパダール、ジプレキサ、ルーラン、エビリファイ、ロナセンなど多くの種類があります。
ただし、高齢者、特に脳梗塞を生じていらっしゃるならば、錐体外路症状(手の震え、体の強張りなど)をはじめ、様々な副作用が生じやすいため、注意が必要です。場合によっては、薬物のみならず、環境の調整や対応の工夫なども望まれます。
どうぞ宜しくお願い致します。
銀座泰明クリニック
補足
銀座泰明クリニックのリンクは以下へ移転しました。
http://ginzataimei.com
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
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ちびはなさん
被害妄想+脳梗塞
2008/11/07 18:46ご返答ありがとうございます。
「環境の調整や対応の工夫」とは具体的にはどのようなことを指すのか教えていただけませんでしょうか?
この場所から引っ越すことも昔は考えたことがありますが、引越しても妄想はまた起きるのではと思い、断念しました。父は「隣の女性との関係など何もない」と繰り返し母に説明しますが、もちろんそんな説明など母には何も意味を成しません。父は一日中母と一緒に生活しています。母の妄想に付き合うのに、父も肉体的・精神的に疲労困憊してきています。興奮すると暴力的になることもあり、争いを避けるために、父はホテルに泊まることもあるようです。
こうしたら改善されるのでは、と思われることがありましたらご提案をお願いします。
ちびはなさん (東京都/50歳/女性)
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