ブラケット照明について

はじめまして。 サカイデザインネットワークの酒井と申します。

ベッドサイドのブラケット照明は、その使い方、目的によって取り付け位置が変わってきます。 ベッドに横になり本を読んだり、手元灯として考える場合は、ベッドの両サイド(寝起きする際に頭がぶつからない位置を確認)で床から1m〜1m20cm(器具のデザインや大きさにより調整)程度が便利だと思います。 その際、照明の光源が直接目に入り込まない位置を調整してください。

またブラケット照明をその空間の主照明やアクセント照明に考える場合は、天井高2.4mの空間の場合、床より1.8mを基準に器具のデザインや大きさより取り付け位置を調整するとバランスのよい照明になると思います。

ベッドサイドの照明事例の写真を添付致します。
快適な睡眠を得るためにも寝室での柔らかい照明はとても大切です。
参考になりましたら幸いです。

こんにちは。
松下進建築・照明設計室の松下です。

寝室のベッド両サイドに立方体のブラケット照明を設置されるとのことですが、高さを決定するに当たって以下の2点をまず考慮頂いた方がよいと思います。

1.ベッドサイドで読書等を行うことを主目的とする照明か、部屋の雰囲気を創ることを主目的とする照明か
2.ブラケット照明の配光(光の出方)はどのようなものであるか

1.については、読書等を行うのであればどのような姿勢で行うのかを考える必要がありますし、部屋の雰囲気を創るということであれば他の照明とのバランスを考える必要があります。

2.については、全周に光の出る配光か、下方向に主に光の出る配光かによって高さも変わってきます。
一般的には、全周に光の出る器具は比較的低めに、下方向に主に光の出る器具は比較的高めに設置します。

もちろん1.と2.は併せて検討する方がよいです。
ご紹介する写真は、ベッドに座って壁にもたれて読書することを想定した器具配置になっています。
参考になりましたら幸いです。

ベッドの両サイドの照明の取り付け高さは、
寝ながら読書することを重視するならば、
枕元に近く、低い高さがいいですね。
その場合は、自由に動くアームのついた照明器具や
スポットライトが良いですね。
ただしこの場合は、壁から器具が出っ張るので
ベッドのヘッドボードに当たらないか
ベッド脇に置こうとする家具や置物と干渉しないか、
といったことも注意する必要があります。

読書よりも寝室空間の雰囲気づくりを重視するならば
もっと高い位置でもよいでしょう。
写真の事例では天井に向けて光を当てて間接照明的にも使えるように
スポットライト(小さめなものです)を使っています。

この事例では、和室を改装してベッドを置けるようにしました。
もともとあった窓や、エアコンの位置などから半ば必然的に高さが決まりました。

スイッチの位置をどうするかということも案外大切です。
隣で寝ている人の邪魔をしないで、手を伸ばして届くところにあるのが理想ですね。
これもベッド周りに置かれるモノとの関係を考えると
自ずと決まってくるでしょう。