対象:年金・社会保険
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平成5年に契約したA生命の個人年金保険のことでお伺いします。
主契約・・・平成33年より年40万円の年金×10年(保険料3070円@60才払込み満了)
定期保険特約・・・死亡・高度障害 1000万円(保険料3160円)
災害特約・・・災害保険金500万円(保険料220円)
災害入院特約・・・日額5000円(保険料345円)
手術給付金・疾病特約・・・日額5000円(保険料1575円)
成人病入院特約・・・日額5000円(保険料525円)
上記の内容で月額8895円の保険料を約15年支払い続けてきました。
(昭和63年頃に入った定期付終身保険を転換しています)
今年の4月、長期間放置していたこの保険を見直し
払い済み年金保険に変更しました。
サービスセンターの方の説明によりますと
平成33年からの年金総額は少し下がって約395万円になり、
もし60才の時点で一時金として受け取ると約326万円になるとのことでした。
今解約すると返戻金は約186万円で、
払込総額をかなり下回ってしまうそうです。
予定利率が高い時期の保険ですし
年金支払が終了するまで保険を据え置くのが得だとは思うのですが、
他社が破綻したり、A社の格付け情報等々をみますと
このまま契約を継続することにかなり不安を感じています。
破綻した場合、責任準備金の90%は保障されるとありますが、
これは解約返戻金の90%と同じ意味なのでしょうか?
そのあたりのことが難しくきちんと理解できていません。
いろいろアドバイスして下さいますようお願い致します。
cyuqooさん ( 徳島県 / 女性 / 46歳 )
回答:5件
保険の解約について
おはようございます。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。
A社が倒産するのであれば、利回りの高い時期の貯蓄性の保険は解約されたほうがいいでしょう。ただし、倒産しないのであれば続けたほうがいいです。よって、今後の経済情勢をチェックしてとっさの判断が必要になってきます。安全をみるのであれば解約でしょう。A社はそこまで危ない保険会社なのですか。また、倒産ではなく買収されるのであれば特に問題は生じないでしょう。
責任準備金ですが、これは解約返戻金とは違います。責任準備金とは将来の保険金・年金・給付金の支払いに備え、積み立てている準備金です。
生命保険契約者保護機構とは、責任準備金の90%を限度に補償されるものです。よって保険金、年金などの90%を補償しているものではありません。
最後に平成5年に加入の個人年金保険については、本来ならば続けられたほうがよかったですね。
書いてあるサービスセンターがいった年金総額の額がよくわからないのですが、cyuqooさんの書いてあることが正しいと考えると年金の保険料が3070円/月での支払いですと1,031,520円の支払いに対して毎年40万円が10年間ということは400万円受け取れるのではないでしょうか。
オプションでついている定期保険特約などはいらなければ解約してもよかったですね。
評価・お礼
cyuqooさん
回答して下さりありがとうございました。
A生命は相互会社です。
なので契約内容は変わってくるのですね。
受け取り年金額が半分になるという
最悪のケースもあり得ることを考えつつ
もう少し様子を見てみようと思います。
回答専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します
「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
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個人年金を解約するべきでしょうか(ご回答)
cyuqooさん
こんにちは。はじめまして。
広島のFP、プロ・サポートの西村 浩樹です。
ご質問ありがとうございます。以下ご回答させていただきます。
>他社が破綻したり、A社の格付け情報等々をみますとこのまま契約を継続することにかなり不安を感じています。<
そうですね。世界的金融不安の猛威は、保険会社も例外ではないので不安が募りますよね。
cyuqooもご承知の通り予定利率が高い商品なので据え置くのが定石ですが、保険会社の''信用リスク''を注視しながら判断をするしかありません。
判断基準は格付けもそうですが、''ソルベンシー・マージン比率''や''基礎利益''などです。これらの指標は、保険会社のホームページや決算報告などで見ることができます。''ソルベンシー・マージン比率''が200%を下回った場合は、金融庁より早期経営健全性回復の措置がとられます。
>破綻した場合、責任準備金の90%は保障されるとありますが、これは解約返戻金の90%と同じ意味なのでしょうか?<
まず、''責任準備金''とは将来の保険金、年金等の支払いのために保険会社が積み立てる準備金のことです。一方''解約返戻金''とは責任準備金から加入年数に応じた解約控除を差し引いたものです。「責任準備金の90%は保障」とは年金の90%まで補償されるわけではありません。過去の例では運用利回りが高い年金商品で数十%減額されたケースもあります。
上記の健全性の指標を定期的に確認しながら、自分の大切な資産を守るため判断をおこなってください。
以上、cyuqooさんのご参考になれば幸いです。
評価・お礼
cyuqooさん
詳しい回答、本当にありがとうございます。
15年前に契約をしたきり何も疑わず保険を継続してきました。
見直す機会はいくらでもあったのに、そうしなかった自分にガッカリきています。
A生命の健全性の指標をきちんと確認すべきでした。
今更後悔しても始まらないので、
自分なりに考えてベストと思える判断をしたいです。
回答専門家
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ファイナンシャルプランナー
-
破たんした場合・・・
cyuqooさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
破たんした場合は責任準備金の90%は生命保険契約者保護機構で保証されています。
責任準備金とは、保険会社が将来の支払い備えて、保険料の中から積み立てているもので解約返戻金と考えてもいいでしょう。
では破たんした後に解約すると破たん前の解約返戻金の90%が戻ってくるかというとそうではありません。
破たん後の解約には早期解約控除が設けられるのが一般的です。
1年目では15〜20%削減となった場合もあります。(7〜10年でこの解約控除はなくなります)
また過去の例では予定利率の高かった契約は予定利率の引き下げも行われました。
よってもし破たんした場合は将来もらう年金は大幅に下がるものと思われます。
破たんすることはないかと思いますが、こればっかりは何とも言えませんね。
よって解約すべきかどうかもご自身の考え方次第です。
払い済みにされているので保険料の払込はありませんので、そのまま様子を見るか
または運用を保険会社に任せないで、解約してご自身で運用する方法もあるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
評価・お礼
cyuqooさん
回答して下さりありがとうございました!
過去の最悪の破たん例では年金が半分になったんですか!
私の場合、破たん後も契約を続けて最悪半分になるであろう年金(約197万円?)を受け取るのか、
今解約して186万円を受け取るのか、
どちらかの選択になるようですね・・・。
すでに払い済みにしてあるので、しばらく様子を見てみます。
釜口 博
ファイナンシャルプランナー
-
保険会社が破綻してしまったら・・・
cyuqoo様
ご質問をいただきましてありがとうございます。
保険実務に強いファイナンシャル・プランナーの釜口です。
よろしくお願いいたします。
これだけの株価暴落と円高によって、アメリカの金融不安が日本の金融機関にも影響を与える可能性が出てきました。
予定利率が高い時期の保険ですし
年金支払が終了するまで保険を据え置くのが得だとは思うのですが、
他社が破綻したり、A社の格付け情報等々をみますと
このまま契約を継続することにかなり不安を感じています。
⇒予定利率が高い時の契約ですから、「払済」という判断は正解なのですが、これだけ株価が下がり、円高になりますと、財務状況がよくない保険会社は怖いですよね。
破綻した場合、責任準備金の90%は保障されるとありますが、
これは解約返戻金の90%と同じ意味なのでしょうか?
⇒生命保険契約者保護機構が責任準備金の90%を補償しているのですが、予定利率までは補償していないのです。
*過去の破綻事例ではすべての保険会社で予定利率の引下げがありました。
予定利率が引き下げられると、年金額と解約返戻金額は下がります。
ただ破綻した会社によって、個人年金は引下げられなかった例や、「払済」した契約は引下げがなかった例もありますが、基本は予定利率は引き下げられると考えた方が妥当です。
生命保険契約者保護機構の役割や破綻スキームについては、過去の私のコラムをご参照下さい。
http://profile.allabout.co.jp/pf/bys-planning/column/detail/38688
不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
http://www.bys-planning.com/
よろしくお願いいたします。
評価・お礼
cyuqooさん
回答して下さりありがとうございました。
受け皿会社が現れても、予定利率は引き下げられるんですね・・・。
責任準備金&予定利率が引き下げられて
受取総額が約半分になるケースがあることを頭におきつつ、
どうするべきか良く考えてみようと思います。
岡崎 謙二
ファイナンシャルプランナー
-
個人年金の解約
こんにちわ、FPコンサルティング岡崎です。
昨年まで保険会社の破たんはありえないと思ってましたが、最近のこの株価ではなきにしもあらずでしょうか。
昭和63年となると予定利率5.75%ですか。破綻すると大きな削減ですね。
破綻するかどうかはわかりませんが、風評が出ると気をつけたほうがよいかもしれませんね・・・
難しい判断ですが。
評価・お礼
cyuqooさん
回答して下さりありがとうございます。
保険に詳しくない私のような契約者が
プロの方でも難しいような賭けをするのは
あまりにハードルが高いです!
最悪の場合を想定しつつ、ベストと思える判断をしたいと思います。
cyuqooさん
減額の程度は?
2008/10/26 16:48わかりやすい回答、本当にありがとうございます。
残念ながらA生命が破綻したとしても
私の保険はすでに払済みにしてあるため、
むしろ急いで解約しない方が良いのですね。
早期解約控除がなくなった後に解約すれば
責任準備金の90%が保障されるようですが、
高予定利率契約のため、解約金が90%以上に減額される可能性もあるのでしょうか?
破綻後も解約せずそのまま契約を継続した場合、
予定利率の引き下げにより将来もらう年金は大幅に下がるとのこと。
本来なら395万円受け取るはずの年金は
破綻によってどの程度減額されるのでしょう。
今現在の解約金186万円を下回る可能性もあるのでしょうか?
cyuqooさん (徳島県/46歳/女性)
cyuqooさん
倒産と買収の違い
2008/10/26 17:02丁寧な回答、本当にありがとうございます。
不確かな情報に振り回されるのはどうかと思うのですが、
国内生保のA社は格付もかなり低いランクのようで
雑誌などでもそれが取り上げられているため
良いイメージを持てずにいます。
倒産ではなく買収されるのであれば特に問題は生じない。
とのことですが、倒産と買収はどのように違うのでしょうか?
買収だと予定利率の引き下げ等は行われないのですか?
cyuqooさん (徳島県/46歳/女性)
cyuqooさん
受け皿会社
2008/10/26 17:23的確な回答、本当にありがとうございます。
早速コラムを読ませて頂きました。
保険関係に疎い私にも解りやすく勉強になりました。
受け皿会社が現れない場合、生命保険契約者保護機構が最終的に保障してくれるんですね。
もし受け皿会社が現れ、契約を引き継いでくれた場合はどうなるのですか?
予定利率の引き下げなどは行われないのでしょうか?
cyuqooさん (徳島県/46歳/女性)
cyuqooさん
判断するには
2008/10/26 17:30わかりやすい回答、本当にありがとうございます。
風評が出ると気をつけたほうが良い・・・
ネットや雑誌ではいろんな情報が飛び交っていて
どこでどのように判断すれば良いのか迷います。
解約すべきかどうかは一種の「賭け」ですね。
cyuqooさん (徳島県/46歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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