対象:一般歯科・歯の治療
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欧州在住の女性です。よろしくお願いいたします。
歯間のすきまに気づいて歯医者に行くと、クラウンの下が虫歯になり、歯茎のレベルまで達していました。虫歯を削るとほとんどその歯は残らないため、いずれ割れてしまうだろうとのことです。根治済みで痛みはありませんが、虫歯側で噛むときに時折響くような感じがします。放置も良くないでしょうし、抜歯もいたしかたないかと思います。
この国では歯科治療は全額自己負担で、歯科技術に不安もあります。また来年早々には一時帰国の予定ですので、少なくとも抜歯後の処置は日本でと考えています。
ただ、今日の話では、抜歯後歯茎が安定するまで4〜6ヶ月は待機、ということでした。これが本当なら、一時帰国は1ヶ月程度とすると、抜歯をこちらでして、その後の処置は日本のかかりつけで、というのがベストかと思いますが、いかがでしょうか。
何でも結構ですのでアドバイスをいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。
補足
2008/10/24 21:37ご回答をありがとうございました。まとめてのお礼で失礼いたします。多くのご意見をいただいて、大変参考になりました。
居住国はイギリスです。ご指摘にもあったように、こちらで抜歯の判断が下っても、日本では抜歯が不要なケースも実際にあるようです。
仕事は日本でも支障なく行えるので、この際いったん帰国して治療をした方がよいのかもしれません。
と申しますのも、今回問題の歯は右下5番ですが、その隣の6番には、左下5〜7番が欠損のため部分入れ歯の金具がかかっています。これは渡英間際で時間がなかったための措置でしたが、この件も含めてじっくり検討する時機なのかもしれません。
以上の点も含めて、もう少しご意見を伺えればと思います。たびたび恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。
hana566さん ( 広島県 / 女性 / 44歳 )
回答:6件
治療方針にもよりますが。
抜歯後にはいくつかの治療法があります。
一般的な方法として、ブリッジと入れ歯があります。
ブリッジとは、抜いた歯の両側の歯を削り、連結したかぶせ物を入れる方法です。
取り外しも必要ないですし、普段の生活ではそれほど違和感も感じません。
ただし、両側の歯を削り、その歯に負担をかけてしまうというデメリットもあります。
入れ歯は抜いた歯の両側にバネを引っ掛けて固定する方法です。
両側の歯をほとんど削らなくていいというメリットがありますが、取り外す煩雑性やお口の中の異物感があります。
ブリッジでも入れ歯でも、歯ぐきが安定してから作製した方がいいのですが、その間に両側の歯が動いてしまうことがあるために、早めに入れることが多いですね。
抜歯を現地で行って、歯ぐきが固まった後に日本でブリッジや入れ歯の治療を行ってもいいですし、日本で抜歯して帰国前に一時的な入れ歯を入れる方法でもよいかと思います。
本当はインプラント治療がベストなのですが、1ヶ月という治療可能な期間を考えると少し難しいですね。
ブリッジや入れ歯の画像はこちらに掲載してあります。
http://www.geocities.jp/mutsumidental/minimal.html
千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
歯HOO!ブログ〜松戸市の歯医者さん〜
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hana566さん
倉田先生
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
日本でのかかりつけの先生とも相談し、とりあえず虫歯部分を削り、来年早々に帰国して治療することにしました。
ご回答のおかげでいろいろ検討することができ、感謝しております。ありがとうございました。
回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
倉田 友宏が提供する商品・サービス
どちらの国かにもよりますが
ドイツやフランス、北欧諸国などはおおむね治療のレベルは日本と同程度ですので、比較的心配は少ないと思います。抜歯の基準は国や先生の考え方によっても違いますので、複数の先生に聞いてみるというのも手です。
抜歯のほうが、貴女ご自身にとってメリットがあるようであれば、抜歯の選択になります。一般論としては抜歯は難易度の低い治療で、トラブルがあまり無いことが多いと思います。
それでも言葉の問題や文化の問題で、なんとなく安心できないという事であれば、もちろん日本の歯科医療はレベルが高いので安心です。
歯を抜いた後は、ブリッジないしインプラントにするのが良いと思います。ブリッジはケースによっては(前後の歯の状態にある程度依存します)保険でも良いものが作れるときがありますので、費用が少なくなります。インプラントは使いやすく美しく治る場合が多いので、費用はかかりますが快適です。
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hana566さん
窪田先生
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
抜歯の基準の違いについては、目からうろこでした。その後、日本のかかりつけの先生と相談の結果、治療記録などからは抜歯が必要か疑問であること、また窪田先生のご指摘の通り、こちらの抜歯の判断は厳しめとのことでした。取り急ぎ虫歯部分を削り、来年早々に帰国して治療に入ることにしました。
どうもありがとうございました。
回答専門家
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記事制作に関するご相談
金田 竜典
歯科医師
-
抜歯後について
こんにちは hana566さん
歯科医師の金田 竜典です。
ご指摘の通り、抜歯はヨーロッパで済まして4〜6ヵ月後に日本でインプラントなり、ブリッジの処置を受けるのがベストと思います。
しかし抜歯もヨーロッパで不安なのであれば、インプラントをする時に限り日本で抜歯とインプラント埋入と歯の作製を行なっているところもありますので、
詳しくはネットでノーベルバイオケア、イミディエートローディング あるいはTeeth In a hourで検索してみてください。
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hana566さん
金田先生
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
その後、日本のかかりつけの先生と相談の結果、治療記録などからは抜歯が必要か疑問であるとの回答でした。こちらの抜歯の判断は厳しめとの情報もあり、取り急ぎ虫歯部分を削り、来年早々に帰国して治療に入ることにしました。
インプラントにもいろいろな技法があるのですね。もし必要となった場合は検討したいと思います。
どうもありがとうございました。
山本 治
歯科医師
-
抜歯後の処置で最良の治療法はインプラント
大阪のウメダデンタルクリニックです。
早速、抜歯後の処置についてですが、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3種類に大別されます。
入れ歯は安価であるのは良いのですが、安定度に欠け、異物感もあります。また、取り外し型なのが最大の欠点です。
ブリッジについては一般的ではありますが、両隣りの歯を削らないといけないのが欠点と言えます。両隣りの歯が健全歯の場合にはお勧めできません。また、将来的にブリッジを掛ける歯に負担がかかり、寿命が短くなるのは避けることができません。
インプラントは抜歯した部分の骨の状態により、治療が可能かどうかを詳しく検査する必要がありますが、上記治療法と比較すると最良の方法と言えます。
審美歯科 ウメダデンタルクリニック
umeda@umeda.or.jp
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hana566さん
山本先生
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
日本でのかかりつけの先生とも相談し、とりあえず虫歯部分を削り、来年早々に帰国して治療することにしました。
抜歯が必要となった場合はご回答を参考にさせていただきます。ありがとうございました。
堀内 晃
歯科医師
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抜歯後の処置は?
こんにちは、堀内と申します。ご質問の件ですが抜歯前提でのお話ではありますが、
日本と歯の抜歯する基準がちがうこともありますでの日本に帰ってからすぐ抜歯ということにならないかもですよ。全顎実費という治療の場合、やはり治療後に長く持たせるということが基準になります。日本では、保険制度がありますから持たせられるだけ持たせるという方法も選択肢の一つとなりますのでね、、、それでも抜歯という選択肢になる場合もありますが、そのあとの選択肢として義歯、ブリッジ、インプラントなどがあげられます。義歯はいきなり選択肢にはなりがたいでしょうね。ブリッジにされるなら確かに抜歯後に少し期間をあける必要があるでしょう。インプラントなどの場合も確かに一定期間を待ってという場合もありますが、抜歯した当日にインプラントを入れてインプラントがくっつくというやり方もありますよ。その場合は、インプラントを入れたときにしっかり固定できているようであれば、そのまま仮歯など入れるということも可能ですよ。
選択肢の一つとしてお考えください。
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hana566さん
堀内先生
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
抜歯の判断の違いについては、目からうろこでした。その後、日本のかかりつけの先生と相談の結果、治療記録などからは抜歯が必要か疑問であること、また堀内先生のおっしゃる通り、こちらの抜歯の判断は厳しめとのことでした。取り急ぎ虫歯部分を削り、来年早々に帰国して治療に入ることにしました。
インプラントにもいろいろな方法があるのですね。もし必要となった場合は参考にさせていただきます。どうもありがとうございました。
山内 浩司
歯科医師
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色々な選択肢や方向性・将来性
・・・がご自身でもお見えになられたご様子、なによりですね。
なによりご自身の天然歯が良い状態で保存できるならば素晴らしいでしょうし、現在部分入れ歯の箇所も含めて包括的に1口腔単位として対処されるのも良いことと考えます。
私は、まわりの天然歯に負担を掛けずに機能の回復を充分に行なえるインプラントを欠損部には主に用いて仕事をさせていただいております。hana566様に於かれましては、治療内容、費用、治療期間や保証制度、将来性などをよくお考え合わせの上で柔軟に対処できるとよろしいと考えます。
また、私の医院でもイギリスやフランス、アメリカなど、実際に一時帰国を利用されてインプラント治療をお受けいただいている患者さまもいらっしゃいます。治療などを計画的に進めていただくと、こういうことも可能かと存じます。幸い私たち回答者の中にも広島でのご開業の歯医者さんもいらっしゃいますので、お気軽にご相談になられるとよろしいと思います。(山内浩司)
評価・お礼
hana566さん
山内先生
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
その後、日本のかかりつけの先生と相談の結果、治療記録などからは抜歯が必要か疑問であり、またこちらの抜歯の判断は厳しめとのことでした。取り急ぎ虫歯部分を削り、来年早々に帰国して治療に入ることにしました。
インプラントにもいろいろな方法があるのですね。もし必要となった場合は参考にさせていただきます。どうもありがとうございました。
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