対象:会計・経理
他人に購入してもらったマンションで、ネイルサロンを経営したい(自分は経営のみ)と思っています。
その場合、マンションを取得するにあたり、税制面で有利な方法を教えていいただきたいと思います。
私がいま考えているのは、会社を設立し、出資金からマンションを購入する方法か、マンションを現物出資してもらう方法です。他に可能な方法はありますでしょうか?
また、ネイリストは2名体制で営業したいと思っていますが、初期費用や場所を提供し、売り上げの何%かをもらう方法と、従業員として給与を支払う方法のどちらをとるかで悩んでいます。
税務上や経営の面で、それぞれのメリット・デメリットを教えてください。よろしくお願いいたします。
ponnyさん ( 東京都 / 女性 / 33歳 )
回答:1件
平 仁
税理士
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誰の名義になっているのでしょうか?
マンションの名義は誰なのでしょうか?
そして、そのマンションをネイルサロン運営会社の名義にしたいということでしょうか?
まず、不動産取得税を考えた場合、
マンションの名義を動かすことなく、マンションの名義人に
家賃を相場の半額で支払うのが考えられます。
そして、ネイルサロンが軌道に乗り、家賃も適正額で支払うようになり、
税金対策を考えなければならないほど利益が出てきたら
マンションの買取を検討するというのが、
当初の税金を最小限にする方法です。
マンションの買取にしろ、現物出資にしろ、
持ち主が変わりますので、不動産取得税がかかります。
とにかく名義を変えたいということであれば、
ponnyさんが個人で取得して、
会社からは家賃をもらう形がいいのではないでしょうか。
会社名義での取得をしたいというのであれば、
税理士と契約していない方は、現物出資はオススメできません。
税理士等による評価証明が必要ですし、
資産価値下落の場合には、追加出資を
求めなければならない場合があり得るからです。
そのため、売買契約を結んだほうがいいでしょう。
ただし、現在の名義人には譲渡所得の申告義務が生じますので、
現在の名義人に、取得価額や手数料等がわかる書類を用意して下さい。
譲渡所得は、売買価額から取得価額等を引いた差額に対して課税されます。
また、ネイリストへの支払に関しては、
ネイリストの独立採算でやるのもありですが、
事業当初から収入のあてがある場所で開業されるのであれば、
いきなり独立採算制で売上の%で吸い上げる
フランチャイズ形式での採用でもネイリストを残せますが、
最初の何ヶ月かはネイリストが生活できない可能性がありますね。
基本給を抑えた形での歩合給にするのがオススメです。
基本給10万円+お客様人数に応じた歩合給で、
(人数が多くなればなるほど歩合がよくなるのがオススメ)
歩合の計算は、サロンが軌道に乗る月の来客数から割り出して下さい。
評価・お礼
ponnyさん
ご回答頂きまして、誠に有難うございました。
お答えを参考に、再検討してみます。
(現在のポイント:-pt)
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