対象:ペットの医療・健康
ダックスの脱毛の相談をさせてください。
3歳のスムースのダックス2頭とその子供の1歳のダックス4頭を飼っております。
今年の3月に父親犬を除いて5頭の耳の裏の大部分の毛が抜け落ちてしまいました。
抜けるときは皮膚がかさぶた状になって、かさぶたごと取れてしまいました。
その後動物病院でアイプクリームというものを処方され塗布していたところ、子供の3頭は完治しましたが残りの2頭が改善が見られませんでした。
動物病院に再度相談したところ、ノミダニ駆除の薬とステイロイドと保湿成分が入っている薬を処方され2ヶ月ほど塗布しましたがまったく改善されません。
現在は耳の裏側は毛が無く少し乾燥した状態で、薬の副作用なのか表側も外周1.5センチくらいの幅で乾燥はしていないのですが脱毛してしまっています。
表側の脱毛部分は少し黒ずんでいます。
今かかっている動物病院の先生から明確な回答がいただけないので、どんな原因が考えられるのかアドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
ローバーさん ( 埼玉県 / 男性 / 33歳 )
回答:2件
回答、遅くなって申し訳ありません
どのように回答しようかと、ずっと考え続けていましたが、●●先生が見事な御回答をお送り下さいました。私から、何も付け足すことはありません。回復をお祈りします。
評価・お礼
ローバーさん
ご回答ありがとうございました。
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RE:ダックスの脱毛
皮膚疾患には様々な原因が存在し、その原因に適応した治療でないと症状は治らないばかりではなく、悪化してしまうこともあります。御質問のダックスちゃんは、皮膚の検査は行ってますか?
主な皮膚疾患としては、アレルギー性皮膚炎、寄生虫性皮膚炎(ノミダニ駆除薬では駆除できないものもあります。)、細菌感染、真菌感染の他、内分泌疾患や栄養障害等が挙げられます。これらが単独の原因として発症していたり、あるいは複数の原因が混在していることも少なくありません。これらの原因を検査により確定、もしくは除外することによりその原因にあった治療法を行なっていくのがベストかと思われます。
今回の御質問では、同時に5頭の犬が発症しているということから、細菌または真菌、あるいは寄生虫などの何らかの感染が疑わしいかと思われます。ワイプクリームは主成分としてコラーゲンを多く含み保湿効果のあるお薬で、感染症には効果は期待できないと思います。特に母犬と仔犬のみが発症しているということより、寄生虫の一種であるニキビダニの感染があるかもしれません。ニキビダニは、健康な犬の皮膚に存在する寄生虫であり、健康な犬では発症せず、なんらかの疾患をもつ犬や、免疫力の低い仔犬で発症が多くみられます。一般のノミ・ダニ駆除薬では駆除できず、ステロイド薬も効きません。さらに特徴として母親と仔犬のような密接な接触がない限り犬から犬への伝播はないと言われています。人間にも感染しません。診断は皮膚の組織を採取し、顕微鏡でみることにより診断できます。
しかしこれらはあくまで御質問内容からの推測であり、上述の通り皮膚疾患は正確な検査・診断により治療が効果を示すため、近隣の動物病院にて精査されることをお勧め致します。
評価・お礼
ローバーさん
ご回答ありがとうございます。
非常に参考になる分析とご助言に感謝いたしております。
最初に病院に行った時に、患部にセロハンテープをつけて、それを検査した結果、異常なしということでしたが、もう一度ニキビダニの可能性を踏まえて、検査をしてくれる動物病院を探してみようと思います。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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