留守番中の無駄吠え

犬は群れで生活する動物ですから一人ぼっちが苦手です。ましてや４ヶ月の子犬であれば不安は大きくて当然です。
でも人はずっとワンちゃんと一緒にいてあげることができません。お留守番中はワンちゃんがいかに不安を感じずに一人の時間を過ごせるか？を考えてあげて欲しいです。
質問で一つ気になったのは、一人にするときは必ずケージに入れる、という点です。人がいる時は鳴かないそうですが、人がいてケージに入っている時間はありますか？人がいる時は好きなだけベッタリできて、一人ぼっちになる時だけケージの中。という環境では、「ケージ＝一人ぼっち」を学習されてしまいます。

まず、人がいてもケージで過ごす練習をしてください。ケージに入れる時はおやつを詰めるおもちゃなど夢中になれるものを与えてあげるとケージに入る時間が「一人ぼっちで不安」な時間から「一人遊びでおいしい」時間に変わっていきます。

それに慣れてきたらおもちゃに夢中になっている間にわざと部屋をウロウロしたり、ドアを開けてみたり、一瞬部屋から出てみたり、ということを繰り返し、人の動きに慣らしていきます。

不安を感じて鳴き続ける行為は犬自身にも相当ストレスになります。どうか一人遊びの楽しさを教えてあげてください。遊び疲れた子犬はその後ぐっすり眠りますからお留守番なんてあっという間に過ぎてしまいます。

過去のQ&A「留守番が苦手」の項目も参考になると思いますので是非ご覧ください。

07/2/23日付けのQ＆A「留守番が苦手」とお答えがだぶる部分もありますが、一応記します。

犬にとっても飼い主の姿が見えずに大騒ぎするのは、不安だからで、その不安感は犬に取って大きなストレスとなります。
将来的に分離不安という症状まで発展する可能性もありますので、早めに予防としてクレートトレーニングを進めることです。


クレートトレーニングとは扉をちゃんと閉め待機できるようにするところまでのことを言います。。

この際クレートには掛け布もかけることです。

犬は視覚情報に敏感に反応します。
飼い主がいなくなること（いないこと）を視覚で確認出来れば、不安になり騒ぎ出します。
掛け布をかける意味は、この視覚情報を断つことにあります。

クレートに掛け布をかけ待機できるように出来れば、あとはそれほど難しくありません。生活音を録音し、それを常に流す、TVなどを付けっぱなしにする。

それで数日慣らしたら、まずは家の中で他の部屋に行ってみたりすることです。

その際チーズを中に塗り込んだコングなどを上手に使えば、30分ぐらいはそれに夢中にさせられます。そうしたことも日常的に行うことです。

クレートに待機、掛け布、生活音やTV音、コングに集中・・以上で家の中で他の部屋に行っても問題なければ、外出も可能です。


クレートトレーニングに関しては、拙書「犬は知的にしつける」[[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/に詳しく記してあります。ぜひご参照下さい。

また上記アドバイスで改善されないのであれば、ぜひCan ! Do ！[[http://www.petcom.jpにご相談下さい。
お力になります。

3週間前から一緒に生活されていると言う事ですので それまでは他の犬達と過ごしていたのでしょうか?
そうだとしたら寂しいでしょうね。

でもお留守番が出来ないとこれからの生活では可哀相ですよね。
ケージ内で吠えている時 足音で静かになるようですが 静かになってからその部屋に近づいてみて下さい。
褒めるタイミングは犬がケージの中で静かになった時と言うよりも 落ち着いた時だと考えて下さい。

ケージにカバー等をかけてみる事も 犬が安心出来ますよ。

４ヶ月になるフレンチブル。
しかも、まだ付き合いは３週間。
この段階で「 どうしたら吠えずに留守番できるのでしょうか。」という質問自体が、「留守番中の無駄吠え」という表現の質問を抱くに至ったのではないでしょうか？

犬にとって、生後４ヶ月が、我々が認識しやすい人間の年齢で何歳くらいか？ご存じの通り。さらに、ベルママさんとの付き合いはまだ、まだ３週間。この位のコミュニケーションの期間で、この月齢の犬に、人間側の理想的な留守番を求める方に問題があると思います。

ベルママさんは、未だ理想的なお留守番を教えられていない状態です。まだその子の問題ではありません。教えていく過程で、最初から完璧を求める方はいらっしゃらないように、段階的に、成長を促し、理想の状態に導いてあげる事が第一です。そして、その効果的な導きが出来るか否か？が、ベルママさんの努めであり、その子が、適切な導きに対応できないとき、初めて今回のような質問の意味をなします。まずは、その子の生活、行動パターンをしっかりとベルママさんが観察し判断できるようになり、そして、はじめてどのように成功像に導いていってあげるかが大事だと思います。

やり方だけに固執すると、上手くいかないときに「犬のせい」あるいは「やり方のせい」になってしまう懸念があるので気を付けてくださいね。そのやり方をいかに上手く教えてあげられるか？です。

犬は一人が寂しい動物ですから、いかにそうさせないかを生活の中で定着させるプロセスをしっかり組みましょう。

まず、運動不足とコミュニケーション不足が考えられます。
思いっきり遊んでスパッとやめる。その後の催促には応じない。

ハウスの設置場所にも問題があるかもしれません。
いつも誰かがいる場所なのかどうか？
それなら、もう少し離れた場所にかえることを勧めます。
その場所でハウストレーニングを実践するとさらに効果が上がるでしょう。

群れを作る習性がある犬にとって、独りぼっちは
異常な状態と言えます。でも幸い、犬は慣れてくれます！

まず、ケージをリビングルームなど、みなさんが
団らんする部屋に置いてあげてください。
ケージから出す時間は4ヶ月齢でしたら、４０分くらいが目安です。
絶対に放ったらかしにしないで、充分遊んであげてからケージに
戻し、最低3時間は寝かせて下さい。

ケージに入れたら、絶対に話しかけない、目を合わせない
ようにしてください。3時間以上寝て、静かにしていたら、
また出してあげても良いです。
鳴いていたら、絶対に出さないで下さい！声もかけないで下さい！
中途半端に「うるさい！」などと叱るのが一番いけません。

たとえペットシーツをビリビリにしていても、
うんちを踏み散らかしていても、静かになるまで
かまわない方が良いです。
（シーツを食べ始めたら、危険ですので止めてください）

あまりにうるさい場合には、ケージをシーツなどで覆って
静かになったら外してあげる、という方法もあります。

この根気戦は、まだ吠え続ける体力がない子犬のうちに
決着をつけてしまうようおすすめします。
こちらがあきらめなければ、子犬は絶対にあきらめます。

3週間ほど前から飼い始めたということは、まだワンちゃんはひとりぼっちにされることに慣れていないのでしょう。

少しでも一人にする際、ケージに入れるのはとても良いことです。
ただこのときに、コングなどのおやつ（もしくはふやかしたフード）を詰めるおもちゃを入れてあげるといいでしょう。
そうすれば食べ物の入ったおもちゃに夢中になり、ひとりぼっちでいる不安を忘れてしまい、慣れてしまいます。

もしおもちゃを入れても吠え止まない場合は、ケージに毛布などをかけて外が見えないようにしてください。
※天井のないタイプ（＝サークル）であれば、上のパーツを付け足すか、板など何か上に置いてください。そうしないと掛けた布を引っ張り込んでいたずらしてしまうので。

そしてケージにカバーを掛けたときは、絶対に吠え止むまでカバーを取らないでください。
もし吠えている時に取ると、「吠えればカバーを取ってくれる」と誤解してしまいますので、カバーを取るのは吠え止んだ時のみにしてください。
そうすれば、徐々に吠えることが減ってきます。

わんちゃんをひとりぼっちに慣れさせることは一緒に生活していく中でとても大事なので、今のうちにがんばって教えてあげてください。