対象:インプラント・歯科口腔外科
最近、肩こりや腰痛がひどく、また時々口を大きく開けるとコッキンと音がしたり、顎の関節の部分に痛みを感じたりします。
仕事のストレスもあり、不眠症ぎみのため、うつ病ではないかと思い、受診したこともありましたが問題ありませんでした。
この前、整体の先生に相談したところ、噛み合わせも関係しているとのことですが、どうしたらよいでしょうか?
ttexciteさん ( 千葉県 / 女性 / 39歳 )
回答:4件
顎関節症には3種類の基本的な症状があります
顎の関節に何らかの運動や形の異常が生じた状態を、顎関節症といいます。
この症状には、3種類の基本的な症状がありますが、それらは
1. 顎の運動時の雑音
2. 口を開けるのが困難(開口障害)
3. 顎関節や噛む筋肉の痛み(疼痛)
などですが、この中の一つでも症状があれば、いわゆる顎関節症ということになります。
したがって、あなたの口を大きく開けると顎が鳴る、また顎の痛みの症状は顎関節症とみなしてよいでしょう。
歯科医療では、悪い噛み合わせの状態に、何らかの負荷(強い咬合圧)が加わると、いわゆる
顎関節症になると考えられています。
まず、歯科医院で咬み合わせを検査してもらって下さい。そこで、治療が難しければ、
歯科大学病院や顎関節症の治療を積極的に行っている歯科医院で治療を行う必要が
あります。
また、歯並びが悪いのであれば、歯列矯正を考えてみてはいかがでしょうか。
これを、ご自身の歯の状態や噛み合わせを見直す、良い機会にして頂きたいと思います。
不正咬合(悪い噛み合わせ)がこんな病気を引き起こす(1)
仮性近視、 頭痛、 高血圧、 肥満、 不眠症、 便秘、うつ病?・・etc
http://www.aoyama.or.jp/72.html
歯の裏側から矯正する舌側矯正(ぜっそく矯正)
http://www.aoyama.or.jp/lingul.htm
青山審美会歯科矯正クリニック(渋谷駅・表参道駅)
回答専門家
- 小谷田 仁
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます
東京都渋谷区にある、矯正歯科・審美歯科・歯列矯正の専門医です。 特に舌側矯正(裏側矯正)に関しては、開業医としては日本で初めて全面的に臨床に取り入れ症例数4400件以上(1980年1月~2011年1月)を超えています。確かな技術と安心の提供に努めています。
顎の痛みは、歯科に受診してみてください。
大きく開けたときだけに音がするのであれば、まだ顎関節症にはなっていないようです。ただ、噛み合わせに問題があることもありますので、歯科の先生に診てもらうと改善することがあります。
良くある方法は噛み合わせの負担を減らすために、柔らかい素材でできたマウスピースを噛んでもらうやり方です。保険も効きますし、痛くもなく、手軽な治療法です。
また、筋肉が全体的に緊張していて不眠を伴う場合には、内科医で入眠剤を貰うときにその旨を伝え、若干筋弛緩作用を持つ薬を選択すると効き目が良いかもしれません。この場合には歯科に行かなくても内科だけでっ大丈夫だと思います。
入眠剤には筋弛緩作用を持つものもありますので、これを積極的に利用するのです。
肩こりや腰痛がひどい場合には、お医者さんだけではなく、プールで歩いてみるなど、腰に良い運動を少しだけでもしてみるとか、あるいはストレスに対しては適当な日程を取ってご自分の好きな事をするとか、食事の栄養バランスに多少気を配るとか、少し生活のパターンを変えてみると良いかもしれません。
回答専門家
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堀内 晃
歯科医師
-
片方咬み、頬杖、うつ伏せ寝、横向き寝など
はありませんか?もしそういう癖があられるようでしたらやめてみてください。原因になっていることが多いですよ。やめてみても治らないようでしたら、顎の位置自体がずれているか、歯も動いてしまっている可能性が多いです。そういうときはかみ合わせの専門の先生のところでの治療が必要になるでしょうね。
また、年齢とともに歯が磨り減あってしまうことで上下の歯の接触面積が広くなりすぎると同じような症状がおこることもあります。
金田 竜典
歯科医師
-
顎関節症の疑い
ttexciteさん こんばんは。
歯科医師の金田 竜典です。
症状から推察すると顎関節症の疑いがあります。
以前は噛み合わせの原因ということで、噛み合わせの修正を積極的に行っていましたが、
現在では、噛み合わせの原因の一つでこれを修正しても治癒はしない場合(アメリカ顎関節学会による)があるので、積極的な噛み合わせの治療を行なわず、主に整形外科等で行なわれる関節へのリハビリ等が主な治療方法になっています。
具体的には大学病院の口腔外科を受診したら宜しいかと思います。
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