威嚇して噛む子

ペットショップでの扱いが良くなかったのだと思います。
長くペットショップにいた犬は複数の人間に可愛がられていたためか人懐こい犬が多いのですが、まめこまさんの柴ちゃんは文章からは過去に虐待を受けた犬か人間の優しさを知らない野犬であるかのように感じます。

可哀想にこの柴ちゃんは人間不信で苦しんでいるのだと思います。
現在の柴ちゃんは安住の地を得たにもかかわらず、まめこまさんをどこまで信じていいのか葛藤があり、不安があるのでしょう。
心の傷はそう簡単に消せませんが、少しずつ時間をかけて信頼関係を築いていって欲しいと思います。

そのためには、とにかく柴ちゃんが自分のペースで慣れることができるように待ってあげることが大切です。無理強いは禁物。
また、スキンシップはまめこまさんから手をのばすのではなく、柴ちゃんが近づいてきたらそっと胸のあたりを触ってやる、その程度でよいと思います。

もし食べる事が好きなら食事の時間を利用するのも良い方法です。
一度に皿で与えてしまうのではなく、複数回に渡って家族が柴ちゃんを呼んで手から食事を与えるなどするのも効果的です。

今のような関係で「叱る」ことは更なる不信感を与えてしまうので柴ちゃんが威嚇しても無視するほうが良いでしょう。徐々にまめこまさんを信じ慕ってくれるようになれば、精神的にも落ち着き、よりスムーズなコミュニケーションが取れるようになると思います。

それから、攻撃のタイミングがつかめないようなら、先住のメス犬とは存在は認識できるけど接触できない程度の距離で過ごさせると良いと思います。

数ヶ月、または年単位でのリハビリになるかもしれませんが、愛情を持って接し続けることで必ず変わってくると思います。がんばってください。