対象:住宅設計・構造
回答:5件
旗状敷地で考える事
質問拝見しました。通風や採光気になるところですよね。
建替えのとき、旗状敷地で考える事はたくあんあります。
文面を読んでちょっと気になったのは、道路と接している長さです。
車の幅くらいということは2mは越えていますか?
あと、通路部分の長さによって建てられる建物の大きさの制限も
ありますのでご注意ください。
※木造3階建てに住んでいるのでしたらそう昔ではないかも知れません
が気に留めておかれるといいですよ。
それと通風や採光についてですが、もちろん立地条件に寄りますが
あらゆる方法で可能だと思いますよ。これまで京都の旗状敷地でも
家造りをしたことがありますが、採光や通風は十分確保できることを
確認しました。
ポイントはそういったことを理解している設計士や専門家に出会って
実際の敷地を見てもらうことでしょう。
将来的にそういった人を見つけるイメージをもたれるといいと思いますよ。
八納啓造 拝
評価・お礼
Lucyさん
早速のご回答ありがとうございました。旗状敷地でも採光や通風は十分確保できるとわかり安心しました。通路部分の長さによって建てられる建物の大きさに制限があるとは知らなかったので勉強になりました。将来のことではありますが、アドバイスをいただいたとおり、これから専門家の方を探してみたいと思います。また何かありましたらよろしくお願い致します。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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横山 彰人
建築家
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採光 と 通風 をとる工夫
建蔽率が80パーセントですから用途地域が近隣商業か商業地域でしょうか。
いずれにしても、将来的にはもっと周囲に高い建物が建つことが予想されます。
周囲から採光を期待する事は、不可能と考えた方がいいでしょう。
採光と通風を同時の取る方法のひとつとして、京都の町屋のように中庭、坪庭、や可動式のトップライトなどをつくる事は、有効な手段となります。
光の井戸を作るような設計の工夫をすれば、1階まで採光が取れ、風が通る住まいが出来るはずです。
設計の手法のひとつとして外部は防御の形をとり、室内の部屋は光の井戸を中心に配置すればどの部屋も明るく、光溢れる空間ができるでしょう。
旗竿敷地のハンディをむしろ利点にする方法はいろいろありますので、あきらめないで下さい。
旗竿敷地の設計事例もたくさんありますので、お気軽に事務所にお問い合わせください。
評価・お礼
Lucyさん
早速のご回答をありがとうございました。とても心強く思いました。現在1階はあまり光が入らず、薄暗い状態なので、設計によっては1階まで採光が取れるとは驚きです。また何かありましたらよろしくお願い致します。
宮原 謙治
工務店
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東南の方位を活かした計画次第です!
今日は!大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
このような敷地に出会うことが良くあります。そんな時に申し上げているのが、
『どのような敷地にも東南(巽)の方位はありますから、大丈夫ですよ。』ということです。
東南の方位は自然の恩恵を受けられる方位ですから、東南角地の土地は、他の方位と比べて価格も高くで売買されますね。しかし、その方位を活かすか否かは計画次第という事になります。
ご相談の敷地にも、東南の方位がある訳ですから、その方位と隣家との関わりを良く調査することがまず大切です。そして出来るだけ明きを設ける工夫です。
また、建ぺい率80%・隣家が3階建てということですから、路地(隣家の家の敷地境界線からの距離)もそんなに広くはないと思いますが、路地の狭いことのデメリツトとメリットの追究も必要です。そして、自然の恩恵【太陽・大気(空気・風)・湿気(水分)・地熱】を上手にする計画です。
家づくりを建築学的にとらえるのではなく、環境学的にとらえた計画を是非お奨めします。
東京でも、ホーミー教室を開催しています。何なりとお申し付け下さい。お力になれるかもしれません。
ホーミー教室:http://www.kirishima-j.co.jp/homy/study.html
謙さんブログ:http://blog.livedoor.jp/kirishimaj/
評価・お礼
Lucyさん
早速のご回答ありがとうございました。とても心強く思いました。ご察しのとおり、路地はとても狭いです。それでも計画次第だとわかり安心しました。また何かありましたらよろしくお願い致します。
村上 治彦
建築家
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いろいろな可能性があると思います。
森岡 篤
建築家
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用途地域、高度地区
Lucyさんはじめまして
パルティータ建築工房の森岡と申します。
Lucyさんの敷地の用途地域、高度地区は何でしょうか。
建ぺい率80%ということで、高度地区は2種か3種ではないかと思います。
2種であればよいのですが、もし3種だとすると、採光が厳しくなります。
他の方の採光を取る方法は、少なくとも3階屋根には日照が確保できるという前提なのですが、3種高度地区だと、冬は3階屋根にも日が当たらなくなる可能性があります。
建築計画では、敷地にどれだけのボリュームが建てられるかを最初に調べるのですが、Lucyさんの場合、周辺(特に南側)敷地のボリュームもチェックすることをお勧めします。
仮に現在の周辺の建物は良くても、将来建て替えるとき、目一杯建てる可能性がありますので。
建ぺい率80%ということで、旗状敷地の通路部分は建てないとすると、通路以外の部分は建ぺい率からいうと、ほぼ目一杯建てられることになります。
各階、建ぺい率一杯に建てれば、下階は暗くなり、採光を確保することはできません。
他の方がおっしゃるように「1階まで採光が取る」には、通路以外の部分の一部に庭を作り、庭から採光を取る、あるいは、吹き抜けをつくり、上部にトップライトを設ける、というような方法が必要です。
私もこれらの組合せにより、採光、通風を確保することは可能であると思います。
参考にしていただけたら幸です。
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