猫の低温やけど、皮膚の壊死

低温やけどをした事に気づかずにいた場合

2〜3日では皮膚はどのような状態になりますか?・・・肥厚してきます。程度より赤くなることもあります。

1週間くらいではどのような状態になりますか?・・・程度によります。軽いものでは回復しています。重度のものでは脱毛、糜爛さらに皮膚の潰瘍が起こります。

皮膚が壊死し、病理検査した時に低温やけどが原因の場合は、特徴的な結果はありますか?・・・ありません。熱傷でも、炎症性反応の病理組織学的変化はほとんど同じです。病巣の経過、外見などから低温やけどであろうと結論付けるでしょう。

皮膚が壊死してしまう病気はどんなものがありますか?・・・たくさんあります。局所性のものもありますし、全身性の病気のため2次性に出現することも多々あります。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群という人間の病気がありますが、犬、猫にも似たような病気はありますか?・・・ないと言い切ることはできません。

猫が皮膚病になって3〜4日後位にエリザベスカラーをつけていた為毛づくろいは出来ない状態でした。ですが、お腹の毛全体的に濡れた様にしっとりとしていたのですが、これは何故でしょうか?・・・尿等、外からの理由でで濡れていることが完全に否定されるならば、体からのものです。流れ出る体液には滲出液と漏出液があります。皮膚上に現れるのは、ほとんどの場合、滲出液と考えられます。