対象:矯正・審美歯科
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22歳終わり頃から過蓋咬合の為、歯科矯正を始めました。
始めるにあたり、レントゲンを撮ったら顎間接にズレがあると言われました。
本格的に直すには、かなり大掛かりになると言われました。
もともと上右の2番の歯が捻転していたので、そこを直すのに前歯を少し出せば、過蓋咬合も多少は良くなると言われました。
あまり大きく矯正をやりたくなかったという気持ちもあったので、少しでも良くなるのならばと思って始めました。
既に成人していること、捻転が90度ちかくあったことなどの理由から、リテーナー期間に入るまでに時間がかかりました。
実際、25歳を前にした今、矯正も最終段階(リテーナー期間中)に入り、過蓋咬合は多少良くなった気がします。(専門的な事が分からないので、実際は自分が思っているより良くなっているのかもしれないし、状況があまり変化していないのかもしれませんが。)
捻転していた歯を正しい位置に戻してみたら、左の2番の歯と比較し、大きさにかなりのずれがある事がわかりました。
捻転も、一度は戻ったものの、癖が強かったのか、ブラケットをはずして3週間で元に戻る兆候がありました。
最終的には、固定する意味も兼ねて、右1番と2番の歯を削り、その上からセラミックをかぶせるという治療になりました。
すでに終了してしまった矯正治療ですが、この“削ってかぶせる”という判断が正しかったのか不安です。
このようなやり方は、専門的にみても有り得ることなのでしょうか?
また、2008年6月いっぱいで、通院していた歯科医院が閉院となってしまい、これからの経過は引継ぎの先生に診てもらうことになっていますが、今後は自分自身が出来る範囲で、でどのようなケアを心がければ良いか、教えてください。
てんぷらさん ( 埼玉県 / 女性 / 24歳 )
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晝間 康明
歯科医師
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過蓋咬合の矯正歯科治療
こんにちは.東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
てんぷらさんにまずお聞きしたいのですが,矯正治療を行われたのは矯正歯科専門医院でしょうか?
一般的な過蓋咬合の原因は主に,上顎歯列が下顎歯列に対して前方に位置する事で上顎前歯の咬む対合歯である下顎前歯が後方に位置し上顎前歯が下がってくる(挺出)事です.過蓋咬合の治療を行なう場合,上顎前歯を唇側に傾斜させ捻転を改善したただけでは元々上顎歯列が下顎歯列に対して前方に位置しているので出っ歯の状態になってしまいます.さらに上顎前歯と咬合する下顎前歯の位置が後方のままであればすぐに過蓋咬合が戻ったり,捻転が戻ってしまう事を想定します.矯正専門医であれば,この様な状態を診断時に想定するので上下顎に装置を装着し治療を行ないますし,上下顎に装置を付ける事を患者さんが望まない場合は治療をしてもすぐに戻ってしまう可能性があるのであればあえて矯正治療を行なう必要はないと考えるのが一般的です.
てんぷらさんの治療経過を拝見しますと,治療後の後戻りが3週間と言う短い期間で起きてしまい,さらに歯を削って固定すると言う流れに異和感を感じます.
担当されていた医院が閉院されてしまったと言う事ですので,矯正治療の再治療を行なう事は難しいであろうと予想します.また,1度削ってしまった歯は元に戻る事はなく,今後は削って被せた修復物と歯の境目から細菌が侵入し2次う蝕や歯周病による歯肉退縮を引き起こさないように定期的なメインテナンスをしていく事が必要でしょう.
もし,現在の噛み合せに不安があるのであれば矯正歯科専門医院で口腔内を実際に診てもらい,改善できるか確認すると良いかもしれません.
その際に,矯正治療開始前の口腔内状態を記録した資料(セファロ,X線写真,模型,診断書など)があればより詳しい相談を受ける事が可能です.
評価・お礼
てんぷらさん
丁寧に細かく教えていただき、ありがとうございます。
最終的には自分の判断だったとはいえ、歯を削ってしまった事はやはりショックだったのですが、先生のおかげで不安も少し解消されました。
これからはデンタルケアを怠らないように頑張っていきます。
本当にありがとうございました。
てんぷらさん
固定について
2008/06/30 14:38丁寧にお答えいただきありがとうございます。
2度目のリテーナー期間に入って、数日しか経っていないので、噛み合せに対する不安はまだないのですが、自分の歯を削り被せたことが一番不安で、削る以外に方法は無かったのかと、疑問に思うことがあります。
「削って固定する」という流れに関しては、私自身一番不安に感じていたところです。
もしよろしければ、先生が感じた「異和感」について、ご意見をお聞かせいただけませんでしょうか?
てんぷらさん (埼玉県/24歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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