有限会社設立について

会社の設立準備をされているのでしょうか。
事業の成功をお祈り致します。

有限会社を設立されたいとのことですが、会社法の制定に伴い、有限会社制度が廃止され、
新しく有限会社は作れませんので、株式会社を作って頂くことになります。
また、最低資本金制度も廃止されましたので、資本金は1円からでOKです。

会社を設立するためには、まず本社の住所地と商号を決めて頂く必要があります。
商号についても、どのような商号でも構いません。アルファベットも使えます。
商号が決まりましたら、会社の実印を作成して下さい。
会社設立セットのような形で3本セットが便利です。
ハンコが用意できましたら、銀行で会社の通帳を作って下さい。
この口座に設立時点での資本金を貯めておくことになります。

準備ができたら、定款を作成し、公証人役場で定款認証を受けます。
定款は、会社の基本的な規則を記載したものになります。
定款が出来たら、本社住所地を統括する法務局で登記して下さい。

登記が終わりましたら、本社住所地を所轄する税務署、県、市に法人設立届を提出します。
税務上の特典のために、設立から2ヶ月以内に青色申告承認届を所轄税務署に提出して下さい。
給与については、給与支払事業所の届出書や源泉税の特例届け等を提出するべきです。
社会保険に加入する必要もありますので、社会保険事務所に加入届を提出しなければなりません。

その他いろいろとございますので、登記までについては司法書士、登記完了後は税務については税理士、社会保険については社会保険労務士にご相談下さい。地元の司法書士会や税理士会でも相談に乗ってくれるはずです。