対象:リフォーム・増改築
なんか笑っちゃいますね。
金属サイディングなんて日本でしかシェアを獲得できていないですよね。
窯業系もそうですが、普通の感覚で世界市場を見れば北米南米のみならず、ヨーロッパ、アジアでも樹脂サイディングのシェアは急速に広まっている。各国営の物件にもどんどん採用されている。
その理由が日本の業者にはわからないんですかね。
省エネだのエコだの言うのであれば素材自体の熱効率とかこそ気にしないんでしょうか。金属サイディングの寿命が長いなんて詭弁です。寒冷地のシェアご存知ないですか?鉄板にウレタン系やテフロン系の塗装被膜なんてどれだけ役に立たないか、寒冷地に住む人間は皆知っています。築10年で基礎に近い部分はほぼ錆びて穴が開きます。鉄板の塗装がどれほどのものかというのは、自動車の塗装被膜を知ればよくわかります。重ねて焼付けの塗装、さらにその上にクリアも重ね。外壁なんかとは比べ物にならない高品質の仕上げです。でもそこまでやっても、洗車とワックス掛けという手入れをしなければ、10年と持ちません。あと、樹脂サイディングはコーキング使いません。素人でも知ってますよ。
自動車工学さん ( 東京都 / 男性 / 35歳 )
回答:1件
深澤 熙之
建築プロデューサー
1
樹脂サイディングについて
こんにちは〜自動車工学様
はじめまして昭和アルミグループの代表取締役の深澤煕之です。
質問の内容はどのような意図なのでしょうか
確かに日本でも樹脂サイディングは一部の業者さんを通じて少しずつ普及していますね。私も米国の外壁メーカーともお付き合いがあり過去樹脂サイディングを取り扱った事があります。
樹脂サイディングは凍害に強く・軽いという事で北米などを中心に普及していますが日本の風土には素材的にあまりあってないような感じですね。
施工してしばらくは良いのですが
どうしても樹脂の場合は伸縮が激しく、年数と共に雨仕舞いが悪くなり結局、コーキング等で補修しないと雨洩りが止まらないという苦情相談が全国的に多く、氷点下などの寒冷地で湿気のいないところでは良いようですが
温暖気候で春夏秋冬のはっきりしている昼間と夜の温度変化のある地域では伸縮が激しくあまり良いと言えないのが過去施工させて頂いた上での感想です。
実際に某有名自動車メーカーのある工場長のお宅で米国から輸入された樹脂サイディングをされた方からお聞きした限りでは、はっきり日本の風土には合わないと言っていらっしゃいました。
確かにガルバリウム鋼板の素材を使用しての外壁材や屋根材を使用される建築業者が多くなっていますが、実際には2〜3年でもらい錆び、中には2年で雨樋が穴が空いてしまったという苦情相談も多くインターネットニュースにおいても公開しています。
ガルバリウム鋼板と言ってみても中身は鋼板ですから切り口は施工後1週間くらいで錆びてきているところも多いですから、それでも普及している理由は日本の法律のせいでしょう
その一つの法律は外壁は防火および耐火外壁にしなけらばならないという法律がありその法律だけでいくと窯業系サイディングや金属サイディングにおいてはアルミ金属は認定を受けていず、ガルバリウム鋼板は日本の防災協会から認定を受けているので建築基準法上に
補足
於いて、ガルバリウム鋼板や窯業系サイディングなどは使用できるが熱で溶けてしまう外壁材は駄目という法的制限がありますので、
ただ、樹脂サイディングの加工の技術において日本の風土に合うようにしたものであれば話は別です
問題はコストの問題です。
私もアルミメーカーの業界の中で35年見てきてカナダのほうではアルミサイディング外壁材は軽く、凍害も強く、耐久性があるという事で金属サイディングにおいてはアルミ合金のシエアーが最も多いところです
それを日本において35年の実績を基に日本仕様に改良して今日にメーカーという立場で来ていますがこれも100%良いとは思っておりません
それぞれの素材に一長一短があります
日本の住宅業界は法律の整備をよくしないと住宅は良くならないというのが私の感想です
私も車は好きなのですがBMW社がアルミ合金や塗装技術を車に取り入れている技術も採用したりして製品開発の研究もさせて頂きながら今日に来ています
先日、宇宙開発機構の技術者や某大手金属メーカーのアルミナからアルミ合金を精製している主任研究員の技術者の方のお住まいをリフォームをさせて頂いたのですが
日本の外壁メーカー、外国のメーカーの樹脂サイディング、金属サイディング、窯業系サイディング、ALC等すべて調査、研究したら日本の今の風土では私が経営する昭和アルミの外壁材が耐久面において一番良いという評価を受け、その技術者の実際にお住まいになっている方の外壁リフォームをさせて頂きお墨つきを頂きました。
塗装で外壁材や屋根材、そして住宅を外からの風雨から守ろうとする事態に無理があります。またどの外壁材にしろ外からの雨を完全に防ぐという事は不可能です。
だからこそ外壁通気工法を推奨しております
最近住宅保証機構においても外壁通気工法は住宅の性能表示においては必須事項にしてきましたね。
この回答コーナーでは多く語る事は無理ですが、参考になれれば幸いに存じます。
(現在のポイント:8pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング