広縁の有効性

内容を拝見しましたが、LDにあまり収納がなく、それを和室に納めたいとのことですよね。

しかし、整理整頓という側面から考えると「適材適所に片付けられる場所」があるのがベターです。今の発想だと広縁に将来荷物が溢れ、開けられないような場所になる可能性がでてくるでしょう。広縁は和室屋外を結ぶとても快適な領域ですから、その発想で広縁は考えてあげるほうがイキイキするでしょう。

ポイントは適材適所の収納です。LDにも収納が必要です。どちらにしても後から溢れてくる可能性もありますので、プラン中なら、設計士の方にその旨をしっかり伝えて調整されることをお薦めしますよ。

また整理整頓に関しては別途コラムも書いていますので、興味がありましたらご覧ください。

素敵な家さん、はじめまして。
design studio bAOBabの鈴木と申します。

まず、8帖の和室をそのままにと考えるのならば、例えば、床の間の上に収納を設けることも可能ではないでしょうか。ちゃんとした床の間が必要である場合はできませんが、床の間の必要性について考えられたらいかがでしょうか。

次に現在の8帖を狭くしておっしゃるような広縁を設けてその一部に収納を設けるということも可能です。ただ、収納量が少ないからといって部屋を小さくするのは、要検討ではないでしょうか。
あとからもう少し工夫(収納物に関して整理整頓)すれば良かったとか、部屋が広い方が良かったと思われない様に再度収納物について考えられた方が良いかと思います。
結構収納があると安心して物が次第に増えて、結局収納の中にはほとんど使わないものだらけになってしまうケースもよくあります。

どこに何を収納するのか、単に収納スペースを設ければ良いというのではなく、収納物に合わせた収納計画することで、隙間空間の有効利用が出来ると思います。
使用頻度によって収納する場所も大きさも変わってきます。

今、ご相談されている設計者の方と収納の中身を一緒に考えながら、収納計画を再検討してから計画の見直しをされた方が良いかと思います。

少しでも御参考いただければ幸いです。