昨年は無職、今年から短期派遣(2週間以内)とフリーで働いています。
子供2人が幼く親の介護もあるため、短期派遣とフリーで働くことにしました。
主人は会社員で収入は約700万。残業手当以外の手当(家族手当や住宅手当)などありません。
収入の予想ですが103万以内に収めようと思います。もし多くなったとしても130万を超るか超えないかといったところだと思います。
状況的に、何年かは130万以上の収入が毎年確実に
あるとは思えません。
そこで質問です。
収入103万以内の場合、扶養控除38万。130万以内の場合控除は段階によるのことですが、
私の場合、どちらが収入的によいのでしょうか?
そりさん ( 大阪府 / 女性 / 41歳 )
回答:2件
130万円までが有利です
おはようございます、そりさん。
コンサルタントの若宮光司です。
ご主人の年収700万円に対応する給与所得は510万円となり、それからさらに各種所得控除を引いた金額が課税所得となります。
社会保険料などの所得控除額が不明ですが、いずれにせよ所得税率20%、住民税率10%の税率区分に入るはず。
配偶者特別控除額は、おおむね配偶者の所得が5万円アップするごとに5万円減額されます。
つまり配偶者の給与所得控除額は、161万9千円までは給与収入に対して一律65万円なので、配偶者の収入が103万円を超えてから5万円増加することに対して配偶者自身の税金が7,500円増加。
そりさんのご主人の税金が15,000円増加することになります。
そりさんご一家全体で考えると、そりさんが頑張って収入を5万円増やすことに伴い税金負担が22,500円となりますので差し引き、27,500円の手取り額増加となります。
さぁ、そりさん。
5万円余分に働いて手取り27,500円。 働きますか?
我が家のことであれば、半分以上の手取り増加となるので『働く』を選択させます。
なにより働くということは収入だけに意義を見出すものではないはずです。
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103万円と130万円のどちらにするか。
京都の税理士、佐々木です。
ご主人様の収入が700万円、そりさんの収入を103万円とした場合、仮の計算となりますが、子供さん2人ということですので、所得控除を210万円で計算するとご主人様の税金(所得税・住民税)は50万程度でしょうか。
そりさんの収入を130万円とするとご主人様は配偶者控除38万円はなく、配偶者特別控除11万円の控除になり所得控除は183万円、税金は56万円程度。そりさんご自身に税金が4万円程度、合計で60万円程度の税金が課されるでしょう。
27万円の収入増でその内10万円が税金ですので、手取りは17万円。月1万5千円弱です。幼い子供さん2人の育児と、介護を抱えているという事情を考えますと、103万円と130万円のどちらにするかの判断では103万円にとどめて時間を確保したほうがよいようにも思います。
回答専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
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