対象:リフォーム・増改築
こんにちは。壁紙の張替えで、職人さんや業者さんにより意見が分かれるので、どう判断したら良いかわからず、教えて下さい。
最近は色んな壁紙があるので迷ってしまいますが、出来たら雑誌のように大きな柄のある壁紙や、色の付いた壁紙でお部屋に変化を持たせたり、消臭壁紙みたいに機能のあるものを貼ってみたいと考えています。
しかしある職人さんはボコボコした厚地の壁紙以外はきれいに貼れない。と言うのです。
機能の付いた消臭壁紙や汚れ防止等は繋ぎ目が黒くなる場合もある。キラキラ光る壁紙は壁の不陸を目立たせる。珪藻土クロスは割れ目が目立ちやすい。紙クロスも割れ目が目立つし不陸も目立つ。布クロスもジョイント部分が糊が拭き取れないので汚い等・・・
そんな事言ったらメーカーのカタログの半分は選べないと言う事になりますよね。クロスのメーカーに聞くと「施工時に注意は必要ですが、皆さん紙クロスでも機能クロスでもご利用になってますよ。」との事。
別の業者さんは機能クロスは問題ないが、紙クロスや珪藻クロスは倍の費用掛かりますが施工できますよ。との事。ただし、新規に張る場合は良いですが、張替えの所には正直使って欲しくないです。との事。
寝室に輸入の紙クロスと布クロスを使いたかったのですが、半分は新規の下地で半分はクロスが既に貼ってあるので張替えになります。
トイレに関してもまだ悩み中ですが、便器の後ろの壁と手洗いカウンター正面に紙クロスをアクセント的に貼るか、消臭クロスを貼りたいと思ってるんですが・・・
もうどうしたら良いのかわかりません。
(出来たら輸入壁紙が貼りたいのですが・・・)
経験豊富な先生方のご意見を頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
kumakumaさん ( 大阪府 / 女性 / 38歳 )
回答:3件
施工後のクレームの問題かと・・・。
こんにちは、kumakumaさん。
さおとめあきこ総合研究所の早乙女明子です。
今回のケース、直接職人に依頼するか、第三者(リフォーム会社や設計士)を介入するかが問題かも。
第三者が『間』に入ればお客様のお宅を拝見して''その現状を把握し''適した素材をアドバイスするはず。
ところが職人にはそういった任務はなく『きれいに張る』のが仕事。
余談ですが、昔私が設計、施工はお客様依頼の工務店のクロス屋さんに、『お客さん、このクロス貼るの、勘弁してください』と直接施主様に言われて(その場でお客様から電話を頂戴できたので)工務店さんと話し合いの結果、別のクロス屋さんに貼って頂き事なきを得たことがあります。
『きれいに貼ることが目的の職人さん』には、多少『下地のあら』が目立っても、''ぱっと見、自分の気に入った柄が手に入れたいというお客様のホンネ''は理解不可能。
『技術的に綺麗に仕上げることを目的としている職人』と『多少はあらが出ても技術的に上手な職人さんに、下地を調整しつつ''ベストを尽くしてもらえるのなら、気に入った素材にトライしたい''』、というお客様とのギャップが生じるわけです。
人間とは不思議なもので、過去のトラウマのせいで、目の前のお客様のリクエストがおざなりになるもののようです。
直接お客様が職人さんに施工を依頼するのは、私はお勧めしません。安くなるかもしれませんが、第三者的な立場の意見がなくなってしまいます。
どうしても気に入った柄や素材があるのなら、『上手い人を紹介して欲しい』と、第三者的な立場の窓口に伝え、沢山いる職人の中から上手い方にベストを尽くしてもらうのが、良い着地点だと思います。
『選べないただ一人の自分が施工するヒト(職人さん)』と、''直接交渉''するにもかかわらず、''特殊なクロスを選ぼうとする''のは、面倒の始まりなのかもしれません。
自身の空間なのですから、自身の要望を貫ける施工者を手に入れるべきです。
補足
表題の「施工後のクレーム」とは、施工後、
・思った仕上がりと違う
・下地のでこぼこが透けて見えるのが嫌
・継ぎ目の線が剥がれそう・・・
などなど、出来あがったのを見てから(施工後に)さらに張替を強いられることが多いので、先回りして''『貼り替えなくてよい状況を作ろうとし過ぎている』''かも・・・。という意味です。
施工後に、そうなる可能性があったとしても、好きな柄をやめて、クロス屋さんがきれいに貼れるという織物柄にすべきか、良く判断を。
柄を優先しているせいで、下地のでこぼこが透けていたりしても、張替を強いない、張り替えるなら再度料金を払う、という思いが必要かもしれません。
無料で張替えることを前提に物事を進めると、最初のフィーが倍になっていないと赤字になってしまう訳で、材料も手間も、一発勝負、ぎりぎりの価格で提供しているとしたら、何としてでも張替を避けよう、と思うのでは?
ちなみに、すごく腕の良い職人さんでも、ツルンとした薄い紙を選んだ場合、貼った後下地が見えます。
もちろん同じ職人さんに織物柄を同じ場所に貼ってもらったら、きれいに出来上がってみえます。
織物は横縦にでこぼこがあるので、つなぎ目や下地の悪さが目立たない、ただそれだけ。
技術が変わるのではなく、目のトリック。
そのことを、なかなか説明するのが大変なため、私の会社では、壁紙を張りわけて、同じ人が張っているけれど、織物はこう、ツルンとした薄い紙はこう・・・と、実際に見てもらって、その上で判断してもらっています。
kumakumaさんのお宅にあった物を複数コーディネーターに提示してもらい、その中からご自身が一つチョイスする、という方法はいかがでしょうか?
以上、追記させて頂きます。
評価・お礼
kumakumaさん
ありがとうございます。
言葉が的確でわかりやすく、今までの疑問・解ってきた事、それらが一つにまとまらなかったのですが、やっと一つにまとまりました。
色んな業者さんが言っていた事はこういう事だったのね。と早乙女先生の説明で解りました。
ある職人が出来ないと言っても、別の方でうまく行くことも有るんですね。
「仕上がりが悪くなるけど良い?」と聞かれると「良いです」とは言えない。仕上がりよく、気に入ったものが張りたいというのが私の気持です。
多少のことは目をつぶっても自分の思いを大切にしたい。そう思います。
過去の壁紙のコメントも読んだので、今回の先生方のコメントを胸にもう一度「多少のリスクを負っても貼りたいクロス」を探してみたいと思います。そう思えるものが無ければ、施工のしやすい壁紙を選び、柄物はポイント的に使おうと思います。ありがとうございます。
回答専門家
- 早乙女明子
- (東京都 / プロファイリングコンサルタント)
- さおとめあきこ総合研究所 所長
企業にて活躍する全ての人に、博愛と希望とエネルギーを!
企業従事者向けコンサル。実務経験を踏まえた、人に寄り添う相談対応。企業の経営改善、成長戦略、マンパワーの調整が得意。プロファイリングしながら、各自に適したアドバイス、魅力の引き出しプロフェッショナルなアドバイスをビジネスライクに致します。
山本 武司
リフォームコーディネーター
-
クロス(壁紙)は下地により大きく左右されます。
新築とリフォーム(張替え)の大きな違いは現状や、
既存などの下地を考慮に入れる点です。
ある空間を作りたい想いがあってクロスと言う選択肢の中で
施工を請け負うのであれば、
職人さんや業者さんのご意見は頷けます。
納まりや最終引渡しを考えるとそれが無難と判断されます。
壁紙以外も含め空間を考えるなら
部分的にタイルやガラスなど使用しますが、
一業者さんだけでは施工出来ない点もあります。
ホテルや商業施設で精度を要求されて
さらに薄いプレーンな輸入壁紙など提案する場合など
下地の修復工事から計画にいれます。
場合によつては壁紙の価格より費用が発生します。
kumakumaさんの想いを業者さんに伝えられて、
多少仕上がりのアバウトさをリスクと容認されて
試してみる思いが請け負う業者さんと共有できると
かなり選択肢は広がると考えます。
リフォームに使えるのは「半分くらい」とは、
お客様kumakumaさんが、感じられた正しい見解かもしれません。
ご参考になりましたでしょうか?
評価・お礼
kumakumaさん
ありがとうございます。
多少仕上がりのアバウトさを容認する気が有るなら、選択肢は広がるんですね。
あれもダメ、これもダメと言われなんだか頭の中がいっぱいになってしまいましたが、多少の仕上がりは気にしないという選択肢もあると専門家に言われると心落ち着けて冷静になる事ができました。ありがとうございます。
深澤 熙之
建築プロデューサー
-
壁紙の施工について
こんにちは!kumakuma様
はじめまして、昭和アルミグループ及び全国住宅リフォーム優良企業促進支援協会の代表兼理事長の深澤煕之です。
早速ですが質問の件をお答えします。
壁紙についてはいろいろ種類があります。その種類についてはkumakuma様が見本やカタログをご覧になられて、ご存知だと思いますのでその部分において省いてお答えします。
壁紙の素材や種類に応じて、中には下地処理などで手間がかかる事がありますが、若干の手間は違いますが、施工技術的にその壁紙の職人としてのプロの技術があれば、どの壁紙を選択して頂いても問題なく、施工できるはずです。
質問の内容から見ると通常、常にしている仕事以外の仕事はしたくない、手間が合わないからやりたくないと言わんばかりの職人さんからの言葉ですね。
もし、本当にこれがプロとしての職人の言葉か・・・と技術力がないのか?プロとしての意識がないのか?足りないのか? よくわからない業者さんですね。
何か、自分の都合の良い仕事しか勧めないような感じに見えます。
内装工事を専門にしていて、内装設計をするようなリフォーム業者さんか?内装工事に詳しい、工事監理者がいるところで相談された方が良いです。
大阪のほうはリフォーム業者さんが最近急激に増加した地域ですので、悪質リフォーム業者も全国的に見ると関西地区がもっとも多い地域ですので、そういった業者さんに出遭われないように充分にお気をつけて、良い業者さんを探して下さい。
参考サイトとして下記に掲載しましたので気軽に覗いて見て下さい。
昭和アルミ公式ブログサイト(手抜きリフォームの実態などの情報が満載です)
補足
良心的な業者さんは、弊社の今抱えている職人はこちらの壁紙でしたら、問題なく施工できますが、こちらの壁紙については今既存の内壁はこのような状態ですので、こちらの壁紙を施工する場合は下地が綺麗に平坦しないと、どうしても段差ができますので、下地処理の工事として、このような工事が必要になってくるとか?
こちらの壁紙はそれ専用の下地の素材が必要になってきますので、その分の工事としてこのくらいの費用が出てきますといった、説明をするはずです。
あくまで、最終的にお客様が判断する事ですので、壁紙の内装工事について、詳しい良心的な業者に、希望を充分に伝えて、わかるように、納得がいくようにその業者さんが説明をしてくれるかどうかでご判断をされたほうが良いと思います。
お金を負担して工事をされるのはお客様のほうですので、納得や理解できない部分がありましたら、充分にその業者に聞く事です。
リフォームをされて、失敗をされた方の失敗例の相談を沢山受けて、皆様に共通して言える事は殆ど、業者さん任せにして、工事を依頼された方や、自分の希望とする意見を充分に相手の業者へ、伝えてなかったという実例が一番多いです。
お客様の立場から業者はプロだから、大丈夫だろう!自分の希望としているの事はやってくれるだろう!という思い込みは危険ですし、
業者のほうはいかにも専門的な事を言ってくるケースが多く、これだと決め付けていってくるケースもありますので、どのように工事をする方法が正しいのか?ある程度、知識を深めてから、業者と打合わせをしたほうが良いと思います。
もし、窓口は営業マンの方であれば、実際に工事をする職人または現場監督者を交えて、契約する前に打合わせや相談をする事が大事なポイントです。
参考になれれば幸いに存じます
評価・お礼
kumakumaさん
出来ないと言う職人の発言に叱咤するご意見、とても心強いです。そうですよね。出来ないではなく、難しい理由を説明いただいた上で努力をして頂きたいものだなと感じました。やはり職人の逃げですよね。それに対し、自分は無知だから解らないので、職人の良いなりになら無いといけないのだろうか?と疑問でした。
プロ意識が無い、手間は違えど晴れないことは無い、とはホント心強いお言葉を頂きました。
以前の先生の壁紙に関するQ&A拝見し、壁紙に付いて色々勉強になりました。
自分の思いを大切に、職人の逃げ口上に負けないように各業者とも相談して行きたいと思います。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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