対象:住宅設計・構造
9坪の長方形の3階建てを建てる予定で図面を書いて頂いていたのですが、建ぺい率?容積率?などの関係で3階に作る予定の2つの部屋の天井が結構な割合で斜めになってしまうようで部屋の半分を(縦に)ロフト、半分を吹き抜けにし、その分地下に小さな部屋もしくはお風呂などを作るいう案がでました。ロフトを作るにはどのような条件があるのでしょうか?(広さに含める条件とか)又地下を作ると地上よりお金がかかると言われました。どれくらい割高になるのでしょうか?ちなみに我が家の建坪は9坪強で木造で考えていて予算2000万円です。狭い建物を建てる場合のロフト、地下室のアイデアも是非教えてください。よろしくお願いします。
ru-さん
回答:3件
ロフトや地下室に関して
ロフトですが、各階面積の1/2までが限界で、天井高さも1.4mまでに抑える必要がありますよ。
それと、地下を造るのは基本的に3倍かかるという通説があります。
土地の広さによっては重機が入り込む場がなければ、手堀になり単価もよりあがるかも知れません。予算2000万円の内、何を重要視するか?というのも設計士の方と詰める事をお薦めします。(※例えば、断熱材のグレードを上げる。仕上げを無垢材など天然素材を使う。デザイン重視など。)
半地下でしたら比較的お金を抑えることも出来るでしょうが、これはお願いしている設計士を通じて、工務店さんなどを紹介してもらって、そこと細かく詰めていくほうがより現実的でしょう。
参考になりましたら幸いです。
八納啓造 拝
評価・お礼
ru-さん
ご回答ありがとうございます。
予算的に考えても難しいかもしれません。
よく検討してみます。
ありがとうございました。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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森岡 篤
建築家
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地下について補足
ru-さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
ロフト、地下の説明は、先の方の言われるとおりです。
地下について、少し補足します。
地上は木造でも地下部分は鉄筋コンクリートになること、地下部分の土を掘る土工事が発生し、土を捨てる必要があること、土を掘った時崩れないように山留め壁が必要になるため、工事費が上がります。
建坪が小さい程、工事費アップ比率が上がる傾向があります。
途中の段階で、概算を出してもらうといいですね。
地下に風呂を作る場合は、道路の排水本管よりレベルが低いため、ポンプアップで排水する必要があります。
地盤の水位にもよりますが、地下は、少なくとも雨が降った時は水位が上がるのですが、地下壁の外側(山留め壁との間)は人が入るスペースがないので、きちんと防水ができません。
地下内部にじわじわと水が入ることがあり、施工に注意が必要です。
地下のある住宅を設計する時、これらで悩んでいます。
深澤 熙之
建築プロデューサー
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地下室にはいろんなメリットがあります。
こんばんは〜!ru-様
はじめまして、外断熱工法(外張り断熱工法)を専門にしています、昭和アルミグループ代表の深澤煕之と言います。よろしくお願いします。
基本的にロフトや地下室については先の先生方の言われたとおりでございます。
地下室についてのデメリット、メリットを少し掘り下げて説明を致します。
地下室の費用に於いては先の先生方が言われた通り、どのくらいの大きさの地下室をつくるかによって、割高になったり割安になったりします。
地下室については地上の建物と違って、コンクリートに於ける基礎工事の延長のように考えた土木基礎工事の種の工事内容と考えて良いでしょう!
簡単に言えば、土木工事で地下室を専門に作っている業者に依頼すれば、思ったより工事費用が収まったりします。
地下室の大きさによって、地下室の広さが12〜15坪のより大きい、地下室は地上の建物のコストとはそんなには大きくは変わらず、15坪より大きい16坪とか18坪以上の地下室の場合が逆に地上の建物よりは安く収まる場合があります。
10坪未満は面積的に」小さいので割高になります。
費用においては以上のようなのですが、地下室は地上にはないメリットが沢山あります。
まずは、
一.耐震性や台風、火災などに対し頑丈にできていますので安心な構造体と言えます。
二.面積が地上の坪数の50%まで面積を容積率の中に入れられるという事です。地上が27坪まで建てられるとしましたら、その50%の12〜3坪は容積率に入れて事ができますので、地上だと27坪が容積率いっぱいだとしましたら、地下室を作れば、39坪〜40坪までの面積の建物を建てる事が出来ると言う事です。
補足
三.次に地下室は意外に省エネの部屋を作る事ができ、人のいからだにやさしい快適な空間を作ることができます。昭和40年代になって、戦後20年くらい経った時、グアムで発見された元日本兵の横井庄一はご存じでしょうか??生きていたという奇跡なのですが、横井庄一さんはずぅ〜っと!洞窟の中で生活していたので、その洞窟の中の環境が人の生命を守ってきたのですね。その環境と少し似たような環境が地下室という訳です。
四.最後に地下室はその土地のまわりの環境が東京砂漠というくらいあまり良くない環境だったとしましたら、そういう世界の喧騒から遮断してくれる空間といいますか環境を作ってくれるメリットもあります。
地下室には以上上げたようなメリットもありますので、よく研究をされてご判断をされたら宜しいかと存じます。
地下室というテーマでお答をさせて頂きました。参考になれれば幸いに存じます。
下記は参考ブログサイトです。気軽に覗いてみて下さい。
昭和アルミ公式ブログサイト
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