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対象:事業再生と承継・M&A

事業の承継について

法人・ビジネス 事業再生と承継・M&A 2008/05/01 20:01

ご意見をお願いします。現在私は中小企業(同族)の代表取締役です。株式は一切保有してません。創業者である義理(現在も株式を100%保有しています)の両親名義の会社への貸付金が多額にあり、現在業績の上昇を機に、返済を迫られています。その金額の部分で会社を潰しかねない要求が続いており、貸金請求の訴訟一歩手前です。そこで当方は熟慮の末、株式の買取を考えています。それしか会社を守る方法がありません。そこで伺います。主に方法としてはM&Aが考えられると思いますが、当方はそこまでの資金力がありません。金融機関への折衝はまだ行っていませんが、このような事業承継でのM&Aには、金融機関は積極的なのでしょうか?それとも可能性は低いのでしょうか?教えてください。

タマさん ( 鳥取県 / 男性 / 31歳 )

回答:2件

もう一つの方法があります

2008/05/01 20:48 詳細リンク

こんばんは タマさん。

広島のコンサルタント、若宮光司です。

義理といっても家族、しかも自分達が築いた会社なのですから会社を追いこんでまで貸付金の返済を要求することが信じられません。

もう一度みなさんで冷静になって、会社の資金繰りに無理ない金額で返済していくように話し合うことはできないのですか?

>当方は熟慮の末、株式の買取を考えています。
<
株式を買い取っても債務(両親からの借入金)は消滅しません。

つまり、貸金請求の訴訟は株主でなくても出来るのです。

ましてや、そのような関係で株をタマさんに譲渡することに承諾もしないと思います。

>金融機関は積極的なのでしょうか?それとも可能性は低いのでしょうか?
<
はい、残念ながらタマさん自身に担保と返済能力がなければ融資はしてくれません。
しかもその融資目的が非常に消極的、後ろ向きです。

かなり厳しい回答をしましたが、諦めるのは早いですよ。

もう一つ、起死回生の方法があります。

成功するかどうか、もっと詳しい内容をお聞きしなければ判断が出来ません。
また、かなりの痛みも伴いますのでそれをタマさんが承知されるかも重要なポイントとなるでしょう。
大変申し訳ありませんが、ここから先は私の大事なノウハウなので公開回答できません。
直接ご連絡ください。

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社会保険労務士

- good

ご質問ありがとうございます

2008/06/05 09:45 詳細リンク

若宮先生もご指摘の通り、仮に創業者から全株式を買い取ったとしても、借入金がなくなるわけではなく、お話のように株式譲渡でMBOを実行したとしても

(1) 「株式」の買い取り
(2) 「借入金」の返済

ダブルで資金を確保しなければなりません。

したがって、お伺いする限りでは、多額の資金が必要となるMBOによる経営承継は現実問題非常に困難な状況と言えるのではないでしょうか。 (まずは「借入返済」と「MBO」を分けて考えた方がよいと思います。)

業績が上向いているとのお話なので、まずは創業者と話し合いのうえ、会社の収益から合理的な金額を分割弁済していく計画を立てることができないか検討・交渉の余地があると思われます。

ここでお話の範囲で取り得る選択肢を検討してみましょう。


*''■ オプション-1''
''リスケジュール、もしくは合理的な返済計画のもと分割弁済を交渉する''

''【解説】''
創業者と会社との間に、返済や金利などの条件について明確な取り決めがある場合は、今後約定どおりの返済が厳しいという事情であればリスケジュールを、なければ今後の業績を見据えた合理的な返済計画を立て返済していく交渉ができないかです。


*''■ オプション-2''
''「借入金」の一部(または全部)を「株式」に転換し借入額を圧縮、その代償として、創業者には優先配当を受ける権利の付いた株式を与えるなどの策を講じ、相互の利益調整を図り納得性を高める。''

''【解説】''
これは、いわゆる「デット・エクイティ・スワップ」((「借入」を「資本」に振替えて、返済義務(債務)の免除を受ける手法))と呼ばれているスキームで、金融機関の不良債権処理などにも使われています。

例えば、この手法を使って借入額を圧縮し、会社の負担を軽くしてもらう代わりに、あらたに創業者に交付する株式に、配当を優先的に与える機能を付けます。

補足

このように、経済的インセンティブを高める「株式カスタマイズ」を組み合わせ、配当により長期的に資金を回収していく途を提案するわけです。 (もっとも約束どおり借りたお金を返せと言われればそれまでですが…)

''『株式カスタマイズ』 とは? ''

ただ、お話からは先方の争う姿勢がうかがえることから、以上2つのオプションが現実的なものと言えるかどうかわかりません。 (事情によっては、また違った対応策も考えられますが)

いずれにしても、双方の合理的な利益調整の問題になってくると思われることから、専門家など第三者を介在させるなど、まずは今一度冷静な話し合いの機会を持つことがが必要ではないでしょうか。



**''★ ご参考 : 金融機関等からのMBO資金調達の可能性''

''【民間金融機関】''
事業承継資金のニーズに対し、一般に民間金融機関のハードルは高く、調達は困難と思われます。

''【ベンチャーキャピタル (以下VC)】''
VCはIPO(株式公開)を前提とした資金供給ですから、今後〜さんの会社が上場をお考えということであればまだしも、単なる事業承継資金としてのVC活用も困難ではないかと思われます。

''【中小企業投資育成会社】''
同社は株式の上場や転売による利益を重視するVCとは違って、中小企業の安定株主となって、自己資本の充実を側面支援することを趣旨とする政策金融機関です。

場合によっては、直接同社が株主から株式を買い取ることもあるようです。 検討の余地があるかもしれません。


ご質問ありがとうございます。
今後ともAll ABout ProFileをよろしくお願いします。

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