じゃれていると思ったら本気で噛む

生後2週間でペットショップですか?母犬ともこの時期に離れてしまったのでしょうか?
あまりに早く母犬から引き離された子犬は将来精神的に不安定になりやすいと言われています。

ご相談の噛みつきながら遊ぶ行為は子犬にとってごく普通の、必要な遊びともいえます。
この子は兄弟とも母犬とも遊べずに育ったようですので、遊びでは噛みつく力を加減する必要があることを学んでいないのだと思います。そして、ガムを噛むより手を噛んだ方が面白い、ということを学習しているようです。

効果がないと思っても、噛まれたら「痛い!」を繰り返してください。子犬がはっとして口を離すくらいの悲鳴です。「いたたたた〜やめて〜」という長い悲鳴は子犬を余計興奮させ楽しませてしまいますのでNGです。
強く短く、なるべく高い声を出してみてください。

それでもどんどん興奮してくるなら、さっさとその場を離れてください。(あらかじめサークルなどで仕切った中で遊んでいるとこの罰が使いやすいです)

子犬が学習するまでに何度も繰り返しが必要になると思います。それでも、強く噛むと必ずフクコさんが不快な様子を呈し、遊びから去ってしまう、ということを覚えれば、ちゃんと気をつけて遊んでくれるようになるはずです。

体を触ったり、抱っこしたりは問題ないようですね。鼻を舐めるのは甘えているのだと思います。
今は家の中のルールと、犬社会のルールも覚えるべき大切な時期です。特に他の犬とのふれあいが欠如しているようですので、お近くでパピークラスなど探して参加してみるとよいと思います。

我が家のメスも、去年の11月に子犬を5頭産みましたが、
45日齢はまだまだ幼くて、とても手放す気にはなれませんでした。

その頃の様子をブログに書いてありますので、
ぜひのぞいてみてやってください。
アーカイブの11月あたりから見ていただくと、
産まれてからの子犬の様子がわかります。

フーラ大戦!
http://hoola.cocolog-nifty.com/hoola/

確かに、何かに噛みついて頭を振る行為は、獲物を仕留めている
行動の名残ですが、だからといって、パピヨンくんがフクコさんを
仕留めているわけではありませんので、ご安心下さい。

50日といえば、まだまだ遊びたい頃です。

実際、我が家の子犬たちは、生後27日めに
お互い甘噛みをするのを観察してから、5ヶ月を過ぎた今日まで
同居犬たちと、毎日ずっと甘噛みごっこをしています。

強く噛みすぎると叱られるので、だいぶ加減ができるようになりました。
私の手も噛みますが、加減を教えるために、痛いときは「痛い!」と言って
遊ぶのをやめるようにしています。
あえて噛ませて、甘噛みの手加減のトレーニングをしています。

甘噛みは、痛くなければ悪いことではないので、加減を教えてあげてください。
されたくなかったら、とにかく逃げてください。ムダに手で触らないで
遊ぶときには、必ずおもちゃを用意して、上手に遊んでください。

子犬をヒマにしたり、遊び方がつまらなかったりすると、
おもちゃより手を噛んでくるので、注意してください。

おもちゃと格闘して興奮している姿は、自然なことです。
遊びはすべて、ハンティングなどのシミュレーションなのです。

抱っこすると鼻を舐めるのは「大好き」のサインです!

子犬のしつけは、6ヶ月までがとても重要です。
もし不安がある場合には、プロに相談してみてください。

良い子にしてあげてくださいね!