対象:矯正・審美歯科
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出っ歯の歯列矯正で口角が下がっているのを治せるか?
いわゆる出っ歯の場合は、口唇を意識的に閉じようとするため、
口唇の周囲の筋肉(表情筋)が緊張しやすくなります。
しかし、出っ歯が原因で口角が下がるとはいえません。
口角の方向は口角を引き上げる筋肉(口角挙筋と大頬骨筋)に対する
口角を引き下げる口角下制筋とのバランスによって決まります。
したがって、口角を引き下げる筋肉が強い、又は加齢によって筋力が
たるんで下がってくれば口角は下がることになります。
出っ歯の矯正をすると表情筋の過度の緊張が無くなり、口腔周囲の
表情筋のバランスが改善されます。
ただし、表情筋のバランスには個人差が大きいので、必ずしも口角の下がりも希望通り治るとも言えません。
したがって、矯正で出っ歯を治して、筋肉の緊張を除いた上で、必要なら
口角を引き上げる筋肉のエクササイズをすべきだと思います。
青山審美会歯科矯正クリニック(渋谷駅・表参道駅)
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口角を上げるトレーニング・スマイルトレーニングの方法
http://www.aoyama.or.jp/tra.htm
出っ歯を歯列矯正で治療した例
http://www.aoyama.or.jp/orthod_depa.htm
出っ歯を審美歯科(差し歯)で治療した例
http://www.aoyama.or.jp/depa.htm
回答専門家
- 小谷田 仁
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます
東京都渋谷区にある、矯正歯科・審美歯科・歯列矯正の専門医です。 特に舌側矯正(裏側矯正)に関しては、開業医としては日本で初めて全面的に臨床に取り入れ症例数4400件以上(1980年1月~2011年1月)を超えています。確かな技術と安心の提供に努めています。
晝間 康明
歯科医師
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矯正歯科治療に伴う口角の変化について
こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
出っ歯の方は,歯が前方(唇側)に傾斜している事で側貌における口唇が突出して見えたり,口唇閉鎖時に口唇周囲の軟組織(皮膚)に緊張感を認められます.
したがって,矯正歯科治療により前歯を後退する事で口唇が後退し緊張感が改善されます.
一方,口角は正面から見た唇の両端を意味しますので,矯正歯科治療による前歯の変化で口角が上がったり下がったりする事は無いように思われます.
また,口角は口輪筋を始めとする顔面表情筋の影響を受けるため加齢減少により表情筋が衰えると口角も下がる事が予想されます.
したがって矯正歯科治療で口角が下がったと言う症例は,成人の矯正歯科治療において治療期間が長くかかり加齢減少により口角が下がると言う症例もあるかと思いますが一般的ではないでしょう.
結論としましては,矯正歯科治療で口角の下がりが治るとは言え無いのではないかと思います.
マリブさんのこれまでの質問から口角の下垂以外の問題改善のために矯正治療を行なう事が望ましいのではないかと感じます.
以上,参考になれば幸いです.
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