一戸建て住宅の外構 - 住宅設計・構造 - 専門家プロファイル

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

注目のQ&AランキングRSS

対象:住宅設計・構造

一戸建て住宅の外構

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/04/03 14:24

敷地内の建家以外の外構部分は、ヒ−トアイランド現象を考慮して、土のほうがいいのでしょうか?
使い勝手を考えると、コンクリ−トを打ったほうがいいと思うのですが、コストの関係もあると思うのですが、最近の流行というか、業界の流れとしてはどうなのか知りたいのですが、よろしくお願い致します。

補足

2008/04/03 14:24

丁寧なご回答ありがとうございます。

あくまでも一般的な外構の仕上げを聞きたかったので質問させていただきました。

一般的には、なるべく土のほうがいいというのがわかりましたので、コンクリ−トやアスファルトは最小限で考えたいと思います。

takiさん ( 大阪府 / 男性 / 36歳 )

回答:3件

ヒートアイランド現象とは

2008/04/09 18:42 詳細リンク

takiさん。いろいろ勉強されてますね。

最近よく聞かれるヒートアイランド現象。
これは、都市全体が、車の排出する熱や建物の室外機などからでる熱で、恒常的に気温が上がってしまう状態をいいます。

特に東京や大阪などの都心部では深刻な問題で、近年では、夏の東京都心部の最高気温がその日の鹿児島の最高気温を上回ることがめずらしくありません。

東京の例でいいますと、23区内と八王子などの郊外では気温が2℃近く違っていたりします。

このように、ヒートアイランドは都市レベルで起こる現象であって、住宅1軒の外構の床で周りの温度が変わるものではものではありません。周囲にご迷惑をかけることはありません。

ただし「家の中の微気候の制御」という観点では、話が込み入ってきます。コンクリートを打つことで、その照り返しが窓越しに家に入ってくれば、家の中が暑くなるかもしれません。24時間換気などはとてもゆるやかなものですから、風通しのよい窓配置を考えた方がよいかもしれません。

一方、メンテナンスの観点で言えば、草むしりの不要なコンクリートは魅力ですよね。草むしりだけで言えば、砂利を厚めに敷くなどの方法もあります。また、三和土(たたき)を入れるという方法もあるでしょう。

水害の観点ではどうでしょう。コンクリートを打つ場所は周囲より高いですか?もし低いと雨水が流れ込んでくる可能性があって、地面に土がしみ込まない。
そういう時は排水桝や溝を設けて家に水が溜まらない工夫をします。

たかが外構、でも、いろんな事を考えなければいけません。
いろんなことを考えるのは専門家の役割です。
takiさんはイメージと使い勝手を、設計者に伝えるのみでよいと思いますよ。
そうしないと、家づくりが楽しくありません。

ここのQ&Aの使い方としては、技術の収集よりも「イメージ募集!」「アイデア募集!」的な方が、皆さん反応してくれます。

シーズ・アーキスタディオ 白崎

回答専門家

運営 事務局
運営 事務局
(東京都 / 編集部)
専門家プロファイル 
03-6869-6825
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介

専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。

運営 事務局が提供する商品・サービス

レッスン・教室

記事制作に関するご相談

記事制作に関するご相談

質問やお悩みは解決しましたか?解決していなければ...

※あなたの疑問に専門家が回答します。質問の投稿と閲覧は全て無料です。
中村 雅子

中村 雅子
建築家

- good

環境を考える

2008/04/03 21:01 詳細リンク

こんにちは。タジェールの中村です。

そうですね。考え方としては
自分の敷地に降った雨ぐらいは
下水に流すのでなく、自地に浸透させた
方が良いですよね。

その目的は''ヒートアイランド''
''下水という設備に頼らない=エコ''
ー>それらが 河川の氾濫や
集中豪雨の際の床下浸水などに
つながってきますよね。

コストや業界の流れ?
としてはコラム
をご覧頂きたいと、思いますが、個々が
''できることから始める''というのが
社会全体で必要なのでは?

森岡 篤

森岡 篤
建築家

- good

コンクリートは最小限に

2008/04/03 23:27 詳細リンク

takiさん、こんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。

住宅の外構にコンクリートを打つかどうかが環境に与える影響は、ヒートアイランド現象:温度環境と、雨水が浸透できるかという大きく2つの要素があり、しかも2つ別々の問題でなく関係しています。


特にここ10年位でしょうか、床上浸水となるような豪雨が襲うことが少なくありません。
単位時間当たりの雨量もすごいのですが、特に都市部がアスファルト道路で覆われ、敷地内も外構に裸地が少なく、雨水が浸透しないのです。

外構では、雨水を浸透しないコンクリート舗装は最小限にする方が良いと考えます。
住宅のコンクリート舗装は、安くありません。
私たちは、駐車場などでどうしてもコンクリートがほしいときは、2〜3mごとに10cm程度スリットを設け、砂利や草を入れ、雨水を浸透させています。


ヒートアイランド現象を考えた場合、コンクリートやアスファルトは、夏炎天下では表面温度が60〜70℃まで上がることがありますが、土はそんなに上がることはありません。

温度上昇は、材料自体の熱の性質の他、水が大きく関わっています。
水分が蒸発すると、気化熱をうばい、温度が下がるからです。
芝生の温度は、上記の炎天下でも、外気温より大きく上がることはありません、水分が蒸発するからです。


住宅の外構では、ヒートアイランドの上でも透水性でもコンクリートより土の方が良いとしても、裸地では家が汚れて困ってしまいますよね。

砂利は、材料自体の熱容量や断熱性はコンクリートと大きく変わりませんが、透水、保水して蒸発することから、透水性はもちろん、ヒートアイランドの面でも優れていると考えられ、家の廻りに使ったらどうでしょう。

芝生やリュウノヒゲのような地被植物を使うとよりベターです。

参考にしていただけましたでしょうか

(現在のポイント:-pt このQ&Aは、役に立った!

このQ&Aに類似したQ&A

RC住宅のアメ二ティ度について インテリア好きさん  2009-11-04 14:35 回答3件
日照0時間になってしまいました。 オレンジパークさん  2008-12-14 00:29 回答2件
RC-Z工法の一戸建て購入について 住宅購入検討中さん  2015-07-07 15:48 回答2件
専門家に質問する

タイトル必須

(全角30文字)

質問内容必須

(全角1000文字)

カテゴリ必須

ご注意ください

[1]この内容はサイト上に公開されます。

  • ご質問の内容は、回答がついた時点でサイト上に公開されます。
  • 個人や企業を特定できる情報や、他人の権利を侵害するような情報は記載しないでください。

[2]質問には回答がつかないことがあります。

  • 質問の内容や専門家の状況により、回答に時間がかかる場合があります。
気になるキーワードを入力して、必要な情報を検索してください。

表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング

対面相談

【関西圏限定】戸建て住宅の設計・見積・契約書をプロがチェック

注文住宅や戸建てなどの契約前・後に設計・見積が適正なものか中立的なプロがチェックします! 

寺岡 孝

アネシスプランニング株式会社

寺岡 孝

(お金と住まいの専門家)

対面相談

【静岡・愛知限定】戸建て住宅の設計・見積をプロがチェック

住宅メーカーなどの契約前・後に設計・見積が適正なものか中立的なプロがチェックします! 

寺岡 孝

アネシスプランニング株式会社

寺岡 孝

(お金と住まいの専門家)

メール相談

住まいの無料メールご相談

新築・建て替え・リフォーム/リノベーションをお考えの方へ

齋藤 進一

やすらぎ介護福祉設計

齋藤 進一

(建築家)