対象:経営コンサルティング
インターネットサービスのビジネスモデルポイントなどをお教え頂ければと思います
12345さん ( 佐賀県 / 女性 / 38歳 )
回答:2件
ビジネスモデルのポイントについて
インターネットサービスのビジネスモデルポイントについてのご質問です。
まず、インターネットサービスは、多岐にわたっているので、インターネットサービスでどのようなビジネスを行うのか、ということを明確に設定しておかれることが重要です。
また、インターネットサービスは、高い匿名性がありますので、当該サービスによって提供したサービスに基づいて、どのように収益に結びつけてゆくかについても当初から明確に把握しておくことが重要です。
例えば、地域に特化したSNSサービスを提供して、その利用料金を収益とする場合と、レンタルサーバにホームページをアップしてアフィリエイトサービスで収益を得るのかでは収益を得るための準備手続がまったく異なりますので、その点に留意することが重要です。
その他、近年では、ウェブページについての著作権なども重要視されているようなので、インターネットサービスに関連する著作権なども充分に調査し、前もって許諾を受けるとか、ウェブページの設計を行うことが重要です。
また、インターネットサービスユーザの個人情報を回収する場合、サーバ上での個人情報管理も重要なポイントとなります。このため、サーバ上での個人情報管理を行うためのアプリケーションを導入することにも留意する必要があります。
一方、知的財産権の観点から言えば、ビジネスモデル方法は特許される場合もあります。しかしながら、ネットワーク上で特許侵害を立証するためには相当の技術力が必要になります。
このため、インターネットサービスをビジネスモデル方法特許で保護しようとする場合、「自己のインターネットサービスを守る」という観点で書類作成および権利化を検討することが重要と思います。また、インターネットサービスの特徴に即した明細書作成・権利化戦略が考えられますので、特許出願などの場合にはその分野で経験豊富な弁理士にご相談されるのが良いと思います。
回答専門家
- 間山 進也
- (弁理士)
- 特許業務法人エム・アイ・ピー 代表弁理士
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河野 英仁
弁理士
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ビジネスモデル特許について
ご質問に対し以下のとおりご回答申し上げます。
2008年3月30日
河野特許事務所
弁理士 河野英仁
ビジネスモデル特許とは?
ビジネスモデル特許は2001年頃一大ブームとなりました。当初はビジネスの方法そのものが特許になるという誤った認識がありました。下記のポイントを最低限押さえて頂きたい。
ビジネスの方法そのものは特許を取得することができないが、新たなビジネスアイデアを、ハードウェア・ソフトウェアを用いて技術的特徴を出した場合、それは特許として権利を取得することができます。
簡単な例を挙げてみましょう。例えば回転寿司をあなたが発明したとします。この回転寿司ビジネス自体は、特許を取ることはできません。しかし、寿司をお客に提供するための回転ベルトコンベアであれば、特許を取得することができ、ビジネスを独占することができます。
インターネットを用いたB to Bシステム、B to Cシステムにおいてビジネスモデル特許を取得できる余地は十分にあるといえます。なお、ソフトウェア特許及びビジネスモデル特許に関しては、独特のノウハウが必要とされるので、ソフトウェア特許に強い弁理士に仕事を依頼することをお勧め致します。
以上
補足
なお、特許庁のHPにコンピュータ・ソフトウェア関連発明(ビジネス関連発明を含む)の審査基準が掲載されていますので、詳細は
http://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/pdf/tjkijun_vii-1.pdf
を参照してください(PDF)。
(現在のポイント:-pt)
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