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対象:住宅設計・構造

内断熱工法に最適な断熱材について(結露の心配)

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/03/23 01:16

先生方教えてください。

工務店の断熱工法が内断熱だそうで、結露の心配を考えて断熱材の選定で悩んでおります。
当然、信頼した工務店にお願いするのは大前提ですが。
私としては、ウール断熱材を仕様したいと考えていますが、セルロースの採用も考えておりますが、コストを考えますと無理?

外壁はガルバ、内装は珪藻土を使用 空調機は冷房のみに使用して暖房手段は、蓄熱暖房機を採用しようと考えています。

ドクターかいちさん ( 広島県 / 男性 / 38歳 )

回答:3件

羊毛ウール、セルロースファイバー共に結露に優れる

2008/03/23 21:42 詳細リンク
(5.0)

ドクターかいちさん、こんにちは。
パルティータ建築工房の森岡です。

羊毛(サーモ)ウールもセルロースファイバーも、調湿(吸放湿)機能を持ち、大量の水分を取り込む能力(濡れない)があるため、グラスウールなどの鉱物繊維系断熱材と比べ、結露しにくい工法です。

結露は、温度差と温度が高い側の湿度(水蒸気)により発生します。
断熱材により温度差を解消して結露を防ぎますが、スキマのない断熱でスッポリ覆うことが重要で、スキマ(ヒートブリッジ)は結露の原因となります。

羊毛ウールは、シート、ロール状のものを敷き込むため、スキマを作らないよう注意する必要があり、施工に依存します。
セルロースファイバー吹き込みは、吹き込むことで充填され、よりスキマをなくすことができ、この点で結露に対し、より有利です。

一方、セルロースファイバーの原料は古紙で、良質の原料は新聞紙とされていますが、商品によっては雑誌や段ボールなどが混じっているものもあるようです。
ホルムアルデヒドは含まれませんが、新聞紙のインクが化学製品で問題があるのではないか、という説もあります。
防虫、防火のためホウ酸が少量含まれます。

羊毛ウール、セルロースファイバー共、現在木造充填断熱で使われる断熱では、とても優れた工法ですが、グラスウールと比べると価格は高いですね。

当事務所の経験では、セルロースファイバーは、グラスウールと比べ設計見積でさほど差がなかったこともあるのですが、巾があるようですので、見積をお願いしてみて下さい。

参考にしていただけましたでしょうか。

評価・お礼

ドクターかいちさん

早速、お返事頂きありがとうございます。

断熱設計して頂ける、確かな工務店を選ぶことも
大切と思いますので信用できるところにお願いするつもりです。

羊毛断熱はやはり有効ですね。検討します。

回答専門家

森岡 篤
森岡 篤
(建築家)
有限会社パルティータ 代表

庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。

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村上 治彦

村上 治彦
建築家

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断熱材について

2008/03/24 11:08 詳細リンク
(5.0)

こんにちは、ドクターかいちさん
東京都北区で設計をしている村上です。

ドクターかいちさんの「室内気候」に対する考え方は素敵だと思います。
断熱材も是非深く検討してみてください。
断熱材も最近は自然素材のものが多く出てきていますので、
いろいろと悩まれるかもしれません。
価格も幅がありますのでより難しいと思います。

「チルチンびと」という雑誌の2008MARCH47号で
断熱の特集をしていますので、参考にされるといいと思います。
https://www.diyna.com/bookshop/chilchinbito/backnumber.htm

家づくり、納得いくまで楽しんでくださいね。

評価・お礼

ドクターかいちさん

回答ありがとうございます。

チルチンびとの雑誌を読んでみたいと思います。
とことん拘っていきたいと思います。


防湿気密シートの施工と通気層工法の採用が前提です

2008/03/24 21:47 詳細リンク
(5.0)

厳寒の北海道で100年耐久の高性能木造住宅を手がけている
勇和建設(株)の齋藤です

在来木造構法の柱間に断熱材を充填する工法は
「内断熱」ではなく、正しくは、「充填断熱工法」と言います

充填断熱工法の場合、断熱材は、グラスウール、ロックウール、羊毛ウール、
ポリエステルウール(ペットウール)、紙断熱材などがあります
これらは、マット状(布団状)断熱材です
これらの他に、吹き込み断熱材として、グラスウール、ロックウール、セルローズファイバーなどがあります
共通しているのは、繊維系断熱材であるということです
繊維系断熱材の壁内結露を防止し、断熱材の性能を十分に、
長期安定的に発揮させる為には、断熱材の室内側を防湿気密シートで覆うことと
断熱材の外側(=柱の外側)、透湿防水シートや透湿性のある合板類などを張って
通気層工法を採用することです
厳寒の北海道では、この施工が常識であります
これを守れば、使う断熱材は、原則、なんでもOKです

依頼される工務店さんに「防湿気密シート施工」「通気層工法」を必ずお願いして下さい

セルローズファイバーや羊毛ウールの場合
グラスウールやロックウールなどと違って、繊維素のものに吸放湿性能があるので
「防湿気密シート施工」が少々荒っぽくても、通気層工法が確実に施工できていれば
壁内結露のリスクは小さくなります

「デコスドライ」というセルローズファイバー吹き込み工法では
ダイライトという透湿耐震合板による通気層工法を併用して
室内側防湿気密シート施工が省略できるという認定を取得しています
http://www.decos.co.jp/index.html
「防湿気密シート施工」に慣れていない工務店さんなら
「デコスドライ」がオススメですね

「防湿気密シート施工」に慣れた工務店さんなら、ローコストのグラスウールで大丈夫
この場合、マグというメーカーの「Q-BEST工法」を採用して頂くと高性能です
http://www.mag.co.jp/pro/kouhou/qbest/

評価・お礼

ドクターかいちさん

回答ありがとうございます

非常にわかりやすい回答でありました。
Q-BEST工法が出来るかどうか工務店に確認してみます

ありがとう御座いました

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