グラスウ−ルについて - 住宅設計・構造 - 専門家プロファイル

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

注目のQ&AランキングRSS

対象:住宅設計・構造

グラスウ−ルについて

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/03/18 08:24

内断熱しかできない状態であれば、やはり軽鉄下地の壁の中にグラスウ−ルを入れるしかないのでしょうか?
グラスウ−ルは、結露したらカビが発生しやすいなど聞きますので悩んでいます。また、何故グラスウ−ルはカビが発生しやすいのでしょうか?

takiさん ( 大阪府 / 男性 / 36歳 )

回答:3件

グラスウールの欠点を改良した新しい断熱材

2008/03/20 00:23 詳細リンク

takiさんこんばんは。植本計画デザイン植本です。

グラスウールは断熱材のスタンダードとしてこれまで広く使われてきましたが、保水性があるので、一度濡れてしまうとなかなか乾かないのが欠点です。濡れると断熱性が落ちるのでさらに結露しやすくなります。また時間が経つとへたってしまい、袋の中で徐々に沈んでしまうので、断熱欠損を生じやすく、その面からも結露が生じやすくなるのです。

古い建物の壁をはがしてみると、グラスウールがカビで黒ずんでしまっているケースに良く出くわします。

カビを生じさせない方法としては、結露をさせないと同時に吸放湿性に優れた断熱材を使うことが有効で、近年、グラスウールの欠点を改良した数多くの断熱材が出てきています。セルロースファイバー、羊毛、ポリエステル、あるいは水発泡の断熱材などいろんなものが考案されています。ロックウール吹付で断熱と耐火を兼ねる方法もあります。

写真はポリエステルを施工している例です。内壁側は湿気が壁体内に入らないよう防湿シートを施工し、外壁側は逆に湿気が抜けるように通気層と透湿シートを施工しています。

内断熱でも、そのような断熱材を使い、防湿・通気対策をしっかりと行い、断熱欠損ができないように施工すれば、結露を防ぐことは十分に可能です。是非、検討されてみてはいかがでしょうか。

回答専門家

運営 事務局
運営 事務局
(東京都 / 編集部)
専門家プロファイル 
03-6869-6825
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介

専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。

運営 事務局が提供する商品・サービス

レッスン・教室

記事制作に関するご相談

記事制作に関するご相談

質問やお悩みは解決しましたか?解決していなければ...

※あなたの疑問に専門家が回答します。質問の投稿と閲覧は全て無料です。

内断熱もお勧めですよ!

2008/03/26 16:10 詳細リンク

takiさま はじめまして。

軸組が軽鉄か木かを問わず、グラスウールだけしか断熱材を充填できないということはありません。
現在はいろいろな選択肢がありますし、様々な工法や断熱材が採用されています。写真はウレタンパネルを
はめ込んだところですが、この方法は柱や間柱との僅かなすき間にシールや現場発泡ウレタンを注入するものです、メリットは気密性が非常に良いことです。

もし軽量鉄骨でということでしたら、気密性を確保できる現場発泡ウレタン吹き付け工法なども効果が高いと思います。軽鉄の開いている空隙からもウレタンが入り込みヒートブリッジをなくしてくれます。

また、グラスウールに限りカビが多く発生するわけではなく、今まで多用されていた壁内部(のグラスウール)で結露を起こすことにより、気温が一定以上上昇しますとカビが発生するということです。

この現象はどんな断熱材でも発生すると考えて、やはり気密性の確保と必要以上の湿気を生活の中で発生させない工夫も必要と思います。

ご参考になりますかどうか?

アーキ・ヴォイス 染谷

回答専門家

運営 事務局
運営 事務局
(東京都 / 編集部)
専門家プロファイル 
03-6869-6825
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介

専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。

運営 事務局が提供する商品・サービス

レッスン・教室

記事制作に関するご相談

記事制作に関するご相談

森岡 篤

森岡 篤
建築家

- good

基本をおさえ、いろいろな方法

2008/03/18 10:08 詳細リンク

takiさん、はじめまして
パルティータ建築工房の森岡です。

軽鉄下地というと、建物は鉄骨系の構造でしょうか。
家の断熱は、生活空間をできるだけ切れ目なくスッポリと均一の断熱性能で覆うことが効果的です。
せっかく断熱材を使っても、性能が切れる部分があると(熱橋:ヒートブリッジ)熱が逃げてしまい、又結露の原因となります。

断熱材を外壁や構造体の内側に設置するのを内断熱、外側のものを外断熱と呼んでいます(RC)。

木造の場合、木材がそこそこ断熱性能があることから、外壁構造体構面内に設置するのが、充填断熱です。
外側の断熱を外張り断熱と呼んでいます。

鉄骨造の場合、構造方式は木造に近いのですが、鉄は木材と異なり熱を通しやすいです。
このため、木造のような充填断熱だけというわけにはいかず、柱廻りなどで断熱材を連続させる必要があります。


断熱工法は、グラスウールのような繊維系パックの他、ウレタン等の固形断熱材を設置する方法、セルロースファイバー等を吹き込む方法、吹き付ける方法があります。

グラスウールだけでなく、どの断熱材でも、結露が生じるとカビが発生します。
結露を生じさせないよう、ヒートブリッジを作らないこと、防湿シート等で湿気を入れないことが必要です。

参考にしていただけましたでしょうか。

(現在のポイント:-pt このQ&Aは、役に立った!

このQ&Aに類似したQ&A

天井高 断熱性能 ngsskさん  2024-03-04 08:24 回答1件
2階の暑さ対策 t0kumeiさん  2023-07-03 06:23 回答2件
断熱材について awaayaさん  2018-09-30 23:22 回答1件
築35年軽量鉄骨造の2階の1階上に増築 よきちさん  2018-04-25 06:31 回答2件
専門家に質問する

タイトル必須

(全角30文字)

質問内容必須

(全角1000文字)

カテゴリ必須

ご注意ください

[1]この内容はサイト上に公開されます。

  • ご質問の内容は、回答がついた時点でサイト上に公開されます。
  • 個人や企業を特定できる情報や、他人の権利を侵害するような情報は記載しないでください。

[2]質問には回答がつかないことがあります。

  • 質問の内容や専門家の状況により、回答に時間がかかる場合があります。
気になるキーワードを入力して、必要な情報を検索してください。

表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング

対面相談

【関西圏限定】戸建て住宅の設計・見積・契約書をプロがチェック

注文住宅や戸建てなどの契約前・後に設計・見積が適正なものか中立的なプロがチェックします! 

寺岡 孝

アネシスプランニング株式会社

寺岡 孝

(お金と住まいの専門家)

対面相談

【静岡・愛知限定】戸建て住宅の設計・見積をプロがチェック

住宅メーカーなどの契約前・後に設計・見積が適正なものか中立的なプロがチェックします! 

寺岡 孝

アネシスプランニング株式会社

寺岡 孝

(お金と住まいの専門家)

メール相談

住まいの無料メールご相談

新築・建て替え・リフォーム/リノベーションをお考えの方へ

齋藤 進一

やすらぎ介護福祉設計

齋藤 進一

(建築家)