対象:リフォーム・増改築
いつも拝見させて頂いています。
築35年の木造軸組2階建の住宅です。(1階4LDK、2階2部屋)。どこにも断熱材が入っていないので、とにかく寒い家なのです。専門家に見て頂いたところ床下、柱はしっかりしるとのこと。耐震、断熱リフォーム+増築1部屋、トイレ、洗面をなるべく簡易に行いたいのです。外断熱の方が良い?(いろんなサイトでは)。内断熱(グラスウールを含め)は疑問なので。欲をいえば高気密に。素人考えでは、柱だけ残して行う様ならば金額的に新築とほとんど変わらないものになってしまうのか。大規模なリフォームに悩んでいます。よろしくお願いいたします。
ただいま考え中さん ( 東京都 / 男性 / 47歳 )
回答:2件
お返事が遅くなり申し訳ございません。
あんぜんネットの大八木です。私ではわからなかったので、知りあいの業者様にお尋ねした回答を下記のようにそのまま回答いたします。ご参考になれれば幸いです。
仮に断熱であれば、ロックウールなる断熱材が宜しいかと思われます。
寒さを防ぐのならば、窓はどのようなものになっているでしょうか?
シングルサッシ(1枚ガラス)でアルミ製枠であれば、熱伝導の関係で結露も生じやすく
寒さが増しますし、カビの発生の原因にもなります。
まず、シングルサッシであれば内付け窓がありますのでそういったサッシを付けてみて下さ い。
その上で、室内に空気層を作り、断熱材などを入れればOKです。
現状を見ていないので何とも言えませんが、参考にして頂ければ幸いです。
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深澤 熙之
建築プロデューサー
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耐震及び断熱リフォームは根本が大事です。
こんばんは〜。ただいま考え中様。
はじめまして、住環境問題解決型リフォームの外断熱リフォームを専門にしています。
深澤 煕之と申します。このコーナーへの質問ありがとうございます。
ただいま考え中さんのお住いが専門家に見て頂いたら、床下、柱がしっかりしているという事ですね。
それは、断熱材が壁の中に入っていなかったので、その壁の中が通気が良く、木柱や壁の中の木材にとっての環境が良かったので、しっかりした形で今まで来たのでしょう。
最近の家は高気密(すき間がなく風が入ってこない)で高断熱(壁の中にすき間なく断熱材が入っている。壁内充填工法略称では内断熱工法と言われているものです。)で、昔の家よりは断熱効果が高くなった分、壁の中の通気が悪く、内断熱工法による壁内結露が原因で木柱などの木材に湿気、結露などの老朽化を早め、耐久年数も短くなってきていると言われています。
ですので、ただいま考え中さんがおっしゃるように壁の中に断熱材を入れる内断熱工法による断熱リフォームは避けた方が良いです。
そう言いますと外断熱リフォームのほうが断然良いの?となるのですが、ここで外断熱にする場合の注意が必要になってきます。
何故なら、現在、新築で外断熱工法(外張り断熱工法)という新築がブームになっており、ここ10年の間にかなり普及してきました。
その外断熱工法(外張り断熱工法)をされた方の評価を日本全国からのお客様の声をお聞きしますと、確かに断熱効果が高まって良かったと体験している方の反面、
本当にその効果があるのかわからない、外断熱工法なのに、夏暑く、湿気で蒸れてしまっているという声をお聞きしています。
何故!?このように正反対の評価(体験)をしている方がいらっしゃいます。
どうも、本来なると言いますか、正当な外断熱工法で新築して建てている建築業者は全体の2割・・・・いや1割くらいしかいないような現状のようです。
補足
理由は外断熱工法は内断熱工法と比較して気密性を高めるには効果的で、壁内の結露が出る原因の温度差を無くする事はできるのですが、気密性が高い分、湿気が中にこもってしまい、逆に夏の間中に湿気や熱気がこもって、夏の夜は暑くてかなわない、湿気の多い、露時期カビが壁や床に出てきたという事例が沢山あります。
それ故、外断熱工法にする場合、いや、内断熱工法に於いても壁の中や外壁部分に湿気が通って、外へ逃げていくように通気がとれるような工法にしないと良くない、必ず、通気を考えて、施工しないといけないと言う事です。
外断熱にする場合は通気工法が大事なポイントであるという事です。
また、外断熱工法の家を建てられた方で、特に北海道地区で被害が多かったのですが、壁の外側外断熱工法後に外壁材(重たい耐火外壁の窯業系サイディングやタイル壁)を施工してある構造ですが、その外壁材がひびが少しずつ入り下にずれてきた、しまいには崩れてきたという被害が続出しました。
インターネット上に於いてもそういう被害の状況が公開をされており壁の外側に断熱材を施工しました、外壁の施工の方法は今までの施工方法を基に建築基準法を基に採用して、そんなに相違がなく施工しました。
その後、外壁が崩れ、しまいには落ちてしまいました。外断熱こそが夢の住まいと信じて、家を建てた方は泣くに泣けない状況で外断熱工法の家はいらない、あぶないという心情をネット上で告白しています。
これは、外断熱工法で家を建てたり、リフォームするにはそれなりの経験と実績が必要であるという事を物語っている事実であります。
最後に、今の住まいを建て替えまたは、柱を残すほどまで解体をしなくても結露や湿気が蒸れない、正当な外断熱工法で建てた新築に近いものと同等の外断熱通気リフォームでできます。
ただいま考え中さんの家の木柱などしっかりした木材を使用した家のようです。壊すのはもったいないです。
(現在のポイント:-pt)
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