対象:住宅設計・構造
回答:5件
動線計画と遮音がポイント
間口の広さなど敷地形状によりますが、店舗の入り口と住居の入口をはっきり分けるなど、それぞれ単独で機能するようにすることが、まず一番効果的だと思います。
同時に、建物内での行き来もできるようにするなど、使い勝手と負担軽減を両立させるような動線計画が不可欠かと思います。
また、音を伝えないようにすることもとても重要です。
階下に音が伝わるのでは?と気にしながら生活するのはとても負担がかかるでしょうから、床の遮音性能を確保したり、引戸を使うときは吊り戸にして音が出にくくするなどの工夫をすると、より快適になるでしょう。
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店舗併用住宅のポイント
Pora様へ、はじめまして。古未来工房の藤倉です。
カフェと住まいの店舗併用住宅を建築予定とのこと、
プライバシーを守るには、やはり先の先生も御提案の通り、
ご家族用玄関とお客様の出入り口をしっかり分けて計画
なさると良いですね。
また、水まわりの設備も家族用とお客様用(キッチン、トイレ)を造ることで
気兼ねなく使用することができます。
また、お客様の動線と家族の動線が交差したり、混合することのないよう
気をつけてください。
カフェの営業時間にも御家族への配慮が大切になります。
空間と時間の動線をきちんと整理しながら楽しいプランになさってくださいね。
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家族に応援してもらえる形
Poraさん
はじめまして、KEIZO ARCHITECT OFFICEの八納(やのう)といいます。
カフェ、素敵ですね!今の時代は自分の好きなことを形にしてどんどん社会と分ち合える流れになってきています。
さて、Poraさんの心配されている件は、他の建築家の方が書かれているような対策が適切だと思います。私はちょっと別の角度でお話しますね。・・というのも、私も1階を設計事務所、2〜3階を住居とした店舗併用住宅を建てて住んでいるからです。
動線などと合わせて大切なのは、''「家族のご自身がやりたいカフェへの思いや情熱をしっかりと知ってもらい、応援してもらう」''ということでしょう。これは何よりも特効薬になります。カフェをやられるときは、なんといっても安らいで癒される空間でしょう。そういう空間は建築的要素もありますが、家族に応援されて好きなことをやっているご自身の姿が一番のポイントになります。
また家造りにおいて、カフェなどの空間を作ったことのある設計士などとチームを組む事でよりクリエイティブな空間が出来るでしょう。・・・不安な部分もあると思いますが、周りから応援されるような環境を家造りの一歩として意識してみてください。
楽しみですね。いいカフェ+自宅が出来る事を祈っています。
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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カフェの空間
Poraさん、はじめまして。
伊藤アトリエの伊藤と申します。
1階をカフェ、2階を居住空間にした店舗併用住宅をお考えとのこと。
現在、私は1階を将来カフェにしたいというご希望を持っている
住宅の設計をしています。
今回はまずは1階は将来のための設備の下準備はしますが、何も造作を作らず、
2階、3階を居住空間として設計を進めています。
また、4月末と5月末にオープン予定のカフェの設計を手がけております。
そこで、設計をしながら感じることをお話しをしたいと思います。
カフェ+居住空間の場合、やはり動線には気をつけたいところですね。
ご家族の生活動線とカフェの動線が交わらないようにすることは大切な
ことです。
また、建物の正面の外観はカフェの顔にもなるわけですから、2階の
生活空間が垣間見れないような、工夫が必要だと思います。
他の建築家の方々もご指摘のように、音の問題というのも無視できません。
今回の設計は1階の天井までを鉄筋コンクリート構造でつくり、
その上に木造をのせ、音の問題もクリアしようとしています。
一般的にはカフェは間口を広く、道路側に面してテラス席があると更にいいと言われています。
人通りのある側に大きな開口を設け、なるべく店舗内が見えるようにするのも効果的です。
皆さんが気軽に立ち寄れる雰囲気をつくることが何よりも大切だということです。
土地が50坪ありますから、テラス席を作ることも十分考えられますね。
カフェといっても様々なスタイルがあると思います。
ですが、基本はお客様がホッとできる空間、時間を提供することだと思っております。
ご家族もホッできてカフェを訪れるお客様もホッできる空間を提供出来れば
おのずとプライバシーの問題も解決されると思います。
素敵なご自宅とカフェが出来ることを祈っております。
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森岡 篤
建築家
-
動線、遮音+視線の分離
Poraさんはじめまして。
パルティータ建築工房の森岡です。
プライバシーを重視し、ご家族の負担を減らすためには、生活エリアとカフェエリアを分離し、お互いの存在を感じさせないことが必要です。
物理的には1階-2階の関係でも、どちらの内部からもお互いが別の建物のように感じさせられたら成功です。
**動線分離
他の方のおっしゃるように、動線分離はとても重要で、入口からきっちり分離します。
**遮音
「音」の伝わり方は2種類あります。
声やオーディオの音等が空気を伝わって聞こえる「空気伝搬音」と、2階で物を落としたり歩く音が、1階にコツコツとかズシンと聞こえる「直接伝搬音」です。
空気伝搬音は、1階、2階各々に影響し、2階の生活音は1階に直接伝搬音として伝わります。
遮音が難しいのは直接伝搬音なのですが、カフェから生活エリアへの空気伝搬音の遮音を最も重視すべきでしょう。
1階-2階を遮音することはなかなか難しく(特に木造)、設計上配慮が必要です。
**視線分離
視線の分離も重要です。
生活エリアが、1階カフェエリアから見えたり、2階から1階が見えてしまわないよう、2階のカフェ側の窓の大きさや位置を配慮します。
生活エリアが2階ということで、2階に庭としての広いバルコニーを、カフェから見えない位置につくれると良いですね。
参考にしていただけましたでしょうか
(現在のポイント:-pt)
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