婚姻中に購入した住宅について

アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。


ご質問の件ですが、まず持分についてお伝えしたいと思います。

持分は不動産の所有権の割合を示すもので、一般的に出資した額に
応じて登記されます。
売却や抵当権設定などの場合、共有者の署名、捺印などが必要になります。


次に、ご質問の内容から推察すると、

5000万円の不動産で90%がご主人、10%が奥様の持分であれば
ご主人は4500万円、奥様は500万円の割合で資金を出資している
ことになります。

この場合、奥様が現金かローンを単独で借入して、500万円を出されたのだ
と思われます。



また、住宅ローンとの兼ね合いですが、住宅ローンを借りている人は
ご主人だけなのか、収入合算して奥様と共同で返済しているのかによって
判断がしかねます。


基本的には、ローンを借りている人がその返済義務を負います。
仮にご主人が単独で借入しているのであれば、そこに住む住まないに関係なく、
ご主人が返済することになります。


離婚の場合、どうしても養育費や慰謝料など金銭にまつわる問題が発生してしまいます。

不動産の件も含めて、この方面に精通している弁護士にご相談することをお勧めいたします。


以上、ご参考になれば幸いです。


詳しいご説明が必要でしたらお気軽にお問い合わせ下さい。

メープルメープル さま

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、

まず、不動産の持分ですが、自己の持分は共有名義があっても
売却することは可能です。
(ただし、担保設定などは共有持分の方の持分提供が必要となります)

現実的には難しいですが、ご主人様がご自身の名義分を売却してしまう
場合もあります。

また、ローンを組む場合にメープルメープルさんがただの担保提供者なのか
連帯保証人なのかによって、もしもの場合の対応が変わってきます。

もし、ご主人様がローンの支払いを滞った場合、そのマンションは差し押さえ
られることになりますが、メープルメープルさんが連帯保証人になっていた場合は、
ご主人様のかわりに返済義務を負うことになってしまいます。

それと、金融機関が当初、奥様の収入も合算して融資の審査をしていた場合、
今回の離婚が判明した場合、なんらかの対応をさまられることがあります。

離婚時の財産分与は、プラスの財産ばかりでなくマイナスの財産も
同様に考えなければいけませんのでご注意下さい。

詳細なことは、その方面に詳しい弁護士にご確認下さい。

以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也