対象:リフォーム・増改築
築25年の中古住宅をリフォーム中です。
家のカビが気になってきて、断熱材・石膏ボードの取替えをすべきかどうか悩んでいます。
1階和室の天井裏のグラスウールの表面が黒くなっていました。グラスウールの中は大丈夫のようです。
その部屋の壁はカビていましたが、石膏ボードにカビはなく、表面だけでした。
石膏ボードの下方は若干湿っているように思います。
天井には、シミがありますが、売主によると、雨漏りではないとのこと。25年間で1度しか濡れてないそうです。
2階の和室(1階和室の真上)の壁もカビていました。一部、石膏ボードにもカビがありました。
大工さんが一部壁を取り壊してみたところ、木材もきれいだし、断熱材もまあまあなので、取り替える必要はないのでは?とのことでした。
大工さんによると、屋根裏も通気性が良く、床下も状態は悪くないとのこと。
グラスウールの表面が黒いことについて、大工さんは「経年のものはこんなもの」とのこと。
DIYアドバイザーに口頭で相談したら、「それはカビ」とのこと。
3歳の子供がぜんそくぎみなので、DIYアドバイザーの言葉に不安になってきました。
しかし、部分的に壁の補修をしたところで、根絶できないのでは?と思っています。それならば、新築に移り住むしかないのでは‥、とも。
でも、石膏ボードや断熱材を家の一部分でも取り替えたら、少しは効果があるのでしょうか。
グラスウールの表面的なカビは、健康の被害になるくらいのカビと思うべきでしょうか。
和室の壁紙は張り替える(塗り替える)予定です。
アドバイスしていただけますよう、お願い申し上げます。
mommyさん ( 青森県 / 女性 / 40歳 )
回答:4件
グラスウールのカビ
アレルギーやシックハウスの方のリフォームを専門にしている濱田です。
さて、グラスウールについてですが、まず、グラスウール自体が危険です。壁の中やまるっきり閉じられた空間にあるのでしたら、穴を開けない限り大丈夫ですが、和室の天井ともなると、どこかに隙間があるので、その繊維が漏れてくる可能性があります。繊維自体が皮膚に刺さるとチクチクしたり、気がつかない間に肺に入り込んだりします。そのグラスウールの黒ずみですが、カビなのか、経年変化により、埃等が吸着したものかわかりませんが、そおっと、見てみて、全体に黒ずんでいるのでしたらカビかもしけません。天井の隙間や部屋の隅あたりだけならば、埃かも・・カビでしたら、水分が入ったということで、グラスウールの断熱性能は落ちています。埃でも、喘息の方がいるのでしたら、新しく変えた方が良いてじょう。天井に入れるのでしたら、ウールの断熱材が簡単で良いです。(ウール・ブレス)喘息の方のアレルギー検査はしましたか?ハウスダストに反応が出ていたら、カビの生えている部分は、取り替えるべきです。石膏ボードにしても・・ちょっとお金はかかってしまいますが、薬代と子供の将来の健康だと思って、がまんして下さい。新築に下としても、ちゃんとしないと化学物質だらけの家に住むことになります。古い家でも、ちゃんとリフォームすれば、大丈夫だと思います。私も喘息持ちですが、大人になっても完治せず、気管支が弱く、風邪引きやすい体です。喘息は子供のうちに直してあげて下さいね。
評価・お礼
mommyさん
子供の健康が気になっていました。グラスウールの危険性も教えていただいて、大変参考になりました。ありがとうございました。
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断熱材を総取替え
mommyさん、こんにちわ。
そのカビは壁内結露によるものと思われます。
木材の状態がいいのにもかかわらずグラスウールがカビていて石膏ボードの下が湿気ているということは、壁中の結露水が下方に溜まってきてそれを石膏ボードが吸い込んでいるということです。
木材がきれいということは構造材に傷みはないということですので新築に行く必要はありません。耐震性能は別ですが。
カビは今は少量でも次第に広がっていきますので、カビのついている建材は破棄してください。
一部にでも内部結露が発見されているということは他の壁にも同様な現象が生じていると思いますので、全ての断熱材を入れ替えたほうがいいですね。
断熱材を撤去するためには壁材をはがすことになりますが、剥いだ後、しばらく風を通していままで溜まっていた壁内部の湿気を取り除いて後に、お子様が喘息気味ということですので吹付け工法のセルロースファイバーか羊毛材のウールブレースによる断熱材をお勧めします。
ウールブレースは内部結露が生じても排出する機能を持っていますが、どちらにしても内部結露を防ぐために室内側に防湿シートを張ったほうがいいでしょうね。
外部側に通気層が欲しいところですが、コストがかかりすぎますのでとりあえずここまでをなされると内部結露は相当防げると思います。
仕上げ材は湿度調整機能を持つ建材を使うことと、換気扇を24時間回すことを心がけてください。電気代がもったいないように思われますが、空気を動かすということが生活空間のなかに浮遊する結露の要因になる余剰水滴やカビの胞子などアレルギーの元になる物質の排除になりますよ。
快適な生活空間を得られるようにがんばってください。
評価・お礼
mommyさん
やはり結露ですね‥。
大工さんも、結露じゃないか、と言ってました。
2階和室の天井は、天井裏の木材(?)に沿ってシミがあります。2階和室の天井には断熱材が入っていません。
1階和室の天井裏を覗くと、木材が黒ずんで見えるところも‥。埃なのかカビなのか‥。
今回は水周り全取替えのリフォームなので、トイレ・洗面所・キッチン以外は手付かずになります。和室以外の部屋は、壁内や天井裏の状態もわからない状況です。
全部の部屋の断熱材取替えは予算的に無理なんです‥。もう水周りでいっぱいいっぱいで‥。
でも、子供の健康はとても大切なので、できるところから取り替えていこう、と思いました。
主人と相談してみます。
アドバイス大変参考になりました。
ありがとうございました。
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カビ止めの専門家に伺ってみました
あんぜんネットの大八木です。お返事が遅くなってすみません。私ではわからないので、
私の知り合いのカビ止めの専門業者の方の回答を以下のように列記いたしますので、ご参考なれば幸いですのでよろしくお願いいたします。
大工さんの答えは、カビについて詳しくない一般建築の方の答えです。
一戸建ての場合、15年以上経過した家にはカビが発生し易くなります。
カビが発生するのには、温度・水分・栄養素・空気が整って発生します。
和室の屋根裏は全て整っていますね。
2Fも同じです。
グラスウールが吸い込んだ水分は排出する事はありません。
その為に、グラスウール内に水分が定着しカビが発生してしまうのです。
また、壁の石膏ボードを一時的に張替えてもカビは再発します。
カビの胞子は肉眼では見えません。工事などで舞った胞子は時間をかけて再び
壁などに定着しますので、こういった場合には「防カビ施工」が必要不可欠になります。
「防カビ施工」をきちんとすれば引っ越される必要はないかと思われますし、お子さん
の咳も止まる可能性があると思われます。
家に居ながら咳をしたり、体調を崩されるのは気の毒としか言えませんね。
お大事にして下さい。
評価・お礼
mommyさん
お返事が遅くなりまして、大変申し訳ありません。
先生が、わざわざカビ止めの専門家に問合せしていただいたこと、心から感謝いたします。
私も、カビは元から絶たないと、また発生するだろうな〜、と危惧はしておりました。
やはり、防カビ施工が必要なのですね。
とりあえず、今のところ、息子の咳はひどくなる様子はないので、もう少し様子を見ようと思っているところです。
何か対応しなければならない、となった時、大八先生をはじめ、諸先生方のアドバイスを元に、業者と相談し、自分達にできる限りのことをしたいと思っております。
地方なので、情報が少なく不安になっていましたが、安心しました。
ありがとうございました。
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深澤 熙之
建築プロデューサー
-
カビ発生は根本的な原因を除去してあげる事が重要です
おはようございます。mommyさん。
先の先生方がご指摘やアドバイスをなさっていらっしゃるとおり、内部結露によるカビ発生が大きい原因であると思われます。
カビ等が出ていれば、早めに手を打たなければならないところです。
特に喘息もちの方の症状は台風時期や湿気の多い、梅雨時期に症状が通常より発作が出やすく苦しい思いをされる方が多いのですが、そうでありませんか?
カビが原因で症状が悪化する場合、そういう時期が一番、そういうお子さんがいらっしゃる親御さんにとってみれば気がけでない心境です。
今の住宅が内部結露が大きな原因でカビが発生しているのであれば、その結露がでる根本的な原因を解決する事が大きなポイントです。
結露は気温の温度差が12度以上起きる場合に出る現象であります。
その根本的な温度差という原因をなくしてあげる事がその結露の発生を防ぐ事になります。
その結露が出やすい部分は断熱材を充填してあります、壁の中に起きやすいのです。(外の気温と内部の気温の温度差が一番出る部分です)
今回は天井裏の見える部分のグラスウールのところにカビが出ているようですが、この部分に於いては二つの原因が考えられます。
断熱材の表面という事は屋根側の面だと思いますが、部屋の中の温度と屋根裏の中の温度が断熱材により温度差で断熱材の表面に結露が出てカビになる場合と天井裏に発生した結露が断熱材に落ちてきて、その水分が大量であればなかなか乾燥しなくて、カビが発生する場合。
そして、屋根または外壁からの雨漏りが原因によるカビです。
温度差が原因によるカビ発生であれば、その根本である温度差がでないように改善をしてあげる事が大切であり、断熱材を修復だけでなく、結露がでないように断熱の方法を変えてあげる工法が大事です。(内断熱工法から外断熱工法へ外断熱リフォームなど)
補足
ただ、今回は大工さんが見て屋根裏が通気が良いという風に言っていらっしゃる事に気になるのですが、通気が本当に良いのであれば、結露が出たとしても水分が乾燥していきますので、カビになりにくのですが、それでもカビになっているという事は通気で乾燥できないほど大量に結露が発生している場合(屋根裏や壁の中等)と
屋根から入ってくる雨水または外壁からの雨水が梁を伝わって、横方向からくる雨水が原因の場合もあります。
それが、2Fの屋根裏の梁に伝わってきているのでは? また1Fの天井裏の場合、外壁から入ってきた雨水が横方向から梁や電線を伝わって入ってくる場合がありますので、もしかしてその部分が大丈夫なのかをチェックをされたら良いかと存じます。
根本的な原因が雨漏りであれば、その部分を改善してあげないと解決したとはなりませんので、よくチェックをされたら良いと思います。
建て替えをされなくても充分に問題解決はできます。ただ、直すだけでなく住環境を改善するリフォームでとても快適な住まいになりますので。。。
評価・お礼
mommyさん
詳しいアドバイスをありがとうございました。
建て替えしなくても、問題解決できるとのお言葉、大変励みになりました。
大工さんが通気性がいい、と言っていたのは、2階の屋根裏で、ここは断熱材がありませんでした。
1階の天井裏は、大工さんが入るのが困難なくらいの狭さで、そこにグラスウールが敷き詰められています。ですから通気は悪いのだと思います。
水は、もしかしたら、1階屋根の軒から雨水が入ったかも、と大工さんが言っていました。
それは、売主さんが後付で作ったベランダの屋根が原因らしいです。
とにもかくにも、水の原因特定と、内部結露を根本的に解決できる方法でなければ、ということがわかりました。
こどもの健康を一番に考えていたつもりなのに‥。
カビのことに気づくのが遅すぎました。
このことに、真摯に取り組んでくれるリフォーム業者も探さないと‥。
今回の業者さんと大工さんも一生懸命やってくださっているのですが、「このカビは大したことない。」と思われているようです。
それもあって、主人とはとにかく暮らしてみてから考えよう、ということになりました。
今回のリフォームには予算的にもスケジュール的にも無理なので、
お金を貯めて、次回はなんとかしたい、思っています。
ありがとうございました。
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