キッチンの高さ

はじめまして、プラン／西田です。

よしこさんの腰が痛くなるのは、おそらく今使われているキッチンカウンターの高さが低いためでしょう。

最近はシステムキッチンをご希望される方が多いのですが、設計段階でショールームをいくつか見てまわり、実際の機器の高さを実感していただいてから、高さを決めています。メーカーによっては３種類ほど用意しているところもあります。

以前、造作家具でキッチンを製作したときは、奥様の背の高さ（腰の位置）を考慮して、カウンターの高さを１メートルにしたこともあります。ただし、お子さんがお手伝いするときには踏み台をご用意されていました。

人それぞれの使い勝手がありますので、よしこさんにぴったりのものをショールームなど参考にしながら、ご検討されてみてはいかがでしょうか。

よしこさん はじめまして（＾＾）

キッチンの高さですが、一般に販売されているタイプは３つあります。
カウンター高さ ８０センチ・・身長１５５センチ目安
８５センチ・・身長１６５センチ目安
９０センチ・・身長１７５センチ目安

私が建築士受験生に教えているなかで、キッチンの「計画」に関しては健常者８５センチ、車いす使用者７５センチ程度と説明しています。しかし個人の好みに合った高さがありますので、実際ショールームでご体験されてはいかがでしょうか？
最近は、ユニバーサルデザインの視点からハンドルやレバーで高さ調整できる洗面化粧台やキッチンが出始めています。これならキッチンに立つ人の好みで調整できますよね（＾＾）

新規にキッチン設置をお考えでしたら、カウンター高さだけでなく、作業スペースの間隔やキャビネットの高さ（電動昇降式もあります）などトータルで判断されるようオススメいたします。

以下はメーカーのHPです。ご参考にどうぞ

http://www.tostem.co.jp/lineup/kitchen/credia/layout/kitchen_window.htm#02

始めまして、カガミ建築計画の各務（カガミ）と申します。

キッチンカウンターの高さは、一般の計算方法として
**（身長（cm）÷２）+５（cm）
を使いますが、それに加えて、''シンクの深さ''や''レンジの五徳の高さ''、よく使う''鍋の高さ''などが影響してきます。

腰が痛くなるのは、シンクでの洗物の時ではないでしょうか？少し腰を屈めた態勢で作業をしていると腰が痛くなりやすいですから。

実は''洗い物をするシンクのカウンター''は、先ほどの数式で求めた数字より''少し高めに''した方が使いやすいようです。反対にレンジとして使うカウンターは鍋や五徳の高さを考えるて、少し低めにすることも可能です。

また、通常の生活で''スリッパ''を使うかどうかで、1.5cm近くの差も生じますので、気をつけるべき点でしょう。

ちょうど先日、２段カウンターキッチンについての記事を書いたので、どうぞこちらもご参照下さい。

先に回答された方と重複しますが
実は''キッチンは作る料理によって適切な高さがある''
ともいえます。それと''キッチンの道具''ですね。
中華ではシナ鍋の油返しによる腕のひじの高さ＝中華コンロの五徳の高さが理想だし、
スープストックの寸胴鍋は中がのぞける高さであったり
それが入るシンクの深さであったりしますね。

私の家（写真）ではシンクの高さは９００mm（深さは３５０mm）。
コンロは７３０mm（私の身長は167cm）

パスタロボ（麺をゆでたり蒸したりする鍋）をシンクに入れても
上に作業プレートが置けます。
小さいスペースを縦に重層につかっています。
又、その深いシンクに食洗機のカゴを2段＋使った鍋もそのまま下へ
と作業できるようになっています。
調理中は使い終わった鍋の行き場がコンロの上でなくなる訳です。

コンロは食卓に合せてあえて低く焼肉やさんのように
鍋をつっつく感じで''ながら調理''をしています。

ご自身のよく使う鍋や料理で検討されても良いかもしれませんね。