対象:住宅設計・構造
回答:4件
持ち家の修繕費
新築したらメンテナンスフリーとお考えの方が多いなか
計画当初からメンテナンス維持費を修繕費としてお考え
にある はにこ様は ご立派です。
セクションに分けてご説明したいと思います。
*設備機器
住まいの中で一番使用頻度が多いのが
''給湯器''ですが、ある日突然使えなくなって
しまいます。何故かはわかりません、、、
早いモノでは7年8年で交換の所もありますが
15年以上持続している所もあります。
交換目安【約200,000円】
トイレ
ウォシュレット機能が故障すると交換では無く
メンテナンスで復旧できます。
メンテナンス費用【約30,000円】
*躯体構造
躯体構造でメンテナンスを必要とする箇所は
''屋根・雨樋・外壁''が新築時に素材を何を
使用するかで耐用年数も違いますし、費用も
変わってきます。
外壁で吹き付けの場合は少なくとも100万円以上は
工事費がかかってきます。''足場・塗装・窓廻り防水''
と大抵13年〜15年くらいには手を入れたい所です。
概算費用【約1,500,000円】
上記でザックリ記載しましたが、15年以内に様々な障害がでる
想定を考慮しておいた方が良いでしょう。思いもよらない
漏水とか、泥棒、にガラスを壊されたなど修繕しなくては
いけなくなります。''15年以内の修繕費目安は概算3,000,000円
と設定すると180ヶ月、月割りで17,000円弱''の積み立てを最低
しておかないと見積もりを見た途端 ''ワオッー'' と叫びたく
なりますョ。。。
*また修繕とは違ったケースを想定すると、、、
15年も経つと様々変わってきます。家族が増えたり減ったり、、、
生活のリズムが変わると家のイメージも変えたくなったりするのが
人間の心理です。手を加えるのであれば''リフォーム''しちゃおう♪と
思うのも大抵手を加えなくてはいけない''築後15年が節目''です。
15年で多少使えるお金を作るのがのちの維持に繋がると思います。
私なりの見解ですが、ご参考になれば幸いです
yamayosi | 山下
>http://www.yamayoshi-office.com<
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毎月1-2万円
戸建て住宅で「修繕積立金」をお考えの「はにご」様
あなたは「えらい!!」
私は、新築住宅のお引き渡しに際して、いつもお客様に申し上げるのですが
「入居のその日が中古住宅の始まりです」
「外壁塗り替えベースで考えると、毎月1万円の積み立てをご計画下さい」と
12mm厚さの窯業系サイディングや37mmのALC板などの場合
7-10年程度が部分補修&塗り替えの目安です
1万円x120回積み立て=120万円
この金額が、外装塗り替えリフォームの目安になります
余裕があれば、20年-30年後の大規模リフォームを考えると
別口でもう1万円の積み立てをして頂くと
お子さんが巣立ってからの大規模リフォームの頭金になるでしょう
その頃には、ローンもほぼ完済しているでしょうから
積み立てを頭金にリフォームローンということになります
以上、参考にしてください
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建物の仕様で変わる部分もありますよ。
はにこさん はじめまして。
建築家の八納といいます。
さて、メンテナンス費用ですが、それについては他の建築家の方
が答えている通りだと思います。
それとあわせて重要なのが、''建物の寿命''です。
いくら、メンテナンス費用を積み立てても建物が25年しか持たない
ものなら、25年後には莫大な費用がかかる場合があります。
実際、建売住宅をベースに考えると住宅の平均寿命は25年程度
と言われています。どうしてそれくらいしか、もたないものが多いか
というと、湿気などで構造体が腐ったり、湿気が好きなシロアリに
やられたりなど、その他たくさんの要因があるからです。
ですので、メンテナンス費用と合わせて、50年持つ家、80年
持つ家の建物の仕様を考えた家造りも1つの方向性だと思いますよ。
具体的には、ご相談される設計士さんと一緒にそのあたりの仕様を
詰めていくと問題はないので、そのときにはその視点を覚えておいて
くださいね。
参考になりましたら
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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森岡 篤
建築家
1
ライフサイクルコストに注目
パルティータ建築工房の森岡と申します。
建物にかかる費用は、新築時の工事費等のイニシャルコストの他、ご指摘のメンテナンスコスト:修繕費がかかります。
多くの方が、イニシャルコストだけ安くすることを考えている中、修繕費に着目されていること、すばらしいです。
メンテナンスコストは、一定ではなく、仕上材料により異なります。
鉄筋コンクリート造の場合になりますが、石(御影石)やれんがの外壁は、メンテナンスコストは少なくて済みますが、イニシャルコストは高くなります。
コンクリート打ち放しは、迫力があり美しいですが、水の侵入を防ぐ防水剤が余りもたないため、メンテナンスコストのかかる仕上です。
木造でも仕上によりメンテナンスコストや、メンテナンスの頻度が変わります。
外部の全面的メンテナンスは、建物廻りに足場、ネットをかけるので、足場だけで結構大きなコストを要します。
この他、建物を使用するために、光熱費:エネルギーコストがかかり、この費用は、断熱等建物のエコ度合いにより、大きく変動します。
人は誰でも、年月を経れば、仕事環境が変わったり、子供の成長により生活が変化します。
生活の変化により、改修が必要となることがあり、改修する費用が改修費です。
これら全て合わせたのが、ライフサイクルコストです。
総額を試算すると、光熱費+修繕費+改修費=ランニングコストは、新築工事費:イニシャルコストを上回ります。
イニシャルコストとランニングコストは、相反することが少なくなく、バランス良い計画で、ライフサイクルコストを抑えることが求められます。
ライフサイクルコストに関しては、私のサイトを参照下さい。
参考になりましたら幸です。
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