対象:投資相談
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はじめまして。とても素人じみた質問で恐縮なのですが、ローリスクとかミドルリスクとかハイリスクとか、そのうちのどれが自分に当てはまるかを考えてから投資商品選びをしましょう、とモノの本に書かれていたりします。
私はたぶんミドルリスク程度が心地いいのですが、バランスなんとかであるとか、分散投資とかいう商品がオススメと書かれています。ただ、昨年上海にいった友人の話を聞いて、いまさらながら中国株にも興味が湧いてきています。
しかし、どうも中国株はリスクが高いという雑誌とかの記事ばかりが目に入ってきて、あまり損したくないと考えている私にとっては、手を出してはいけない株なのかと、困惑というか思い悩んでいます。
そこで思ったのですが、たとえば投資にと考えている50万円のうち、MMFに40万円、中国株の投資信託に10万円入れるというような方法は、ミドルリスクということになるのでしょうか。
全部がミドルリスクの商品と、ローリスクが大部分ながらハイリスクが少し混ざっているという組み合わせと、どちらがよいのでしょうか?
解釈とかが間違っていたらすみません。宜しくお願いします。
補足
2008/01/31 17:42専門家のみなさま、ありがとうございました。リスクの程度を適当に混ぜ合わせるだけでは、リスクの調節度合いに差がでるのだろうことがわかってきました。いまだに疑問なのは、分散すると2つの打ち消しあう投資のいずれかのプラスが勝つから安定して儲かる、ように聞こえるのですが、いずれかのマイナスが買ってしまって損をする確率って、どうして少ないんでしょうか。あるいは少なくないんでしょうか。
投資というのは本当に難しいものですね。最近また、プロの方でも大損失を出したような記事がいくつか出てきましたが、結局未来は誰にもわかrなあいということなんでしょうか。それともプロの方でも、みなさんのようにリスクを小さくする術を知らない人がいるということなのでしょうか。
k20902さん ( 東京都 / 男性 / 38歳 )
回答:6件
リスクは目的によって選択されるもの。
FPの岩川と申します。
リスクの取り方・・・
本などの情報は、k20902様のおっしゃるとおりです。
ローリスクは、債券・・% 株式・・%
ハイリスクは、株式・・%
と書かれています。
このような情報から、
私は損をしたくないので「ローリスク」
損をしても殖やしたので「ハイリスク」
と考えてしまいますが、リスクの度合いを見て選択するのでなく、
自分の望む生活に合わせて
「ローリスク」「ミドルリスク」「ハイリスク」を選択しなければならないケースがあります。
例えば、
1年後に使用の決まっているお金は「ローリスク」
つまり、預金などの元本重視の金融商品を選択しなければ目的を達成できません。
また、10年以上使用しないお金は、物価上昇からお金の価値を守るために、「株式」や「債券」を保有する必要が出てきます。
内容だけをみると「ハイリスク」と言えるかもしれません。
投資を考えている50万の例を挙げます。
1年後に旅行のために40万使うので、元本確保を重視しMMF選択。
10万円は、10年以上使用目的がないので、価値を守るために株式(中国)分散投資といった明確な目的があれば、短期債(MMF)80%:株式(中国)20%は最適と考えても良いでしょう。
投資では、値動きの幅(ブレ幅)が大きいほどリスクが高い事を示します。
ハイリスクを避けるのではなく、ハイリスクはどのように回避して、軽減できるかを知っておくことが重要です。
リスクは、投資先の分散や運用期間などにより上手にコントロールすることができます。
分散投資について
http://profile.allabout.co.jp/pf/iwakawa/column/detail/17503
評価・お礼
k20902さん
投資期間によってリスクとの付き合い方を考えるということですね。50万はいまのところ何の目的もないので、全部ハイリスクでも構わないということでしょうか。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
2つのことが同時に考えられています
k20902 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
リスクの程度の調節は、リスクのある資産(リスク性資産)とリスクのない資産(無リスク資産)の組み合わせで調整します。リスク性資産がコーヒー、無リスク資産がミルクと思ってください。どれだけミルクを入れるかは個人の好みです。ミルクをたくさん入れると味がマイルドになりますこちらに詳しい記載を載せています。
一方、中国株の話は、リスク性資産の中の話です。現在、世界経済は中国市場に依存している部分がかなり大きくなっています。もちろん、中国株の評価は高くなっているのですが、あるとき評価が急に下がる可能性もあります。
そうなったとき、中国株の損失を補ってくれるような資産を保有しておけばよいというのが分散投資の考え方です。
(1)最初にリスク性資産に投資する割合を決める。
(2)リスク性資産の中では、分散投資を実現するためにバランス型ファンドを中心に据える。
(3)希望に応じて、バランス型ファンドの割合を減らして、中国株などの投資を考える
というステップを踏まれたほうがよいのではないでしょうか
補足
中国の経済が好調というのと、中国株のパフォーマンスがよいということは、イコールではありません。
たとえば、最近IBMやマイクロソフトといった米国のテクノロジー株が好業績を挙げていますが、これは米国外での売上が寄与していたためです。
また、アングロアメリカンやBHPビリトンといった鉱業関連の株式は、銅などの産業用金属の価格が上昇することで価格が上がります。銅の価格は中国の需要が大きく影響します。
さらに、資源ニーズが高まると日本のkomatsuなどの採掘関連機材メーカーの株式にも好影響を与えます。
経済が好調ということだけでなく、それによって、どういった企業が利益を挙げるのかを考えるとよいかもしれません。
同じ理由から、中国の経済にダメージが出たとき、日米欧の株式が影響を受けないということはありえません。
この部分を考えると、地域分散というのは限界があります。分散投資の観点からは、株式がだめになったとき、値が上がるものを保有しておくのがよいと思います。
市場規模から考えると、最右翼は債券、それから、不動産、商品といったものになると思います。すべてを組み合わせると、バランス型ファンドになります。
評価・お礼
k20902さん
中国株のファンドとバランス型ファンドを一緒にもつのと、バランス型ファンドだけをもつのとでは、素人目にみても前者のほうがリスクが高いですね。解としては、中国10万円、バランス40万円でよいということでしょうか。MMFで考えていたのよりもリスクが高まったりしない(分散の効果によって?)のでしょうか。
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リスクはリターンとの相対関係で判断することが必要
はじめまして、ファイナンシャルプランナーの小松英二です。
リスクについてお悩みのようですね。
投資の本に書いていることを改めて整理すると、リターン(儲け)の振れる幅が大きいほどはハイリスク、小さいほどローリスク、中間はミドルリスクです。
個々の金融商品は、それぞれ、リターン(儲け)とリスク(振れ幅)といった組合せにおいて、
ローリスク・ローリターン組
ミドルリスク・ミドルリターン組
ハイリスク・ハイリターン組
のいずれかに分けることが出来ます。
こうした中で、分散投資といった手法によりリターンを維持しながら、リスクを減らすことが可能となります。
具体的には、2つ以上の値動きの異なる金融商品を組み合わせることにより、値動きの「相殺効果」を狙います。景気上昇に強い株式と景気下降で優位な債券を組み合わせは、景気変動に左右されにくい資産形成が可能となります。また、外貨建てと円建ての資産を組み合わせは、為替動向に左右されにくい資産形成も可能となります。
補足
それでは本題に入ります。
「ローリスク + ハイリスク」と「ミドルリスク + ミドルリスク」でどちらが有利かとの疑問であり、その前提は、当然ながら「期待するリターンが同じ」であることです(比較しようとしているので、リターンを同じでなければ意味がありません)。
まず、「ローリスク + ハイリスク」の組合せは、「ハイリスク以下」
次に、「ミドルリスク + ミドルリスク」の組合せは、「ミドルリスク以下」
といった明らかな事実があります。
ここで、「ローリスク + ハイリスク」を考えている人の行動としては、リターンを確保するためにはハイリスクの比率を上げることです。ただ、そこには、全体のリスクが上がってしまうといった葛藤が生じます。
その葛藤に打ち勝つためには、ハイリスク商品と相反する値動きのローリスク商品を組み合わせることにより、初めて、「ミドルリスク + ミドルリスク」に勝てるのです。
結論です。
リスクはリターンとの兼ね合いで、相対的に判断することになります。
MMFに40万円、中国株の投資信託に10万円から期待されるリスクとリターンに満足できるようでしたら「ミドルリスク程度が心地いい」とするk20902さんに適していると思います。
逆に、より高いリターンが気になるようでしたら、株と債券の比率、通貨建ての比率を考慮する必要があります。
評価・お礼
k20902さん
2択のうちどちらを選んでも、あまり大きく変わらない、というように理解しましたが、そもそもミドルリスク・ミドルリターンなバランス型ファンドがあったとして、それと中国株投信+MMFのリターンが同じかどうかはどうやって調べたらよいのでしょうか?でも分散することによって、ローリスク・ミドルリターンになる(ミドルリスク以下)ということは、ミドルリスク・ミドルリターンなバランス型ファンドは存在しないということになるんですね。なんだかパラドックスみたいな話になってきました。
中国への投資をしつつ、それと反対の動きをする国(そんなのあるんでしょうか)の株にも投資するとか、もうちょっと調べてみることにします。
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
リスクについての私見です
k20902 様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
MMFと中国株投資信託の件ですが、MMFが外貨MMFの場合はハイリスクになり、円のMMFであれば単年度の損失が5万円程度ですのでミドルリスクと考えます。
ローリスク、ミドルリスク、ハイリスクの絶対値は有りません。
安全資産、確実資産、収益資産という分類のイメージになります。
ローリスクといった場合の商品イメージは、円の定期預金、日本債券などリスクが数%のものと考えます。
一方ハイリターンの例としては、株式や外貨建て商品に為ります。これらはリスクの種類として、市場リスク、信用リスク、価格変動リスク、為替リスク等々影響を受ける要因も多く、振れる幅の大きいのが特徴です。
私見ですが、ローリスクは数%以下、ミドルリスクは10%前後、ハイリスクは15%以上でしょうか。
ただ、同じ商品でも購入の頻度、時期、組み合わせ等々でリスクの程度は変わります。
ご承知とは思いますが、様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。その為投資では国内外の債券と株式に分散投資をすることで、リターンとリスクをコントロールします。
これは、夫々の資産が持つリスクと、夫々の資産間の相関で、同じ収益率ならリスクが低い組み合わせ、同じリスクならリターンが高いものを選ぶ組み合わせを作るセオリーとして機能しています。
例えば定期預金、日本債券、日本株式、外国債券、外国株式の5資産均等配分は、リターン(3.56%)とリスク(8%)に為るなど、様々なものが工夫できます。私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、年金基金連合会、企業年金連合会、年金積立金管理・運用(独行法)の資産配分、そして各資産クラス別の期待収益率を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
評価・お礼
k20902さん
具体的にどちらがどう適切なのか、まだよくわかりません。すみません。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
おっしゃる通りです。
はじめまして、k20902さん。
マネースミス の吉野です。
リスクのひとつの考え方に、振れ幅というのがあります。
大きくプラスになったりマイナスになったりする事ですが、新興国などはこういった振れ方をする事があるのでハイリスクに分けられると思います。
また、リスクの取り方には単銘柄を購入した場合は、預貯金などがローリスクになるでしょう。
複数で分散投資をされる場合は、おっしゃられているようにローリスクやミドルリスク、ハイリスクの商品を併せて購入されて、元本が減らないものを多めにされてマイナスになるかも分からないハイリスクのものを少なめに買うことで資産全体で考えてミドルリスク投資になります。
日本では、まだまだ投資信託は浸透してないようで、投資=株式投資というイメージがありますが、これから投資を始められるのであれば投資信託を始められてはいかがですか。
中国株でも個人で購入しようとすると情報を得るのに苦労しますが、投資信託で中国やアジアに投資したものを購入すると自分では情報を得なくても機関投資家と言われるプロの投資家が投資会社の情報を入手し、売買を行っています。
>全部がミドルリスクの商品と、ローリスクが大部分ながらハイリスクが少し混ざっているという組み合わせと、どちらがよいのでしょうか?
<
と迷われていますが、投資の基本は分散と認識されて、資産配分された方が良いでしょう。
補足
追記についての返答です。
2つの銘柄が打ち消しあうというのも、リスクの少ないものを多く取り入れることでリスクの高い商品をあわせると損失も少なく済むという事です。
仮にリスクの多い商品を80万円、リスクの低い元本保障で1%の利回りの商品を20万円で投資するとしますと、ローリスクの商品は1年で20万2千円になりますが、仮にハイリスクの商品がマイナス20%になると64万円になり、併せても84万2千円と15万8千円の大きなマイナスになります。
割合が反対ですと、80万8千円と16万円で96万8千円となり3,200円のマイナスで済みます。
逆にプラスになった場合は、リスクが高い商品が多いほどリターンも大きいですよね。
これが試算配分の重要性です。しかし、リスク許容度は人によって違うので、前述の配分でもリターンを期待したいのであればハイリスク商品を多く取り入れるでしょう。
プロはいろんな手法や理論で投資先を決定してますが、やはりプロも百戦錬磨の人はいません。
プロと呼ばれる機関投資家の方たちは投資する企業や国などの情報を自分達の目で確かめながら決定してますが、それは銘柄の利益の為にやっているので、私達のような立場で銘柄を分散するという考え方とは少し違うのではないでしょうか。
評価・お礼
k20902さん
MMFと中国株の投資信託の組み合わせでは分散にならないということでしょうか。資産配分の意味が今ひとつわからないのですが・・・
渡辺 博士
ファイナンシャルプランナー
-
リスクの意味を間違えないで
ファイナンシャルプランナーの渡辺博士です。
ローリスクとかミドルリスクとか、言葉が氾濫しておりますが、リスクの意味はしっかり理解してますか?危険だとか損をするなんて意味にとらえていたら全くダメです。
このあたりが分かってなかったり、うやむやになっている人が多くFPの中にもたくさんいますので注意が必要です。
リスクとリターンについては、ここをご覧下さい。
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/20991
私はライフプランを考えて、その将来の目標のために資産運用を考えるべきと考えますが、とりあえず、k20902さんは安全性を高めたいのか、それとも収益性を高めたいのでしょうか。
安全性を考えるなら中国株なんてもってのほかです。もっと安定した商品にするべきです。
収益性を考えるなら中国株はまあいいでしょう。
いずれにせよ。投機的なお考えならやめた方が無難です。
投資とは長期的に行うものです。長期とは5年や10年はそのままにできるかどうかです。
だから5年10年後の目的に使うのです。
だから今サブプライムショックなどと言われてますが、そんなものに動じなくなるのです。
つまり長期的にやるには収益性を考えなくてはなりません。しかし、新興国は信用が劣るから問題なのです。
中国株と言いますが、どの位中国企業を知ってますか?ほとんどの方が知ってても1〜2社でしょう。そんな状態では無理です。だから投資信託になります。
投資信託は専門家のファンドマネージャーに運用を任せます。できるだけ安定的に運用しますので、バランスを考えた運用をしてくれます。だから優れたバランスファンドを買った方がいいのです。
余裕資金で投機的な取引をするなら中国株もいいでしょう。
しかし、長期的な資産運用として考えるなら中国株ではなく、バランスファンドの方が有利ですよ。
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/21247
評価・お礼
k20902さん
他のFPの方のお答えと重ねて考えると、リスクが高くても長期で分散すればローリスクのような印象を受けますが、中国株も長期で考えたらローリスク、という理解でいいのでしょうか。でも
>新興国は信用が劣るから問題なのです。
長期でもダメなのでしょうか。それに信用が高かったらリスクも減るけどリターンも減ってしまう気が。
ちなみに中国株の投資信託を検討しているのであって、中国株そのものを1社2社選ぶ能力も見識も持ち合わせていません。
長期ならリスクが大きくても大丈夫という意見と、
>バランスファンドの方が有利
という渡辺さまの意見と、同じFPの方でも言うことが微妙にバラバラでとても難しいですね。
(現在のポイント:-pt)
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