対象:住宅設計・構造
回答:6件
換気は重要です
建物の気密性能に関わらず、24時間換気の設備を設置することが義務づけられています。換気無しの住宅を建てることはできません。
ダクト式の場合にダクト内にホコリなどが溜まる、というのはその通りだと思います。これに対しては、ダクトから室内に入るときにフィルターでホコリを防ぐ、という対策が一般的です。ヘパフィルターなど、花粉などの小さな粒子も防ぐフィルターもあるので、それらを設置した上で定期的に洗ったり取り替えたりするのが良いでしょう。
どうしてもダクト内の汚れが気になるのであれば、できるだけダクトを使わないように、外壁に面した壁に給気口を設けるようにレイアウトを工夫するのが良いのでは。
また基本的には、ダクト内の多少の汚れよりも、人の呼気などの汚染空気の方が人体に与える悪影響が大きいと考えられます。換気量を減らすことは一般に考えられている以上に危険なことなので、健康な生活のためには必要なことなんだ、と割り切って考える方がよいと思います。
評価・お礼
ひさひささん
ありがとうございました。ダクト式の方が外気の冷たい(または暑い)空気をそのまま室内に入れないからいいんだというのも読んだ事がありましたが、やはり、空気は自然に流れてほしいです。雪や台風のときだけ換気扇使えばいいですよね。
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ダクトレス
こんにちは
yamayosi | 山下です。
24時間換気においては他の回答に
ございますように''義務''であります。
冷暖房にエネルギーが軽減できるのは
高気密高断熱住宅があります。
おっしゃる通り配管内部掃除できない
のがデメリットです。
*ダクトレスの発想
ダクトレスすなわちダクトを使わず
24時間換気をする事も当初の計画から
行えばGoodではないでしょうか?
計画は可能です。壁際に設備機器を
取付同時吸排気システムがあるので
ダクト不要です。メンテナンスは
装置に取り付けられているフィルター
を適度にお手入れ。
ダクト不要の一例ですが
ご参考になれば幸いです。
yamayosi | 山下
>E-mail info@yamayoshi-office.com
Hp http://www.yamayoshi-office.com
評価・お礼
ひさひささん
なるほどおっしゃるとおりです。ダクトなしにすればいいですね。たまたま会った工務店さんが、ダクト式を採用していたのですっかり考えてしまいました。壁付が一番よさそうです。ありがとうございました。
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ダクトレス第三種換気の注意点
こんにちは 北海道札幌で高断熱高気密住宅を手がけている勇和建設の齋藤です
ダクトレス第3種は、水回りの壁に数台の常時運転の強制排気装置を
各居室に自然給気口を設ける換気手法ですが
安易な取り組みは、十分な全館換気が行われませんので、注意点を申し上げます
ダクトレス第3種の場合、住宅の気密性能が相当レベル高くないと
自然給気口から給気されず
排気装置近くに散在している「隙間」から給気してしまい
結果として、全館換気にならないという事になりかねません
100m2の4LDKの2階建て住宅を想定してみましょう
排気装置は、トイレ・洗面脱衣室の小型パイプファンと
台所の常時換気機能付きレンジフードというのが北海道ではスタンダードです
給気口は、前述のように各居室ですので4室+居間で5ヶ所程度となります
花粉除去フィルター付きの口径100mmの自然給気口を採用したとすると
それ自身の通気能力の目安である換気有効面積が10-15cm2前後です
15cm2の給気口が5個とすると合計75cm2となります
この開口から有効に給気させなくてはなりません
100m2の住宅の気密性能が次世代省エネ基準レベル程度ですと
神奈川県で要求されている気密性能レベルは5cm2/m2ですから
住宅の隙間が500cm2もあることになります
このレベルでは、75cm2の給気口からは全く給気されず、すべて隙間からの給気となり
居室には新鮮空気が供給されないことになります
気密性能レベルが1.0cm2/m2でも100cm2の住宅の隙間がありますから
排気量の40%程度しか自然給気口から入ってこないことになります
隙間相当面積1.0cm2/m2以下の気密性能が確保できれば
ダクトレス第3種も採用できますが
そうでない場合は、ダクト型第3種排気型換気を採用され、水回りだけでなく
各居室でも吸気する設計を選ぶべきと思います
評価・お礼
ひさひささん
ありがとうございました。第3種にもダクトレスとダクト式があるとは気づきませんでした。実家も現在も、吹き込まない限り雨でも雪でも水回りの窓は開けて生活しているので、気密や換気方法で悩むとは思いませんでした。色々勉強して決めていきたいと思います。
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増井 真也
建築家
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利用したいときに利用できるようにしておけば
基本的に、24時間換気というものが義務付けられている以上何らかの換気設備は設けなければなりません。
ダクトを使った換気設備でなくても、外壁に面した換気設備で十分な換気は可能ですし、特に機密性の高い住宅の場合は換気をしたくなることが必ずありますので設置することをお勧めします。
私の経験上機密住宅での体への影響というのにはかなりの個人差があります。低ホルムアルデヒドの建材だけを使用した部屋でも、ビニルクロスの場合と漆喰の場合とでは感じ方がまったく異なるようです。
ある方の場合は、寝室にビニルクロスを使用し、リビングに漆喰を使用しました。引越し後4ヶ月くらいの間その方は寝室では寝ることが出来なかったのですが、その理由としてはやはりシックハウスが考えられます。当然換気設備は設置していたのですが、やはり壁天井が全面的にビニルクロスだったことが原因でしょう。
そういうことを考えると、換気設備を設置することはもちろんですがなるべく仕上げ材料を自然素材にする、しかも給放湿性の高い建材にしていくということが非常に重要だと思います。
評価・お礼
ひさひささん
ありがとうございました。ビニールクロスは絶対貼りたくないです。いっそ何も貼らないで下地のままでもいいかなあと思いますが、家族はそうは思わないようです。換気だけではなく、色々加味して考えなくてはいけないんですね。ありがとうございました。
敷浪 一哉
建築家
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第3種換気なら
ひさひささんこんにちは。
先述の方が書かれたとおり、24時間換気は義務化されています。気密どうこうにかかわらず、導入しなければなりません。
しかし、換気の種類はいろいろとありますので、選択の工夫で解決できるかもしれませんよ。
種類は大まかに3種類
1第一種換気
給気(外から内)、排気(内から外)のどちらも機械で行う換気の種類です。機械の種類としては、ひとつの本体から蛸足のようにダクトで空気を給排するものと、トイレやお風呂の換気扇のように壁に直接取り付けるタイプ(各部屋に配置)があります。行きも帰りもダクトを使用するタイプは、ひさひささんが一番心配されている手法だと思います。
2第二種換気
給気が機械、排気は自然の種類です。機械で室内に空気を入れることで室内を加圧して、排気口から空気を押し出す方法です。これは住宅ではほとんど使用されない手法です。
3第三種換気
給気が自然、排気が機械の方法です。住宅では一番一般的な手法です。機械で排気して室内を減圧します。その圧力差を利用して外気を取り込む方法です。この場合給気側はダクトを使いません。主にフィルター付の給気口が各部屋の壁に設置されます。
ひさひささんのケースの場合、高気密化されますよね?高気密化とは余計な隙間を無くすということですから、建物内外の気圧差をつけやすくなります。ですから、第三種換気でも十分に換気の機能を満たしますよ。ダクトを使用するのは排気側ですから、ひろひろさんが心配される問題は解決できるのではと思います。
補足
高気密化には問題がひとつあります。それは、気密化にこだわりすぎて風通しの悪い家になってしまうことです。家の気密や断熱は、窓が多ければ多いほど不利になります。ですから、性能にこだわりすぎて窓のすくない牢屋のような家になってしまうケースも少なくありません。
しかし、日本には四季があります。寒いときもあれば暖かい季節だってあるのです。
一年中窓を開けずに生活するならよいですが、気候のよいときは窓を開けて外の風を入れたいですし、家の明るさも窓の配置で大きく変わります。
そういういろいろな条件を考慮して、妥協点を見つけ出すことが一番重要ですよ。
評価・お礼
ひさひささん
高気密高断熱にするつもりですが、欲張って窓から光も空気も取り込みたいので、条件を考慮して妥協、ですね。換気法は、お話ですと第3種が自分には合うような気がします。ありがとうございました。
森岡 篤
建築家
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高気密高断熱とパッシブソーラー
ひさひささん、こんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
他の先生の言うとおり、どの家でも24時間換気は法的に義務付けられています。
**典型的高気密高断熱
窓は、壁に比べ断熱性能が下がったり、日射による負荷が大きくなりやすいものです。
典型的な高気密高断熱住宅では、熱負荷の大きい窓は不必要に大きくしないことで、エネルギー消費を防ぎます。
この場合、自然換気(風通し)に期待しないので、必ず機械換気が必要です。
24時間はこのような考え方によるものです。
**パッシブソーラー
一方、南側に大きな開口を空け、半間ほどの庇を付けると、夏は太陽高度が高いので直射が室内に入るのを防ぎ、冬は太陽高度が低くなるので、部屋の奥まで日射を入れることで暖かくします。
反対側にも窓を採ることで、風を通し、自然換気することで、中間期(春、秋)はもちろん、夏もほんの一時期を除き、エアコン無しで快適に過ごすことができます。
このように、太陽や風の自然エネルギーをうまく利用することでエネルギー消費を減らす家を、パッシブソーラーと呼びます。
この場合、少なくとも自然換気をしながら生活する季節は、機械換気は必要ないのですが、それでも24時間換気はつけさせられてしまいます。
私たちは、寒冷地を除き、パッシブソーラーの方向で家をつくっています
ひさひささん
空気の流れる間取り
2008/01/23 16:45早速のご返答ありがとうございました。換気について調べているとき、”窓の配置など、空気の流れる間取りを考える必要がある"というのがあったので、風が抜ける間取りなら換気なくてもいい方法があるのかなと思ったのです。今の住まいは常に洗面脱衣所、トイレ、浴室、台所の窓が薄く開いています。高気密高断熱の家を建てたら閉めて換気扇に任せるのでしょうか。開けていれば換気扇を止めていいのでしょうか。
ひさひささん (神奈川県/34歳/女性)
ひさひささん
パッシブソーラーと気密断熱
2008/01/27 22:37ありがとうございました。空気の流れる間取りとして、パッシブソーラーはよく耳にします。ところで、パッシブソーラーは、高気密高断熱があって成り立つのでしょうか。南に大きく開口をとり、吹き抜けを作らなくても、戸のある階段室を日中は開けておくことで代用はききますか?その階段室は南ではなくても、道路に面した東側でも吹き抜けとして有効ですか?
ひさひささん (神奈川県/34歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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