対象:心の病気・カウンセリング
6年前高校入学直後の入院がキッカケで鬱になりました。好きだった勉強に手がつけられなくなり、自分や相談したいのに話を聞きたくないと言った親をのろって泣くこともよくあり、3年間たびたび「死にたい」と思いましたがなんとか持ち直しました。しかし去年の初めから就職活動がキッカケでまた鬱が出始めました。前と同じようにやりたいことが何もないと思うようになったのです。さらに今まではどんなに死にたいと思っても自傷行為をしたことはなかったのに、衝動的にカッターで手の甲を切り、しかもそれでスッキリしてしまいました。また猛烈に不安になり涙が止まらず、これはまずいと思って初めて病院に行きました。最初の病院は合わず、次に近くの神経内科に行ったら鬱と診断されて薬をもらうことになりました。3ヶ月ほど通い、先生は感じが良かったのですが内科も併設されていてお忙しく、問診の時励ましてくれるだけで、私の方も薬を飲む以外にどうしていいか分からない状態でした。そのうち教育実習があり、薬だけでは解決しないのではないかと思ったこともあり通わなくなりました。その後は不安を紛らわしながら制作だけして今に至ります。今、もうすぐ卒業なのに未だに仕事が決まっていないという現状でまた去年と同じように不安です。今のところ自傷行為などありませんが、今まで根本的な解決方法をとってきた訳ではないのでまたあんな風になるのではと。毎日「やりたいことなんて何も無い」「早く一生が終わればいい」と考えてしまいます。6年間波があって今はひどくなる手前のような気がしますが、日常生活は送れています。この状況をどう考えたらいいのでしょうか?。病院に通って治療を受けるべきなのでしょうか?(こんな波から抜け出したいと思っているのですが病院に行くほどのものなのかとも思ってしまいます)。
peacherryさん ( 東京都 / 女性 / 22歳 )
回答:1件
通院を再開しましょう
就職が決まらず、再び鬱になり「やりたいことなんて何も無い、早く一生が終わればいい」という気持ちになっていらっしゃるとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
現在の生活に困難を生じ、意欲低下・希死念慮を生じていらっしゃる状態ですから「病気」として受診されてよいでしょう。現在の病状は''抑うつ状態、適応障害''に相当するかと思います。
体の病気でしたら「頭が痛い、体が怠い」ということで受診されるわけですから、心の病気においても「不安になる、鬱になる」ということで受診されるのは妥当だと思います。大事なことは症状によりご本人がどの程度の苦痛を覚え(心理的障害)、生活に支障を生じているか(社会的障害)ということです。詳しくは拙著コラム早期発・見早期治療をご一読ください。
と言いましても、健康保険を用いた医療ですから、いたずらに受診を勧めるわけではありません。診療にかかる費用や労力と治療によって得られる利益や効果を十分に比較検討した上でお勧めする次第です。この概念は''「Cost of illness」''といい、疾病による経済的・社会的損失を評価する試みとして、医療政策において研究されています(日本におけるうつ病のcost of illness、佐渡 充洋、慶應義塾大学医学部医療政策管理学教室、日本うつ病学会・第2回学会奨励賞)。
いずれにしても、通院を再開をしましょう。そして卒業や就職へ向けて前向きに取り組めるようになることを期待しております。どうぞお大事にして下さい。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
評価・お礼
peacherryさん
素早く的確なお返事をくださりありがとうございました。母と相談してなるべく早めに伺いたいと思います。
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
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peacherryさん
もう2つお聞きしたいことがあります。
2008/01/22 02:42お忙しい中早々にお返事頂きありがとうございます。私は今まで当たり前の2つのことで再通院をためらっておりました。一つは、自殺を思いとどまって生きてさえいれば生活の中には楽しいこともあり、幸せと感じることもあるということ。そういうとき、そうも感じられないほど悩んでいる方に比べればそう感じられる私の症状など単なる気の落ち込みで、通院するなどおこがましい と思うことです。もう一つは、これも当たり前ですが、心から消えてしまいたい程辛いときは布団から出ることすらつらい為病院に行けず、病院に行けるくらいに回復すれば、何で悩んでいたのかよくわからない・病院に行っても説明するのが難しいほどケロっとしてしまう ということです。しかし、6年前から先生のおっしゃる「希死念慮」が心の底に張り付いたままのような状態ですし、先にも述べました通り根本的解決に向けて今まで長い間何もしてこなかった状態ですし、なによりこの波のある状態から脱するためにとりあえず再度病院に行ってみようと思います。そこで「あなたには薬も通院も必要ない」と言われてしまったら恥ずかしい と今までは考えていましたが、今ならもしそうなっても「心が健康なお墨付きを頂いた」と考えられそうです。
長くなりましたがそこで再度質問です。
1:薬を飲む意外に、波のある状態を繰り返さない為の根本的解決策(治療法)はあるのでしょうか?。
2:神経内科、心療内科、神経科、精神科等、素人目には似たような名称でも役割や治療は違うとどこかで見たのですが、以前行った神経内科は、病状に合っているのでしょうか?(薬以外にカウンセリング等を行ってもらった方がいいのかもしれないと考えています。)
よろしくお願い致します。
peacherryさん (東京都/22歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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