対象:経営コンサルティング
現在、IPOを目指しています。
過去複数のベンチャーキャピタルや証券会社様とお会いさせていただいておりますが、効率を考え事業説明会を開催しようと考えております。
どのような手順でどのように進めればよいのか、アドバイスをお願いいたします。
補足
2008/01/10 17:20ちなみに過去3年間、複数のVCと定期的にミーティングを重ねております。
また、VC様には「説明会を開催する」旨、前もってご説明済みです。
複数のVCより出資の申し出があった場合、どのような段取りで割り当て数や額を決めれば良いのでしょうか?
abbyさん ( 東京都 / 男性 / 43歳 )
回答:2件
ベンチャーキャピタル向け説明会について 一頁
お問合せ有難うございます、ご回答戴きます。
まず前提条件として、基本的な以下の情報について当方では理解しており
ませんで一般的な話をさせて頂きますと
・アクセスの良い貸し会議室会場を予約
・そのお会いされているベンチャーキャピタルの担当者にご案内
・当日、発表
・後日、個別交渉以上の流れとなります。
補足
追記に対するご回答
複数のVCより出資の申し出があった場合、どのような段取りで割り当て
数や額を決めれば良いのでしょうか?
ベンチャーキャピタルの系統(親会社の業種)
担当者の意欲と実績
投資契約の内容
以上を加味されて判断された方が良いと思います。
何日まで出資させないと出資はしませんと言う様な事や、
キャピタリスト自身が作った資本政策以外認めないや
出資した後にコンサルフィーを請求する担当者には
注意が必要です。
併せて、相手任せに資本政策や増資を行うのではなく当社の様な会社に
セカンドオピニオンとして意見を仰ぐほうが賢明と考えます。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
長坂 有浩
経営コンサルタント
-
FAXと電話で案内するのが結果的に効率的です。
はじめまして。
1.まずは、場所の確保です。ホテルの会場や公民館の会議室、少人数なら本社でもいいでしょう。IPO前であれば、あまり豪華なところの必要はなく、コスト優先で考えていいです。
2.日時と場所を確定した後に、各VCや証券会社とコンタクトをとって集客します。
まずは案内状を名刺の担当者宛にFAXで送りましょう。
FAXの内容で必須項目は以下の通りです。
・今回の事業説明会の目的
・日時及び場所
・タイムスケジュール
・貴社出席者
・出欠欄
初めての証券会社やVCにもFAXを送る方法はあります。まずは電話です。代表につながると思いますので、証券会社の場合は「公開担当者様」、VCの場合は「投資担当者様」につないでもらって、趣旨を簡単に説明し、FAXを送りたいのでFAX番号を教えてくださいといえば教えてくれます。
その後は、送った担当者に対してフォローの電話をするといいです。
3.当日までの準備で一番大切なのは、プレゼン資料の作りこみです。最近はプロジェクターでパワーポイントを写しこむのが一般的です。IPO前の会社だと、事業説明は社長が、業績説明はCFOが行うことが多いです。役割分担でリハーサルをされるのをお勧めします。
4.当日は、1Fロビーでの案内係1名、受付係2名、司会1名、質問時のマイク係1名、パワーポイント操作係1名が必要になるかと思います。兼務でもかまいません。しっかりとした対応は来た会社に対してポジティブな印象を与えます。実は結構大事なポイントです。
飲み物は小さいペットボトルや缶コーヒーで十分です。
5.プレゼンがうまくいくと、VCや証券会社は自らコンタクトを取ってきます。後は個別対応でいいと思います。ベタですが、お礼状やメールを打っておくと印象はベストです。
事業説明会の反応次第で、その後のIPOへの準備の充実度が変わってきます。周到に準備をして望んで下さい。
補足
3年もの間、リレーションを構築してこられたのはとてもいいことだと思います。資金調達において担当者と経営者との関係構築はとても重要です。
VCからの出資を受ける場合は資本政策がすべてです。事前に下記の点について会社側として大筋を決めておくのを勧めます。
(1)今回の資金調達総額
(2)資本政策上、悪影響を受けない程度の発行株数
(3)株価
VCの保有する株式は上場後市場に放出される株です。これが多いと、上場時に会社として(もしくは経営者として)放出できる株数が減ってしまい、思うような資金調達ができなかったり経営者に入るキャッシュが減ることになります。上場時に一般投資家に割り当てる株式は全体の3割程度に抑えたいところ。その点はご注意ください。
今回の株式割当が全体の何%になるかによって、VCを何社にするのか、一社何株にするのか変わりますが、一社あたりの持株比率は少なくするのがベターです。とはいえ10数社ものVCを入れると管理が大変になるので、数社で全体の数%になるように組んでみてはいかがでしょうか。
一般的な段取りは以下の通りです。
(1)説明会を開催する。
その際に会社側希望の発行要領(今回の資金調達額、発行株式数、株価、スケジュール(申し込み期間、払い込み期間等)等を提示する。
(2)各VCに興味の有無をヒアリング
(3)追加質問&回答
(4)事前に出資したい金額の希望をヒアリング
(5)割当株数の調整
(6)申し込み
(7)払い込み、株式割り当て
VCの場合、投資委員会が定期的に行われているので、担当者が準備する期間等を考えると、払い込みまで2-3ヶ月程度の期間を見てあげると親切かと思います。
実際には、現状の株主構成や資本政策によって今回の資金調達のスキームは若干変わっていきます。
よろしければいつでもお声かけください。柔軟に対応させていただきます。
http://www.arys.jp
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング