対象:住宅設計・構造
回答:6件
トータルでかかる費用
hawaiさん、はじめまして。
伊藤朱子アトリエの伊藤です。
今現在空き家になっている家をいつ解体したらよいのか、そして、どういう業者に頼んだらいいのか、ということでお悩みのようですね。
解体の費用というのは主に
解体にかかる人数(日数)の費用+ゴミの運搬、処理費
で決まります。
このそれぞれの費用の単価の差、とういうのは解体業者の中でもあると思います。
今回はこの単価はあまり変わらないと考えた場合としましょう。
結論から言えば建て替えをするのであれば、解体から建築完成までトータルでかかる費用は解体を個別に解体業者に頼んでも、建設してもらう業者に頼んでも殆ど変わらないと思います。
もし、若干の差を考えるのであれば、解体業者に個別に頼む方が費用は抑えられるかもしれません。
それは何故かと言えば、解体業者からの見積の上に建設する業者が若干の経費をのせて請求することがあるからです。
この建設業者の経費分の差というのは、十分可能性があります。
ただ、解体業者をhawaiさんが直接頼むことができる、お知り合いだとかそういう方はいらっしゃいますか。
もしいらっしゃらないとなると、誰も何も面識のない業者(人)に頼まなければなりません。
そしてそこから出てくる見積、それぞれの単価などをみて、正当な金額かどうか判断しなければなりません。
建設を頼む業者さんが信頼のできる人であれば、若干の経費を払っても、見積をチェックしてもらうことができます。
また、見積のチェックということであれば、設計事務所に依頼するのが一番安心できるでしょう。
ただし、設計事務所は基本的には設計を依頼され、その設計したものに関しての見積をチェックします。
ですから、建て替えの際、デザインを依頼するという事だけではなく、全体のコストコントロールとう観点からも設計事務所を入れることのメリットがあると思います。
ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
hawaiさん
早速のお返事ありがとうございました。丁寧な回答感謝いたします。特に知り合いの解体業者もいませんので その辺りのお話も参考になりました。設計事務所を入れる重要性もよくわかりました。検討していきたいと思います。ありがとうございました。
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解体は建替える事とセットで考えるのがスムーズですよ
Hawaiさん
はじめまして、建築家の八納(やのう)といいます。
これから建替えを考えられているとのこと。楽しみですね!
さて、ご質問の件ですが、解体だけを単独に考えるのではなく、
新しく住まいを建てる工務店や設計士さんと相談しながら、進めるのが
スムーズですよ。
今回の家づくりを設計士にお願いされるのでしたら、専門家なので
現地をみて解体業者に直接出したほうがいいか?それとも、家を建てて
いただく工務店にお願いするか?を相談されるのがいいでしょう。
解体業者のルートや営業トークには専門家は惑わされませんから、
家造りの設計士や工務店のチームをまずつくることをお薦めしますよ。
このALL ABOUTにも素敵な設計士が沢山いますから、色々
参考にされるといいと思いますよ。
では素敵な家が出来る事を祈っています。
八納啓造 拝
評価・お礼
hawaiさん
早速のお返事ありがとうございました。立て替えとセットでというお話とても参考になりました。家を建てるということに重大さを感じてしまいなかなか先に進みませんが少しずつでも進めていきたいと思います。ありがとうございました。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
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解体工事
注文住宅専門で設計・施工を行っております
yamayosi | 山義 山下でございます。
結論、信頼性ある業者で
監理体制が整っている業者が良いと判断します。
*当社が考える解体工事
建て替えするにあたり、解体工事は重要性が高いと
私は考えております。
何故なら「解体工事に伴う障害」
(重機による騒音、ホコリ、粉塵等)が発生するからです
よって信頼性ある監理のもとで工事を行うのが正しい判断と言えるでしょうね。
単に、お得パック等の文言で安易に工事を行い
近隣対策もおろそかのまま工事を進めたら本末転倒でしょう、、、
のちに住まう訳ですから、近隣対策を計画し被害を出さぬよう
体制を整っているかを確認が必要です。
障害等をふまえ近隣対策を計画し当社は安全に解体工事を行います。
ご参考までに写真を添付します
建物が瓦礫と化すまで相当な粉塵がでます
それをいかに迷惑を掛けないようにするかが
施工レベルの差はあります。
ご参考になれば幸いです。
hp
http://www.yamayoshi-office.com
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解体工事の昔と今
昔の建築物解体工事といえば、重機のアームの先に''クラッシャー''(カニばさみみたいなもの)でカミカミしながら壊したものを、そのままトラック(ダンプ)に積み搬出していました。
現在は、産業廃棄物として処理するため「マニフェスト」契約し、分別も細かく規定されています。
*建設工事に関連ある産業廃棄物
1.紙くず (工作物の新築・改築・除去に伴って生じたもの)
2.木くず (工作物の新築・改築・除去に伴って生じたもの)
3.繊維くず(工作物の新築・改築・除去に伴って生じたもの)
4.ゴムくず
5.金属くず
6.ガラズくず及び陶磁器くず
7.工作物の新築・改築・除去に伴って生じたコンクリート破片等
住宅を解体する際、このようなものを部分的に''手壊しし、分別する手間''がかかります。
また以下のような法律もあるので注意が必要です
*建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律
特定建設資材(コンクリート、鉄筋コンクリート、木材、アスファルトコンクリート)
上記の資材を用いた建築物等に係る''解体工事''等で下記の規模以上のものは届出が必要になります。
''建築物の解体 延べ面積80平米以上のもの''
解体業者を探す際は、見積もり金額だけに惑わされずこのような説明をきちんとできる業者か見極めが大切です。
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 齋藤
補足
hawai様
ご評価ありがとうございます。
業者さんとのやりとりをされる前に、お住まいの役所にご相談されると安心ですね。
都内役所のご参考に
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00009791.html
評価・お礼
hawaiさん
早速のお返事ありがとうございました。解体にこんなに細かい規定があると知りませんでした。びっくりです。監理のもときちんと対応していただくことが後々になって重要なんですね。参考になりました。ありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
終の棲家としての「介護福祉住宅・障がい者住宅・車椅子住宅・高齢者住宅」の考え方をアドバイス致します。
鈴木 克彦
建築家
-
営業トークにご用心
hawaiさん こんにちは。
建て替えには、まず解体をしなければならず、ただ壊すだけなのにこんなにかかるの?とも思うし、音や誇りでご近所には迷惑をかけるし、大変な事がいっぱいですね…。
頑張って下さいね。
さて、ご質問の件ですが、宿泊費を持つとか、建て替え中の仮住まい費用を持つとか、そう言った一見魅力的なオファーは、営業トークと考えた方がよいのではないでしょうか?
建築会社は、ボランティアではではありません。
正当な利益がなければ、建てた後のアフターサービスやメンテナンスも出来ません。
受注のための不自然な値引きや、上記の営業トークは、有る意味危険だと私は考えます。
そう言った甘い言葉で契約を取ろうとするものは、減った分の利益をどこかで挽回したいと必ず考えるわけで、見えない部分で材料や仕様を落とされても、一般の方には分からない場合が多いからです。
建築前に少しでも値引きやお得なプランなどの交渉に躍起になる方は、実際多いです。
しかし、例えば住宅ローンの組み方一つで、生涯の返済額は、何百万もの差が生じます。
でも、住宅ローン選びに真剣に取り組む方は残念ながら少ないです。
これらを総合的に、的確に正直にアドバイスしてくれるパートナー、そこに頼むのがベストだと思います。
やや抽象的な意見かも知れませんが、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
hawaiさん
早々にお返事いただきありがとうございました。鈴木様からのお返事の中で、正当な利益が無ければ建てた後のアフターサービスやメンテは出来ないというお話や 見えない部分で材料仕様を落とされても一般の方には分からない場合が多いというお話 とても参考になりました。営業トークにも気をつけ無ければならないことがよくわかりました。じっくり検討したいと思います。ありがとうございました。
森岡 篤
建築家
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解体工事のリスク
hawaiさん、はじめまして。
パルティータ建築工房の森岡と申します。
解体工事というのは、何も生むわけではないので、できるだけ安いに越したことはないと思いますよね。
この事は良く理解できます。
しかし、解体工事は色々問題を生む可能性のある工事なのです。
解体工事会社が、良心的な会社かどうか判断するのは難しいことです。
マニュフェストといって、解体ゴミを処理したプロセスを記録した書類を提出することを義務付けられているのですが、素人にはマニュフェストが適性かを判断することも難しいでしょう。
解体業者が万一不法投棄をした場合、施主に責任が及ぶ事もあり得ます。
不適切な解体工事による騒音や埃で、近隣からクレームが起こることがあり、ここでも施主の責任が問われるかもしれません。
解体建物の基礎を撤去する時に、荒っぽい工事をすると、地盤を傷めてしまうことがあり、その場合新建物の地耐力に影響がでます。
等々
このように、我々(設計事務所)も解体工事会社に直接工事を依頼することもあるのですが、監理はかなり神経を使います。
解体会社に直接依頼する場合は、このようなリスクがあることを承知しておく必要があります。
新築建物の工事をする工務店については、数千万円の工事を託すわけですから、「信頼性」をかなり吟味するはずです。
工務店経由の解体工事と直接解体工事会社に依頼するのを比べると、工務店経由では経費が乗る分高くなるはずです。
この経費は、上記のリスクを工務店に肩代わりしてもらう、と言うことを意味します。
私の事務所でも、昨年もある新築工事で解体工事があり、解体工事を直接頼むか、工務店経由か迷ったのですが、施主に工務店経由をお勧めし、その方法で行いました。
評価・お礼
hawaiさん
早速のお返事ありがとうございました。一口に解体といっても深い意味があるのだと大変よくわかりました。例えば解体が、新築建設の土台に大きな影響を与える事も知りませんでした。今までは依頼するとしたら解体業者単独は工務店+解体業者セットよりも高値で考えていた私でしたがそうでないということがよくわかりました。ありがとうございました。
hawaiさん
丁寧なご回答
2008/01/09 09:00感謝いたします。貴社の解体に対する姿勢とてもよくわかりました。
古くなってしまったとはいえ、幼い時から住んでいた家がなくなるのは寂しいけれど老朽化には勝てませんよね。
例えば土地売却となったとした時 貴社で解体作業のみ御願いすることはできますか?出きるとしたら具体的にどういった手順で進んでいくのでしょう、教えて下さい。
hawaiさん
(現在のポイント:-pt)
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