対象:年金・社会保険
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個人型確定拠出年金に加入しようか迷っています。
色々情報を集めると所得税率が低いとあまりメリットが無いようなことが書いてあります。
私自身投資信託などで運用しており、主人も企業型確定拠出年金にも加入していますので制度はある程度理解しているつもりです。運用手数料等のみを考えるとお得な気がします。
27歳女
給与収入550+不動産収入(必要経費引いて築15年)150万円
扶養者なし。
定年まで働く予定で、
勤務先は中小企業で企業年金はありませんので、
加入することは可能です。
今後子供ができても主人の方が収入が多いので、扶養控除などは主人の方からですし、
あまり引くものがないし、民間個人年金は戻り率しか表記しておらず、年率がよくないので今から加入するのもどうなのと思っております。
確定申告書類が実家にあり課税所得等が曖昧なのですが、収入面からみて得なのか、専門家の方からみて加入しない方がよいのか教えてください。
よろしくお願いいたします。
りりーさん ( 愛知県 / 女性 / 27歳 )
回答:2件
三つの税制メリットがあります
はじめまして、りりー様。
社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーの牛尾理です。
個人型確定拠出年金には三つの税制メリットがあります。
先ず一つ目は、拠出時、掛け金が全額所得控除の対象になります。りりー様の収入から考えると、所得税税率は5%か10%の微妙なところですが、今は住民税が10%になっていますので、トータルで考えると節税効果は高いです。
二つ目は、運用時、運用益が非課税です。運用益の20%が税金としてひかれる普通の投資に比べて有利です。
三つ目は、給付時、年金として受け取れば雑所得になり、公的年金等控除の対象になります。一時金受け取りの場合は、退職所得控除が適用されます。
ただし、原則60歳にならないと受け取ることはできませんので、用途、時期の決まった資金を得るためにこれで運用というわけにはいきませんので、ご注意ください。
もちろん、収入の多い方の方がメリットは大きいですが、りりー様の収入であれば十分効果はありますので、銀行、証券会社から資料をおとりになり、検討されることをお勧めします。個人型確定拠出年金専用のファンドで運用データも揃っていますが、証券会社の方が運用先は多いです。
私のコラムライフプランに「確定拠出年金の税制メリット 運用益ゼロでも実質利回り10%以上」を4回にわたり掲載していますので、ご覧ください。
評価・お礼
りりーさん
ご回答ありがとうございました。
コラム拝見させていただき、大変勉強になりました。早速資料の請求をいたしました。
他のコラムも大変興味深いものばかりで、考えさせられました。ありがとうございました。
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山中 伸枝
ファイナンシャルプランナー
2
税制優遇は大きいです
りりー様
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です。
老後資金作りの一つとして確定拠出年金はとても有効な手段だと思います。拠出金が所得控除になるという点で、まず大きなメリットです。仮に所得税率10%だとしても、運用で相当額の利益を上げることを考えたら、その有効性はご理解いただけると思います。
またご存知かと思いますが、投資信託を購入する時にかかる販売手数料(0〜3.15%程度)が401kではかかりません。運用中にスイッチング(組入れ運用商品の入れ替え)をした時に利益にかかる税金(預金利息に対して20%、株式投資信託なら10%※平成20年まで)が免除になっています。
受け取るときも年金で受け取れば公的年金控除に、一括で受け取れば退職所得控除になります。これはその他の金融商品ではありえない措置です。
以上のように確定拠出年金制度はとても有利なものです。
問題は、運用の中身。運営管理機関(窓口)をどこにするか、運用商品をどう選ぶかが運命の分かれ道です。また老後資金作りは確かに大きな課題ではありますが、りりーさんにとってそれが全てではありません。あくまでもライフプランの中の一つと位置づけ、その他の生活資金等の手当てもプロのアドバイスを受けながらバランスよく準備されると良いと思います。
評価・お礼
りりーさん
早速のご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。
これから色々と検討してみたいと思います。
(現在のポイント:-pt)
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