対象:心の病気・カウンセリング
主たる精神障害は、気分変調牲障害なのですが、ICDカテゴリーは、F34になっています。どういった病名なのでしょうか?また、不安及び不穏の項目に、強度の不安恐怖感に○が、ついておりました。不穏とは、どういった状態を言うのでしょうか?通院しはじめて、(転院)もふくめて、7.8年の通院と、投薬です。治るものなのでしょうか?また、薬を、減らして行くには、どういったことに気をつけたらよいでしょうか?教えてください。お願いします。
補足
2007/12/07 21:56本日、自立支援、精神通院医療用の、診断書に、記載してありました。デイケアの利用も、主治医より、継続外来治療と、書いてありました。デイケアには、最近、ずっと、行っていないので、行く勇気が、ないと話しました。デイケアに、いっては、疲れて帰ってくるだけだったり、イヤな想いをしてくることも、多く今後も、デイケアを、続けることに、いつも、疑問や躊躇したり、病気にとって、何がよいことなのか、わからなくなってきました。追記ですが、具体的なアドバイスを、お願い致します。
典子さん ( 静岡県 / 女性 / 35歳 )
回答:2件
F34 持続性気分障害
''WHO''(世界保健機構)は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類 ''ICD'' (International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems - 10)において''気分障害''を以下のように分類いたしました。
F30 躁病エピソード
F31 双極性感情障害(躁うつ病)
F32 うつ病エピソード
F33 反復性うつ病性障害
F34 持続性気分障害
F34.0 気分循環症
F34.1 気分変調症
''F34 持続性気分障害''とは、軽度の躁病やうつ病エピソードが2年以上、断続的に継続します。気分循環性障害は、躁とうつの双極を揺れ動き、気分変調性障害はうつのみの単極に留まります。典子様はタイトルと本文に両方の病名が書かれていますが、どちらでしょう?
不穏とは、文字通り、落ち着かず、心が穏やかでない状態をいい、不安・焦燥、易怒・易刺激のような情緒が不安定な精神状態を意味します。
治療は、''抗うつ薬''や''気分安定薬(抗躁薬)''を服薬し、''規則正しく、ストレスを軽減した生活''を送ることが大事です。薬は適量を継続することも必要です。いわゆる「根治」しようとは思わず、病気と上手にお付き合いしていく姿勢が有用かと思います。
規則正しい生活を送るために、''デイケア''はとても有益ですが、具合の悪い時や、対人関係が苦手な方には負担になることもあります。スタッフの方々とよくご相談し、負担のかからない日程・時間で参加されてはいかがでしょう。適度なストレスは心地よさをもたらし、対人関係の技術の向上も得られます。
従って、お薬を続けながら、、毎日、規則正しく、焦らず・急がず、心穏やかに暮らしていかれることを期待しております。どうぞお大事にして下さい。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
補足
規則正しく、ストレスを軽減した生活を送るために、''認知行動療法''をご紹介いたします。
これは、ご自身の日常の生活や行動、そして感情や思考を客観的に観察・記録し、誤りや歪みを発見・修正し、バランスの取れた健全な生活を送るための方法です。
具体的には、''セルフモニタリング、ストレスコーピング、問題解決療法、認知療法''、などからなります。詳しくは、拙著コラム認知行動療法をご一読いただけると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
評価・お礼
典子さん
ご丁寧な、アドバイス、ご教示ありがとうございました。診断書の方には、気分変調性障害で、ICDカテゴリーが、F34だったのです。F34.0とは、記載されていなかったので、持続性のほうで、循環性のほうでは、ないと、わかりました。ありがとうございました。薬がなくなる=完治した。と自己判断していて、薬を減らすことばかりに、頑張りすぎていたようにも思います。現在の薬は、SSRIと、抗不安薬、睡眠薬ですが、量が多いようにも思いまして。また不眠が強く、生活リズムについて、デイケアを、いつも言われておりました。なかなか生活習慣を、改善していくのは、難しいけれど、先生のご回答のように、焦らず、心穏やかに、生活できるように、していきたいです。ありがとうございました。
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
東京・銀座の心療内科・精神科です。夜間・土曜も診療しております。都会で毎日、忙しく過ごされている方々へ、心身の健康をサポートいたします。不眠、不安、うつ病などに関して、お気軽にご相談ください。
茅野 分が提供する商品・サービス
夜間・土日も診療しています
菅野 庸
院長・医師
-
まず診断名は主治医にお尋ねください。
診断名は、診断書に記入する場合とご本人に説明する場合は若干違うことがあります。
それはまったく違うことを伝えるのではなく、ご本人にはより分かりやすい言葉でお伝えすると言うことです。
今回、自立支援用紙に継続治療と書いてあったとのことですが、そのような内容がないと、自立支援の認定がもらえないこともあります。
また、デイケアが苦手と言うのであれば、訪問看護も受けられますので、そういう活動をしているクリニック、病院に行かれてはいかがでしょうか。
無理して嫌なのにデイケアに参加することはありません、むしろ我慢して行くことは治療にマイナスです。
そのこともきちんと主治医に話をして、適切な対応をしてもらってください。
薬を減らすことより、服薬していて安定した毎日が送れるのかが大切です。そのための薬ですから。
外来では、ないと不安なのでということで、少量でも数十年服用している方も当院にいますよ。(当院は開設して48年です)。
薬を減らす場合も、もちろん主治医の指示があってはじめてできるものです。焦らないことです。
評価・お礼
典子さん
主治医からは、気分変調性障害と、聞いております。自立支援法に基づき、上限額が、人によって異なりますよね。わたしの場合は、月額2万円なので、デイケアも、行けば行くほど、たいした治療効果もないのに、損なんです。もちろんそこの病院は、訪問看護事業もやっております。しかし、わたしは、主治医の開業にともない、デイケアのみの利用ですし、訪問看護の指示は、出ていません。患者にとっては、訪問に来られる方が、監視、干渉されているみたいだし、一日どっと疲れる。家のことをやってくれるわけではないし、帰って負担ときいたことがありますし、わたしもその生保の、友人に同感です。いずれにしても、焦らないことが病気には、良いと思うので、そのようにしていきたいと思います。アドバイスをありがとうございました。
(現在のポイント:2pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング