対象:住宅設計・構造
回答:5件
ガルバリューム鋼板の屋根
まぶちさん今晩は。想設計工房の小島です。
僕も、屋根にガルバリューム鋼板を良く使います。
雨の音ですが、鋼板の振動で音を発生しますから、そのすぐ下に音を吸音する材料を置くことが
効果的です。
僕が良く使う材料は、シージングボードと呼ばれるもので、木の繊維をボード状にしたもので、12mmの厚さがあります。これを野地板とガルバリューム鋼板の間に入れると、鋼板の振動を防ぎ、吸音するようになります。多少の断熱性もありますが、基本的に別の方法で断熱はしっかり考えた方がよいと思います。
写真は、野地板の上にシージングボードを引いた所ですが、この上に防水のルーフィングを敷いて、ガルバリューム鋼板を取り付けるようになります。
この家では、外断熱ではありませんが、垂木の間に高性能断熱材を嵌め込むようにして、その上に通気層を取っています。今年の猛暑を経験していますが、効果は十分に出ているようです。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
屋根のつくりかたを検討
まぶちさん、こんにちは。
伊藤朱子アトリエの伊藤と申します。
ガルバニウム鋼板のは本当によく使われる材料の一つです。
私も今まで何度か使用してきました。
勾配天井といってもどのようなつくりになっているのかわかりませんが、
「勾配天井にする」ということはすなわち''小屋裏の空間が少ない''ということになるのだと思います。
小屋裏とは、簡単に言えば''「天井から屋根までの間にできる空間、隙間」''のことです。
勾配天井であった場合、この小屋裏の空間が少ないため、小屋裏換気が出来ない可能性があります。
そうすると、夏は屋根をとおして小屋裏の空気が暖められる、暖まった空気が換気できずこもるために、お部屋が暖められる、暑くなるということがあります。
ですから、断熱材を入れるということと合わせて''小屋裏の換気''を十分に考えて頂いたらいかがでしょうか。
これは屋根の作り方を検討して頂く、ということにもなります。
また、ガルバニウム鋼板でも遮熱塗装を施したものもあります。
こちらを使用することも一つの選択肢でしょう。
防音に関しては、断熱材の厚みによってはそれだけで雨の音は気にならなくなってしまう可能性もありますが、遮音シート、金属屋根の防音材を併用することも考えられます。
ご参考までに。
評価・お礼
まぶちさん
換気の必要性がひしひしと伝わってきました。
換気方法を、話し合いでよく聞いてみたいと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
屋根の防音と断熱について
まぶちさん
はじめまして。これから家づくりがはじまるようですね!
さてご質問の件、提案されたということは工務店からですか?
もし、可能なら追記に提案されている屋根の断面構成を記述してくれると
より具体的にアドバイスが出来ると思いますよ。
さて、屋根の防音と断熱に関してこれまでの経験からですが、ガルバ屋根&
勾配天井特徴として
●雨が降ると、鉄板にあたる雨の音が部屋に響きやすい
●屋根下の通気層を確実にとらないと、夏場の熱でかなり暑くなる
ことが言えます。
屋根の防音に対しては、先の建築家さんが書かれているように、
シージングボードなどの防音措置をすると音がある程度吸収されますが、
私の自邸では、この写真の通気垂木に直接ガルバ屋根を乗せています。
もちろん雨が降ると、かなり音がしますが、自然を感じるという意味では
これもアリかな、と個人的には思っていますが、良かったら、ガルバ屋根の
家に雨の日に訪れるか、住み手のかたに声を聞くのをお薦めします。
ご心配でしたら、防音措置をどうぞ。
それと、もう1つ、屋根の断熱ですが、これはかなり重要です。
この写真のように防水層の上と屋根の間に、熱が動くための通気層を設け
防水層の下の断熱材に極力熱が行かないように考慮します。
そして熱は、UPの写真のように屋根の端部で通気が取れるようにするのが
ベターでしょう。
また屋根の断熱も高断熱のものを採用することをお薦めします。
逆に、そのあたりをどこまで考えているか、を先方に聞くことも重要でしょう。
分からない事がありましたらいつでも質問くださいね。
参考になりましたら
八納啓造 拝
補足
まぶちさん
返事が遅くなりました。
高断熱のもので私がよく使うのは、ネオマフォームとセルロース
ファイバーですね。
セルロースファイバーの場合は、躯体すべての断熱に活用します
が、屋根だけで考えるとネオマフォームという選択肢もあると
思いますよ。
あと、同等の製品も出ていると思いますので先方と話をしてみて
ください。
ただ、先方とのやり取りの雰囲気をみて感じるのは、まぶちさんが
思うほど、先方は断熱や室内環境に意識がない可能性がありますので
しっかりと思いを伝えられるといいと思いますよ。
参考になりましたら。
八納啓造 拝
評価・お礼
まぶちさん
ありがとうございました。
実は回答を頂くのは、2回目です。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
弊社の標準仕様
*まぶちさん@
まずは「雨の音」ですが、屋根材のガルバリウム商品として“遮音シート”が貼られているモノもありますし、板金屋さんに貼ってもらう方法があります。
その遮音シートは結局制震材と呼ばれるもので、音を響きにくくするモノです。
最近ではシンクの裏に貼られており、水栓から出る水の叩きつける音を低減させています。
やりようでは瓦よりも音がしなくなるケースもあるようです。
そして断熱のやり方ですが、効率の良い断熱材を用いることは当然ですが、「天井と屋根の間に外気の流れを作ってあげる」事が重要です。そうでないと熱はもちろん結露の原因にもなりますので注意が必要です。
弊社が勾配天井にする場合は仕上げにもよりますが、室内側から・・・
1:仕上げ材(石膏ボード・羽目板等) ※場合によっては化粧垂木
2:通気垂木(垂木間に断熱材(スタイロフォーム等)) ※写真参照
3:野地板(屋根下地)
4:仕上げ(ガルバリウム・瓦等)
一番重要なのが2です。
垂木の背(高さ)が断熱材の厚みのよりも倍ぐらいにしましょう。
そして軒天(外壁よりも出た屋根の裏側)から通気をします。
この方法は軒天の一般的な仕上げ材として「ケイカル板」と呼ばれるモノがあるのですが、その板を適度な間隔で穴の空いた「有孔ケイカル板」を用いるのです。
もしくは外壁側か屋根の先端と軒天との取り合いに通気用建材を用いてあげること。
詳しくは施工者に尋ねればすぐに返事があると思います。
最後に・・・
きちんと施工してあげれば音も遮熱もおそれることはありませんのでご安心ください!
補足
温度差が生じると発生します!
当然結露して、乾燥できないようであれば腐敗の進行は否めません。
しかも天井にシミができてくるでしょう。
ですので安易にこの施工方法はお勧めできません。
きちんと断熱施工に知識があることを確認してくださいね!
評価・お礼
まぶちさん
ありがとうございました。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
敷浪 一哉
建築家
1
ご自身の感覚で程度を判断してください
まぶちさんこんにちは。
さて、ガルバリウム鋼板の屋根でご検討とのことですが、ご指摘の通り音と断熱は気をつけなければならないところです。
まず音についてですが、まぶちさん自身がどのくらい気にするかというところが重要でしょう。
どんな大雨でもまったく音がしてはならないのか・・・雨の音が聞こえたほうが季節感が感じられていいでしょう・・・とか、実際は自分がどこまで許せないかという判断が大事です。たとえ、完璧な防音を施したところで、大雨のときは屋根から以外(外壁越しや窓越しから)から音が聞こえますからね。屋根だけに固執しないで全体で考えることが重要でしょう。ちなみに防音のための施しをしなくても、断熱材も吸音効果がありますので、断熱材の種類と厚みで、ずいぶん音が違ってきますよ。
次に断熱についてですが、ガルバリウムは金属です。熱の伝わりが早いですので、日が当たればものすごく熱く、日が暮れればものすごく冷えます。瓦のように屋根材自体に断熱効果はまったくありませんので、その下の構造をどうするかということが重要になります。ご予定の断熱材は厚みなどが不明ですが、断熱材以外に通気層(写真1)や遮熱シート(写真2)などで、熱を逃がすことや熱を跳ね返す効果を狙うとよりよいでしょう。
参考になりましたでしょうか?
評価・お礼
まぶちさん
ありがとうございました。
通気層のこと、話し合いで出そうとしていましたが、断熱材を入れたら、高つくから、予算オーバーですね・・・みたいに言われ、二の句が告げませんでした・・・
再チャレンジしてみます。
まぶちさん
ガルバの利点は?
2007/12/08 23:50回答ありがとうございました。
ガルバをよく使われるそうですが、施主さんから、その後どんな感想が聞かれますか?
本当は瓦屋根を希望したのですが、予算の面でガルバを組まれました。瓦以外でお勧めの屋根材は、ガルバ以外なにかありますでしょうか?
まぶちさん (島根県/36歳/女性)
まぶちさん
高断熱の材料には
2007/12/08 23:59高断熱の材料には、どんなものがあげられますか?
今日の話し合いで、断熱をしてもらえるか聞いたときに、予算オーバーになるけど?みたいな感じの話になりました。断熱していただかないと、後々困ったことになるので、今、きちんとしておきたいので、教えていただきたいです。
まぶちさん (島根県/36歳/女性)
まぶちさん
結露って!?
2007/12/09 00:12結露って、ガルバの裏にですか??そんな恐ろしい!!
通気用建材にしみこむとか、そこから腐敗するとか、そういうことはありませんか??
まぶちさん (島根県/36歳/女性)
(現在のポイント:1pt)
このQ&Aに類似したQ&A