屋上庭園の費用は？

具体的な仕様・設定条件が明確にありませんとご説明が難しいところではあります。
また、全て専門家にまかせる場合と日曜ガーデニングの自作で作ってしまおう!という場合ではさらにコストに格段の差があります。


最近では10cm程度の土壌厚さでセダム類はもちろん芝生や草花が植えられるという工法もありますが、住宅で楽しむ屋上庭園であれば種類を選ばず草花・家庭菜園から中木程度まで植栽できる仕様としたいところ。
規模は3X5m、花壇の立ち上がり50cm程度(土壌厚40cm)15平米の花壇規模と設定します。

1.まず、屋上庭園の設置に適する構造の建物かどうか?これが一番肝心!

私は木造建物にも屋上庭園も造っておりますが、最新の特殊軽量植栽土壌(湿潤時比重0.3〜0.4程度)を使用したとしても平米当たり150kg以上の積載荷重を見込んだ屋上であることがが必要。

RC造建物等で無機質系軽量植栽土壌を用いる場合は平米当たり300kg以上の積載荷重を見込んでいればまずまず安心です。

2.土壌囲いの設置約16m￥80,000+耐根シートの敷設+排水装置(最近無くても可の土壌もあるが排水性能向上のため設置)
15平米x8,000円=￥120.000
施工費￥60,000
3.軽量植栽土壌6立米x40,000円/立米=240,000
4.植栽材料/中木2株 下草・季節の草花20パレット ￥80,000
5.中木アンカー支柱+植え込み手間 ￥40,000
6.材料一式運搬・荷揚げ費(レッカー使用)￥70,000
7.雑損料・植え込み副資材 ￥30,000
8.自動灌水装置 一式約 ￥60,000
施工費￥15,000
9.諸経費 約10% ￥79,000
合計 約874,000円 (平米当たり58,266円)

(日曜ガーデニングにて自主施工の場合材料費のみとすると)
材料計 約580,000円(平米当たり38,666円)程度となります。

(概略想定の試算です。現場状況・仕様により差異を生じます。また、新築時に計画を盛り込み一連の工事とするとかなりの合理化が図れると思われます)


(写真は木造住宅と鉄骨造住宅の屋上庭園の作例)