対象:住宅設計・構造
回答:5件
セルロスファイバーはいかがでしょう
ご質問の住宅が木造と言うことを前提として書かせていただきます。もし鉄筋コンクリート造ならば問題なく外断熱工法がよろしいです。
さて、木造の場合は私のブログ[[ http://mtkaz.blog92.fc2.comの2月13日、17日、22日のそれぞれに書いていますが、外断熱にするメリットは余りありません。理由はブログをご覧ください。
となれば内断熱の充填断熱になりますが、施工者のレベルに左右されない確実な断熱材となればセルロースファイバーのような製品を満遍なく吹き付ける方法がお奨めですね。吹き付けであれば小さな隙間も塞いでくれます。
自然素材の観点から見てもこの断熱材はいいようですが、ただこの材料は古い新聞紙などの印刷物を利用していることが多いようですので、そのインクに反応しないかの検査を行ったほうがいいようです。
コスト的には少々高めですが自然素材としては羊毛の断熱材もあります。これは吹き付けではなく間柱の間に入れ込む施工法になりますが、湿気にも強いので内部結露による断熱効果の減衰はほとんど見られない製品です。グラスウールのようにチクチクしませんし湿気をはじきますのでポリフィルムでカバーはされていませんが、なんだか羊毛と聞いただけで暖かそうな気がしますね。
地域柄、外壁の下地には防風シートを取り付けることをお忘れなく。
、、
評価・お礼
みささん
回答ありがとうございました。
ブログのほう読ませていただきました。外断熱と内断熱のメリットとデメリット、とっても分かりやすかったです。コストは抑えたいという気持ちもあり内断熱にしようかと心は傾きつつあります。施工者のレベルに左右されないというセルロースファイバーにも魅力を感じました。
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まずは断熱設計の出来る専門家に相談することです。
みささん、初めまして。建築プロデューサーの佐藤昌史です。
質問を拝見させて頂き、佐藤の1995年ごろを思い出しました。
当時、家づくりの専門家でありながら、佐藤もみささんと同じような感じでした。
専門家が無責任なことを色々なことを言って惑わせている時代ですが、ひとつ言えることは「断熱設計に責任を持てる専門家」を探しだすことが、みささんの求めている答えに近づく一歩です。
そして、断熱設計に対して責任を持てる専門家であれば、みささんは次のように質問するだけで、嘘か本当かを見抜くことが出来ます。
それは「家が完成してから赤外線放射温度計で計測させて頂きますので、もし、断熱設計が失敗していれば責任をとってもらえますか?」と聞くだけです。
この質問に答えられない家づくりの専門家であれば、同じ業界にいながら恥ずかしい話ですが、巷にあふれている「断熱設計が出来ない専門家の証」です。
特に、みささんのお住まいであれば、断熱設計に失敗すれば最悪です。
まずは、「断熱設計」から勉強されてはいかがでしょうか?
みささんの家づくりの知識になれば幸いです。
こちら→ご覧くださいいい家のヒントが見つかるかも♪
補足
断熱設計はとても大切ですが、アトピーなの原因の大元かも知れない「電磁波過敏症」についても、知っておく必要があります。
※佐藤の事例でアトピーが治りましたし、高性能住宅と呼ばれている家では治った事例が多数あります。ただし、自然素材=アトピーが治るのではありません。自然素材がまったく無意味だとは思いませんが、その前に解決しておくことが沢山あります。その結果、自然素材を使うことは、佐藤も有効だと考えております。
断熱設計の失敗を見抜く→ヒントを紹介していますのでご覧ください。
評価・お礼
みささん
回答ありがとうございました。
私にそんな質問できるだろうか?とちょっと弱気です。大切なマイホーム造りなので断熱設計についても佐藤さんのサイトを参考に勉強したいと思います。
やっぱり一番大事なことは信頼できる建築業者を見つけることなんだなぁと思いました。
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確かな方法&断熱と合わせて大切な事
はじめまして。
家づくりになると色々と悩みも増えますよね。
さて、断熱材についてのご質問ですが、一番確かなのは
''「実際に建てた人の声と家を体感させてもらう」''です。
工務店や設計士なら、実際に建てた人の家を紹介してくれるでしょうし、
ハウスメーカーでしたら展示場で体感できるでしょう。
あと知識として知っておいたほうがいいのは、断熱に加えて調湿が
出来るかどうか?です。
''体感温度は温度よりも湿度で決まります。''
除湿機や加湿器に頼らないで、夏場冬場でも40〜60%をある程度
キープできれば家の中は快適でしょう。
私が今までいろんな断熱材を使ってきましたが、セルロースファイバーが
比較的それらの性能を網羅しているようにも思います。私自身自邸にも
活用しています。
ただ、新潟の地域性なども踏まえると、新潟の気候をしっかりと把握して
いる工務店さんで施工してもらう事が重要になると思いますよ。
参考になりましたら。
八納啓造 拝
評価・お礼
みささん
回答ありがとうございました。
調湿出来るかどうかなんて考えもしませんでした。「高気密にすると冬場は乾燥するから加湿器が必要です」と言われ加湿器を使うものだと思ってましたから・・・。アトピーにとって乾燥は大ダメージを受けるので、調湿についてもしっかり考えていきたいです。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
敷浪 一哉
建築家
-
断熱性能よりも気密化が大事
みささんこんにちは。
ここ数年高気密高断熱化が一般化してきて、皆さん力を入れていますよね。
断熱材もさまざまなものがあってどれにすればいいのか迷ってしまうでしょう。
特に、カタログに載っている性能数値はどの材料もあまりかわりがないですからね。
実際断熱をするには、しっかりと密着して隙間から空気が漏れないようにしなければ意味がありません(それが気密ということに繋がるのですが)。
気密のやりやすさで、各材料に差が出てきます。
まず、もっとも手軽に手に入るグラスウールとロックウールは、柱の隙間にグイグイと押し込んで施工します。
押し込むだけですので、隙間が多く残ってしまいます。
それを解消するために、バリアシートというラッピング材で隙間を無くすのですが、この施工が難しいんです。いくらがんばってもスイッチやコンセントや釘穴などから隙間がでてしまうのです。
ポリスチレンボードも同じで、隙間なく張るには高度な技術が必要です。
これらは、建築業者がしっかりとした気密工事を行えるかどうかを確認されて採用したほうがよいでしょう。
補足
それに比べて、現場発泡のウレタン材やセルロースファイバーは、はじめから専門業者の施工になりますので、比較的安定した施工が可能ですし、その場で発泡しながら隙間に入っていきますので、隙間を埋めることも比較的安易にできます。
しかし、これらにも問題があって、ウレタンは発泡してしまった材料には問題がないのですが、原料のイソシアネートは毒です。施工不良で原料が残されていた場合などは、空気汚染の可能性もあります。
セルロースファイバーは新聞紙の再生ですので、一番やさしい材料でしょう。
しかし、新聞のインクに反応してしまう方もいますので、その辺の注意が必要です。
前者の充填系の材料は、気密工事不良から起こる結露→カビ→アトピーに注意。
後者の発泡系の材料は、材料自体に反応してしまわないか注意。
という感じでしょうか。
あとは、価格との見比べですが、ここ最近現場発泡のウレタンは相当価格が下がっています。
セルロースに比べると価格の安さは魅力です。
そういうメリットも踏まえて、僕はウレタンを利用することが多いです。
ちなみに一年前に施工したお施主さんのお子さんがアトピーなのですが、症状は低下しています。
しかし、それは断熱材よりも仕上げ材の影響のほうが大きいかもしれません。
しかし、安易な高断熱化は、より結露しやすい環境をつくりだすことに繋がります(結露は内外部の温度差が大きければ大きいほど起こりやすいから)。
建築会社とよく相談してみるのが良いと思いますよ。
評価・お礼
みささん
回答ありがとうございました。
気密や熱欠損に関して主人がかなり気にしていまして、二人でよく悩んでいます。ウレタンの原料が毒ということがかなり気になりますが、安定した施工とコストダウンになるということで、検討してみたいと思います。
鈴木 克彦
建築家
-
勉強すべし!と言うけれど…
「みさ」さんこんにちは。
断熱材について勉強しだすときりがありませんね(笑)。
実際、本気で勉強し出すと「はまり」ますよ。
外断熱・内断熱?から始まり、何とか係数が0.1高いとか低いとか…。
でも、これは多分家造りの本質ではありません。
大事なのは「構造」ですから。
もちろん断熱はどうでも良いというわけではないので、ちょっと書かせて頂きますと、
業界内でも、どの断熱材が良い・どの工法が良いというのは、泥仕合です。
どちらも自分の工法・材料を正当化し、他者を悪者にします。
しかしながら、きちんとした施工がとられた上では、そんなにビックリするような違いは出ません(って、こんな事書くと語弊がありますが)。
もちろん、5cmの厚さのただのグラスウールと、何重にも断熱した家とでは断熱性や冷暖房の効果に大きな差が出るのは当たり前ですが、お住まいの地域の標準的な断熱と限定すると、きちんとした施工が出来ているか否かの方が遙かに差は大きいと思います。
例えば遮熱タイプの高性能のガラスの樹脂サッシ、等を使っても、同じ面積では、安い断熱材を入れた壁の面積に比べ、遙かに熱が逃げます。
断熱材で、シックハウスを一番考えるなら、問題は材料うんぬんよりもカビです。
安い断熱材でも、きちんとした気密(気密シートというフィルムを張って、テープで目張りします)が出来れば問題はまず無いでしょう。
きちんと施工してくれるか心配だから、施工者によってムラがない○○工法というのは、やや悲しいですね。
そう言った事をきちんと教えてくれる業者、出来れば施工中の現場を見せてくれて、丁寧に説明してくれる業者、そんな業者を捜す事の方が、きっと近道だと思いますよ。
探し方は簡単「現場を見せて頂けませんか?」これだけです。
一度現場を見たが最後、食いついたスッポンのようにしつこい業者には、「余所に決めさせて頂きました。ごめんなさい。」の一言で退散してくれます。
頑張って下さいね!
評価・お礼
みささん
回答ありがとうございました。変な質問してしまいすみませんでした。そうですよね・・・自分たちで決断しなくちゃですよね。
私と主人で意見が真っ二つに分かれてしまい尚更悩んでしまって。頑張ります!!
みささん
選ぶ決め手は?
2007/11/28 22:04回答ありがとうございました。
どの工法が一番なのかどの断熱材が一番なのかが問題ではなく、しっかり施工してくれる業者を選ぶことが出来るかが大事なですよね。
実は2社の工務店に絞ってプランを出してもらうことになってるのですが、1社(外張り断熱を主体とした工務店)は構造体が見える現場をみさせていただき細かい説明もしてもらいました。
もう1社(工法にこだわらない工務店)はちょうど引き渡し後で現場は見れなかったのですが既に住み始めて1年くらいのお宅を見学させていただきました。施主様に話を伺ったところ冬場は少し乾燥するものの家が暖まったらルームヒーター1台で十分と言ってました。
2社とも断熱や気密についてしっかり説明してくれました。しつこく営業をするタイプでもないし正直言ってかなり迷ってます。一番の決め手はなんでしょうか?
みささん (新潟県/26歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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