対象:住宅設計・構造
回答:9件
互いの気配の感じられる空間
天井までの高さはない家具で仕切り、お互いの視線の合わない場所をつくるのが
いいのではないでしょうか。
その上で共有のスペースをもち、完全な個室にならない、お互いの気配を感じられる
空間を作っていくと良いと思います。
''例えば、''
''1.'' クロゼットを背中合わせにつくり、ベットを置くスペース(寝るスペース)は
仕切ってしまう。共有のスペースとして勉強をする場所オープンになっている
''2.'' 勉強をするスペースの間を本棚で仕切り、その他のベットを置いてあるスペースや
その周辺は共有スペースにする
''3.'' 寝るスペースを2段ベットのようにしつらえ、その家具によって部屋を仕切る。
(ベットを中心に緩やかに仕切られた空間になります)
など、仕切り方は様々に考えられます。
たとえ姿が見えなくても、隣にいることをなんとなく感じられる空間を作れれば
「ねえ、おねえちゃん」なんて声をかけることもできます。
''こんな風に、いつでも家族の気配を感じられることができれば安心ですね。''
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そろそろ必要な自立用の空間
こんにちは。
小3と小5というと、9歳と11歳くらいですよね。
一般的に言うと、そろそろ自立するタイミングでもあります。
まずは、親が勝手に判断せずに子供にその意思を確認するのが重要ですね。
それと、これまでコラムなどでも書いてきましたが、''子供室を寝室という''
''位置づけの自立用プライベート空間にするなら、完全に寝室の仕様''として
区切る事も1つの方法です。
そして、いつも姉妹がリビングに集まって家族と和気藹々と出来る場所を
つくることが家族全員で団欒でき、かつその中で姉妹が好きな距離で触れ合う
のに適しているでしょう。
自立を促しながら自発的に距離感を感じる空間づくりが可能になるでしょう。
参考になりましたら。
八納啓造
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- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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引込戸を使うアイディア
野口朝夫建築設計所 野口朝夫です。
小3、小5姉妹の子ども部屋ということですが、この年頃、成長が早く、
それぞれの感性がどんどん変わってゆく時期です。
いつもは仲良くても、時には1人になりたくなったり、また直ぐに一緒に何かをしたくなったりと、
お互いに距離感を図りかねる年頃とでもいいましょうか。
以前、お嬢さん二人のためのスペースを設計しました。
この画像では少し判りにくいのですが、二部屋が大きな引込戸2枚で仕切られています。
普段は開け放して使い、勉強などで一人になりたいときは、戸を引き出して仕切るようになっています。
成長したら戸を固定し壁として使っても良いと考えました。
ベッドはプライバシー?(領域)を確保することを意識して、ロフトとしています。
このように、年齢とともに変化出来る建物の作りというのもあります。
ご参考まで。
http://noguchi-architects.com
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上下でも可能であれば
けんデザインの中谷です。
プライバシーと開放性を両立する方法ですね。
例えば、下の部分は机や本棚といった物でオープンスペース(共有スペース)とし、上部ロフトを完全に分ける方法などもあると思います。
他にはクローゼットなどの収納を真ん中の仕切りとして使い、天井部分は繋げておくなどの方法もあります。(但し、明るさや音も分離しておきたいという場合には前記の様にする方が良いのかもしれません。また、仕切りは転倒等に対しての考慮が必要と思います。)
リフォームなのか、新築なのかで対応も変わってくると思いますが。
ご参考までに。
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部屋は仕切ってもロフトはつなげたままに!
お姉さんが5年生ですと、2〜3年で間仕切ることも十分考えられます。
間仕切った後にもファジーな繋がりを継続できる、たとえば、ロフトを造り、そこだけは間仕切らないといった工夫も有効と思います。これは、数年後のイメージですが、現時点ではやはり一部屋を普段は広々使い、勉強などの時だけフレキシブルに囲める間仕切家具やスクリーンなどが便利と思います。
ご参考まで。
アーキ・ヴォイス 染谷
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敷浪 一哉
建築家
1
こもれるスペースを
子供であっても一人になりたい瞬間はもちろんあります。
だから、部屋の中にひとりになれるスペースがあるとよいでしょう。
共有した部屋の中でひとりになれるなんて、なんだか矛盾した話ですけど、それは視線から逃れるだけで成り立ちます。だから、背中を向けるということも、一つの方法なのです。
子供部屋であれば、机とベッドくらいが対象でしょう。
机やベッドをお互い視界に入らないような配置にするだけでOKではないでしょうか。
建築的な仕掛けとして試みるならば、アルコーブという手法があります。
ただ、部屋づくりによって姉妹仲良くなるかどうかは・・・わかりません。
森岡 篤
建築家
-
将来をシミュレーション
女の子姉妹ということで、きっと現在も今後も仲が良く、お母さんとの仲も良好なことと思います。
しかし、これからほんの数年のうちに、傷つきやすい難しい時期を迎えることとになります。
その時に、姉妹間の距離をどうするか、即ち、子供部屋間の開放度、プライベート度をどうするか、可変にするか、居間などのパブリックエリアとの関係をどうするかを、良く見極めながら、子供部屋を計画したら良いと思います。
もう一つ、今10歳前後ということは、15年もしたら家を出て行ってしまうかもしれない、あるいはパートナーができ、家族が増える可能性もある、つまり、子供部屋として必要な期間というのは、意外に短いものであることも考慮する必要があります。
これらについて、私の以前の投稿記事を参照下さい。
横田 之宏
建築家
1
子供達にもプライベートとパブリックを
2歳違いの姉妹を持つ親として、小学生の間は1つの部屋を共有させることにより、二人の絆を構築するようにしました。姉が中学生になる時を契機に勉強部屋とそてぞれの個室に分けました。決して贅沢にエリアを取るのではなく今まで使っていた部屋を勉強部屋(パブリック)とし、その部屋から屋根裏部屋にそれぞての個室(プライベート)を梯子で上がるようにしました。普段の生活はパブリックで共有し、個々のエリアを持つことにより個性が芽生えてきたような、感じがします。二人とも中学生になり、本当の意味で個性を感じるようになりました。
青木 恵美子
建築家
-
子供の個性を尊重する子育てに基づく家づくりを!
他の建築家の先生方がおっしゃる通り、子供であっても自立を促しつつ、適度に開かれた個室をつくる。可動家具や引き戸などで柔らかく仕切る。ただし、完全に二つにもなるようにドアを二つつけておく。など一般的な考え方が大切だと思います。
しかし、子供を育てた私自身の考え方は。。。。
実は、一昨日''“子供を健やかに成長させる家づくり”''という取材を受けました。
''子供二人(男と女)を育て上げた女性建築家としてのアドバイス'' ということですが、私の経験上、子供は親の立場の発想で固定的に考えない方がいいと思います。(という内容で答えました。)
将来の為に。。とか 自立するように。。。とか 思春期の事を考えて区切る。。とか。。。
いろいろと意見はあると思いますが、私は親がつくる自立ではなく、自立し始めた子供の意見を尊重した方が、本当の意味で子供の自立になると思います。
お子さんは一人一人それぞれの個性で違います。個性を伸ばして上げるのも親です!
その時どうしたいか? パパとママはどう思うか? を家族で話し合って、''その時のその家族の最善の方法を選択する'' のがいいと思いますが。。。
前のコラムに書きましたが、“男の子は青。女の子はピンク” と決めてしまう子育てに基づく家づくりでなく、''子供の個性を真に尊重する子育てに基づく家づくり'' を私はお薦めします。
(現在のポイント:-pt)
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