NPO法人設立の流れ

はじめまして。
雫行政書士法務事務所の近藤です。
早速ですが、ご相談内容につきまして回答をさせていただきます。

【1】NPO法人を設立するには
NPO法人を設立するには、事務所が所在する都道府県知事(2以上の都道府県の場合は内閣総理大臣)の認証を受け、登記をすることにより法人として成立することになります。

【2】NPO法人の設立に必要な要件
NPO法人となるには、次のような要件を満たすことが必要です。
・特定非営利活動を行うことが主たる目的
・営利を目的としない
・10人以上の社員
・社員の資格の得喪に関して不当な条件を付さない
・役員で報酬を受ける者が、役員総数の3分の1以下
・理事3人以上、監事1人以上
・宗教活動や政治活動を主たる目的とするものでない
・特定の公職者又は政党を推薦、支持、反対することを目的とするものでない
・暴力団、暴力団又は暴力団の構成員等の統制の下にある団体でない

【3】NPO法人の設立に必要な書類
NPO法人の設立に必要な書類は、次のものです。
・設立認証申請書
・定款
・役員名簿
・就任承諾書、誓約書の謄本
・役員の住所又は居所を証する書面
・社員10人以上の名簿
・確認書
・設立趣旨書
・設立についての意思の決定を証する議事録の謄本
・設立当初の事業年度及び翌事業年度の事業計画書、収支予算書

【4】設立までの流れ
おおよそ次のような流れになります。
1. 社員、役員の確定
2. 申請書の作成
3. 設立申請
4. 認証
5. 設立登記
6. 設立登記完了後に提出する書類の提出
※ 3〜4までは、4ヶ月以内です。

【参考】定款例は、当事務所の次のページをご覧ください。
http://www.shizukujimusyo.com/gyousei/gyoumu/seturitu/teikan/npo.html

以上が回答になりますが、ご不明な点やご質問がありましたら、ご遠慮なく、もう一度ご相談ください。